キヤノンの新製品について大きな嘘が流れているかもしれない
キヤノンの新レンズに関して大きな嘘が噂として流れているかもしれないと考えている人がいるようです。どのような噂なのでしょうか?
CameraInsiderはCanonRumorsを通じて、来年に14mm f/1.4、24mm f/1.4、28mm f/1.4、35mm f/1.4のLレンズが登場するはずだと伝えている。さらに、これらのレンズは14mmをのぞいてすべてに手振れ補正機能が搭載される予定だという。我々はこれを信じたいが、完全には信じることができない。そして、一部は信じることができて、なぜ一部ではそうではないのか説明しよう。
一部は理にかなっている
キヤノンの戦略はEFレンズで行ったことをミラーレスカメラの世界で模倣することだった。研究開発は、数年間にわたって彼らに成功をもたらしたものに基づいているため、それほど進んでいないように見える。他のメーカを見て欲しい。彼らはすべて、単焦点のラインナップで24mmと35mmレンズを製造している。ここでは、ソニーとライカが大きな存在となっている。ソニーのG MASTERレンズは我々を含む多くの人が羨んでいる。そしてライカのApochromatic SL単焦点レンズは他のメーカが作らないものだ。これらのアイデアは完全に一致している。キヤノンがなぜこれらのレンズを作らないのだろうか?さらに、これらのレンズに手振れ補正機能を搭載する予定なのだそうだ。それが彼らが最新の135mm f/1.8 L単焦点レンズをソニーのものより際立たせた方法だった。
一部はキヤノンのようでない
かつてキヤノンは28mm f/1.8しか製造していなかった。
(中略)
28mm F1.4 L IS USMを製造するのはあまり意味がない。レンズ製造業全体をみても、プレミアムな28mmレンズは市場にそれほど多くはない。
(中略)
しかしキヤノンは本当にそれを成し遂げることができるのだろうか。私はキヤノンならやってくれると信じたいと思っている。はっきり言って、キヤノンは全財産を投入してそのレンズを作る能力を持っていると思う。しかし彼らがそうするとは思わない。
しかし、キヤノンは時にはまったく違うことをするということでも知られている。例えば、彼らは最近、28-120mm f/2.8というレンズを発表した。私はレンズについて迷っているのは、14mm f/1.4 L USMの製造だ。彼らがそのレンズを作ることができるだろうか?もちろん作れる。それでは彼らは実際に作るだろうか?私はこれについて完全には確信することができない。しかし、彼らがそれを作るとしたら、私はそれについて非常に興味がある。
これが一部は大きな嘘だと思うところだ。私は彼らが28mmレンズの製造を優先するとは思えない。そして彼らが14mmレンズを製造するのであれば、キヤノンは代わりにチルトシフトレンズを優先すると思う。
キヤノンに関する大きな嘘が流れているかもしれないとThePhoblographerが伝えています。
これまでキヤノンのレンズに関して、年明けに以下のレンズが登場するのではないかと言われていました。
- RF 14mm f/1.4L USM
- RF 24mm f/1.4L IS USM
- RF 28mm f/1.4L IS USM
- RF 35mm f/1.4L IS USM
しかし、このようなレンズをキヤノンが発売するはずがないというのが上記の意見になるわけですね。
この中のレンズでは24mmと35mmについては、他のメーカが作っているレンズで、それだけ人気のある焦点距離ということでキヤノンが製造しないはずがないとしています。また、このレンズにレンズ内手振れ補正機能を搭載することで、手振れ補正を搭載していないレンズとの差別化になるので、キヤノンがその機能を搭載しても不思議ではないと考えていることがわかります。
一方で14mm f/1.4と28mm f/1.4レンズはあまり多くのメーカに作られていないし、作られる可能性はかなり低いものになるのではないかと考えているようです。仮に作られるとしても優先順位からかなり後になるのではないかと述べています。
このことから、上記の4本のレンズが発売されるというのはウソの情報ではないかと考えているわけですね。
そしてこのレンズの噂は過去にも流れていたという指摘もあります。
この記事では、以下のレンズが発売されるという噂があることを伝えています。
- RF 35mm f/1.2L USM(またはf/1.4)
- RF 24mm f/1.4L USM
- 不明(28mm Lレンズ?)
上記の4本のレンズは、このレンズに14mm f/1.4を追加したもので、あまり信頼性はないのではないか?という指摘がある反面、すでに1年以上前に28mmレンズの噂が流れていたのだから、この4本のレンズの噂は比較的正しいのではという指摘もあるようです。
実際には、どうなるのでしょうか。24mmと35mmについては、恐らく間違いないと思うのですが、14mmと28mmの動向は気になるところですね。
さらにキヤノンの1億画素という超高解像度のカメラの噂について「高解像度版EOS Rはいつ登場するのか 来年の年末に登場する可能性??」にて詳細にお伝えしています。
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(記事元)https://www.thephoblographer.com/2023/11/18/yeah-about-canon-we-think-theres-a-big-lie-going-on/
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コメント
コメント一覧 (1件)
・この噂はCameraInsider発で、CanonRumorsはそれを引用し意見を述べたのみ(順序が逆)
・プレミアムな28単としてはニコンがFマウントで28/1.4を出している(しかも2017年と直近レベル)
・キヤノンが先般発表したのは28-120/2.8ではなく24-105/2.8
こんな短い記事に明確な事実誤認だけで3つ抱えているようなブロガーの分析では何をか言わんや、という感じです。特に2番目、話の根拠自体グラつきますね。
ここ2ヶ月の4本のおかげで、あとの不足は魚眼やティルトシフト、APS-C単、そして広角L単くらい。特殊系はニッチ度が高く、APS-C単は並単ズ(特に28はAPS-Cを強く意識)でひとまず補えています。出ると言われ続けながらも随分経過したのは事実ですが、いよいよ広角L単の番かと……広角は1mmで大きく変わるから刻むことも変ではないですし。