Nikon Z 6III発表のティザーからわかること
ニコンがNikon Z 6III発表のティザーを公開しています。動画は短いのですが、その動画から何がわかるのかを見ていきたいと思います。
以下はティザー動画の内容を説明した内容になりますので、上記の実際の動画を見ながら読んでいただくと、より理解が深まると思います。
映像では、野生生物を撮影しているフォトグラファーの姿からスタートします。その後にメッセージが表示されます。このようなメッセージは、それぞれある動画の合間に効果的に挿入されているように見えます。
最初のメッセージは以下のように記述されています。
- シャッターを切る前のあの一瞬まで捉えられたら きっと世界が変わる-。
 
そして鳥が飛び立つシーンが写ります。その後、すぐにシーンが切り替わります。この構成は以下でも同じです。
今度は海辺でモデルを撮影する様子が。そこでは以下のようなメッセージが差し込まれます。
- まぶしい環境下でも 鮮明に見ることができたら もっと良い作品が撮れる-。
 
その後すぐに、ファインダーを除いて撮影をしている写真家の姿が映し出されます。
次に格子状の影があるシーンでスケボーをしている人を、おそらく動画で撮影している人の様子が映し出されます。そのあとすぐに以下のメッセージが表示されます。
- 美しい色のすべてを小さなカメラで表現できたら どんなにワクワクするだろう-。
 
その後、青い空と白い雲を背景に、さきほどまでスケボーをしていた人が映し出されます。
そして、Nikon Z 6IIIのロゴが表示され、動画は終了します。
これは一体何を意味しているのでしょうか?
おそらく、それぞれのシーンと併せてNikon Z 6IIIの特徴を説明しようとしているのだろうと思います。
まず最初の「シャッターを切る前のあの一瞬まで捉えられたら きっと世界が変わる-。」の台詞のあと、鳥が木の枝から飛び立つシーンがありますが、これはプリキャプチャー機能があることを意味しているのだと思います。説明文にも、シャッターを切り取る前のあの一瞬という記述があることから、おそらく間違いないだろうと思いますね。
そして、「まぶしい環境下でも 鮮明に見ることができたら もっと良い作品が撮れる-。」という説明はビューファインダーがあることを説明しようとしているのではないかと思います。ただ、明るすぎて白飛びしかねない状況に関して、何かしらの新しい機能的なアプローチを示唆している可能性があり、単にEVFがあることを宣伝しているわけではない可能性もありそうです。わざわざEVFがあることだけを宣伝することはないように思えます。
最後は「美しい色のすべてを小さなカメラで表現できたら どんなにワクワクするだろう-。」という台詞です。これについてはいろいろな解釈が可能だと思います。先日のNikon Z 6IIIの仕様の噂では、低照度と高ダイナミックレンジに対応したセンサーを採用したという噂がありました。そう考えると、より美しい色を暗い色から明るい色まで、より幅広いダイナミックレンジに対応したセンサーのことを示唆している可能性も考えられそうです。
というわけですが、いよいよNikon Z 6IIIの発表が確実になりましたね。どのようなカメラになるのでしょうか?期待は高まりますね。
- Nikon Z 6IIIは同じクラスで最高のカメラになると予想されている
 - コードネーム N2214
 - 低照度と高ダイナミックレンジに特化した新しい2450万画素裏面照射型センサー
 - 新しいイメージプロセッサ(EXPEED 7?)
 - 6k 6048×4032フルサイズ 12ビット NRAW
 - 4k 60p ProResRAW
 - Full HD 240fps(8ビットクロップ)
 - 新しい高解像度EVF 576万ドット
 - 改良されたバリアングル背面液晶
 - メカシャッター14コマ/秒、電子シャッター20コマ/秒(RAW、14ビット)
 - 静止画 jpeg出力で120コマ/秒
 - 録画時間 37~120分
 - シャッター速度 1/16000
 - メカシャッター、電子シャッター
 - 293/297 AFポイント
 - フォーカスアルゴリズムを刷新(Z 8/Z 9よりも優れる?)
 - ほぼ100%のAFカバー率
 - 7または8段の手振れ補正(Nikon Z fと同じシステム)
 - ピクセルシフト
 - CFExpress+SDメモリカードスロット
 - PSAMダイヤル
 - Nikon Z 6とNikon Z 8のハイブリッドデザイン(Z 6/Z 7より大きいがZ 8より小さい)
 - 再生ボタンはカメラの左上にあるNikon Z 6IIのようなものではなく、Z 8(右下)と同じ場所にある
 - カメラ本体のサイズ、全体のサイズはNikon Z 6IIに似ている。背面液晶のヒンジのため幅が3~5mm長く、厚さが数mm厚い
 - 全体の高さ(EVFの下部)は同じだが、実際のカメラは2~3mm高くなる
 - グリップのボタンのレイアウトとデザインはNikon Z 6IIと同じコマンドダイヤルを除いて、Nikon Z 8に似ている
 - その他のボタン配置はNikon Z 6IIと同じ
 - Nikon Z 6IIIのロゴはNikon Z 8/Z 9と同様に上部にある
 - 前面のZロゴもZ 8に似ているが、Nikon Z 6IIのフォーカスセンサーの下にある
 - Z 6IIIのボディはZ 6IIより全体的に30-40gほど重い
 - Nikon Z 6IIIのボディはZ 8のデザインを踏襲している。Nikon Z 6IIIはミニZ 8で、Z 8はミニZ 9だった
 - USB-C 3.0(スーパースピード)
 - HDMI Aバージョン2.1(フルサイズ)
 - WiFi 2.4/5Ghz、Bluetooth LE接続のサポート
 - Nikon Z 6と比較してエルゴノミクスに優れる
 - 新しい冷却設計
 - 重量700-750g
 - バッテリーEN-EL15
 - MB-N14バッテリーパック
 - オンラインファームアップなど他のニコンのカメラにはないいくつかの新機能
 - 価格はヨーロッパで約3000ユーロ
 - 公式発表は来週(6月10日~12日)
 - 発送は7月中旬に開始される予定
 - 現行のNikon Z 6IIは年末まで生産される予定
 - NX Studioの新バージョンはZ 6IIIをサポートするため近日中にリリースされる
 - Nikon Z 6IIIはボディ単体、24-70mm f/4、24-120mm f/4、および3つ目の未知のレンズキットとして販売される
 
