フォトキナが2020年開催するカメラ展示会に関する公式プレスリリースを発行した。そして、そこには驚くべきニュースが記載されていた。
我々は新しい分野と古くからの分野のメーカ、例えばキヤノン、CEWE、GoPro、ソニー、パナソニック、コダック、シグマ、タムロン、ツァイス、ハッセルブラッド、Hahnemühle, Arri, Rode Mikrophones, DJI and Insta360”, says Christoph Werner, Vice President of Koelnmesseといったメーカの強力な需要と申し込みに期待している。それはフォトキナへの参加をキャンセルしたライカ、ニコン、オリンパスとは対照的だ。
私はニコンのような巨大なメーカがフォトキナに製品を出品しないことに非常に驚いている。そしてライカのようなドイツの会社がドイツの展示会に参加しないことに、もっと驚いている。
(記事を一部意訳しています)
ニコンがフォトキナに不参加
ニコンが2020年に開催されるフォトキナに参加しない方針であることが明らかになりました。フォトキナはドイツで開催されている世界で最大のカメラ展示会の一つで、ニコンなど日本のカメラメーカは必ずその展示会に参加していました。
フォトキナはもともと隔年の秋に開催されていたのですが、去年からは毎年5月の開催に向けて動いていました。しかし、2018年の秋に開催し、さらに半年後の2019年の5月に開催するのでは期間が短すぎてよくないということで2019年の開催はキャンセルされていました。そこでフォトキナは2020年5月の開催に向けて動いていたわけですが、残念ながらニコンはフォトキナに不参加の方向のようです。さらにオリンパスやライカも不参加ということで驚いているということのようですね。
フォトキナは、古くからのカメラメーカや新しいテクノロジひっさげて参加してくる新しいメーカがたくさん参加しようとしている中で、ニコンやライカといった大きなメーカが参加しないのは非常に残念だとしています。
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様々な憶測が飛び交う
なぜ、そのような世界最大のカメラ展示会にニコンは参加しないのでしょうか?海外では様々な憶測が飛び交っているようです。
まずはタイミングが悪いんじゃないの?という人が結構多いようですね。そもそも日本では2月にCP+というカメラ展示会が毎年開催されています。フォトキナはその3ヶ月後に開催されるわけで、わざわざ3ヶ月後に同じような内容の展示会に参加する必要があるの?という人もいます。ですが2020年はさらにタイミングが悪く、フォトキナの数ヶ月後には東京オリンピックが開催されることになりますので、とても5月にフォトキナに参加している余裕などないのでは?という人もいますね。
さらにこれまで2年に一度の開催だったので、それだけ魅力的な展示会ではあったけれども毎年の開催になって、ニコンはフォトキナに対して魅力を感じなくなってしまったのではないか?という人もいるようです。さらに、ニコンは今年から来年にかけて、かなり多くの機種のカメラをリリースしたり、新しいカメラを開発していく必要があるので展示会に参加するリソースがもったいないのでは?という意見もありました。
ニコンだけでなく、ライカ、オリンパスも不参加ということでかなりのニュースになっているわけですが、ニコンだけでないとすると、フォトキナそのものに何かしらの問題点があった可能性もありそうです。続報を待ちたいところですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
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