(記事元)ニコンYoutubeアカウント
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コメント
コメント一覧 (0件)
3000ユーロって50万じゃん
売れる訳ないじゃんwww
それなら撃沈する
24-120mmF4付き値段の間違えじゃないの?
プロキャプチャーありで、鳥が撮れるとなると、積層型センサーでは。
高輝度のEVFはZ9譲り? Z9Hも控えているのでしょうか。
なお、価格3000ユーロは付加価値税込でしょう。
また、日本は販売流通経費が欧州よりも安いため、単純に1ユーロ170円換算にはならないはずです。
価格は国内では30万円台でしょう。
Z6Ⅱの初値が24万円だった事を考えれば高くなりましたね。(他社も同様)
恐らく競合機種のR6mkⅡと価格は余り変わらないんじゃないかと思います。
Z6Ⅱの一部のユーザーさんが不満に思っている初動の遅れを解決できていれば
いいですね。
細かい機能の追加よりサクサク動く方が重要でしょう。
私も積層センサーで40万円-50万円だと思います。鳥が飛び立つシーンを売りとするなら、通常センサーでは歪みますので。もちろん読み出し速度の遅いカメラでも高速連写はありますが、決してそこを売りにはしないでしょうから。α9IIベースのセンサーでしょうか。
40万円なら激安で、Z6IIが併売ならラインナップ的にバランス良さそうです。
ついに来ましたね。
性能については分かりませんが、大いに期待したいところです。
Z8のサブ機としてZ50II待ちですが、年内に動きがなければZ6III購入に動くかもしれません。
3000ユーロはそのまま為替レート通りに計算すれば高額ですが、VATを差し引いた分で計算するのが一般的でしょう。EU各国大体18〜20%くらいなのでまあ約40万くらいが定価で実売は35〜6万程度に落ち着くのではないでしょうか?
この価格でプリ撮影機能は十分ありえますが流石にスタックセンサーは厳しいと思いますが…。低コストのセンサーを開発あるいは調達できたのでしょうか。それならばかなり嬉しいですね。他社のミドル機を大きく突き放すのでは?
最後の文言は広いDRと捉えればやはり低画素機の可能性を秘めてますが果たしてどうなるか。あとは筐体についても触れてますから小型の新筐体の可能性大ですね。