キヤノン RF 400mm f/4 DO IS USMを検討中?
キヤノンがRF 400mm f/4 DO IS USMを発売する可能性があるようです。廉価なレンズの登場でしょうか?
EFマウント時代にニッチながらも愛されていたレンズの一つが、2024年に全く新しいデザインでRFに対応するようだ。そのレンズはRF 400mm f/4 DO IS USMだ。
キヤノンはこれまでに3本のDOブランドレンズを製造しており、すべてがEFマウント用だった。最初のレンズは2001年のEF 400mm f/4 DO IS USMで、2004年にはより手頃な価格のズームレンズEF 70-300mm f/4-5.6 DO IS USMが登場した。2014年には先代のコントラスト問題を改善したEF 400mm f/4 DO IS USMが発売された。キヤノンの過去のEF DOブランドレンズはすべて生産が終了している。キヤノンは再びDOブランドのレンズをRFマウントに登場させると言われており、それはRF 400mm f/4 DO IS USMとして登場する。このレンズは2024年のいつか登場し、キヤノンのDOレンズの設計をさらに改善し続ける予定だ。
数年前、キヤノンはEF 600mm f/4 DO IS USMのプロトタイプを公開したが市場にでることはなかった。600mm DOレンズを計画しているというヒントをいくつか受け取っているが、RF 400mm f/4 DO IS USMが発表される前にも登場しないだろう。
キヤノンがRF 400mm f/4 DO IS USMなどDOレンズを再び発売するかもしれないとCanonRumorsが報じています。
記事によればキヤノンがRF 400mm f/4 DO IS USMを発売するかもしれないという噂があるようです。またこれとは別に600mmのDOレンズも検討しているかもしれないということで、何本かのDOレンズが発売される可能性があるようですね。
このDOレンズとはキヤノンの積層型回折光学素子と呼ばれるもので以下のような特徴があります。
クリアな描写力と小型化を実現 DO※レンズ/積層型回折光学素子
光には、障害物の端を通過するとき、障害物の裏側に回り込む「回折」という性質があります。この現象を利用して光の進路をコントロール。世界で初めて各収差の補正に成功したのがキヤノンのDOレンズです。
DOレンズ
撮影レンズの表面に数mm~数10µmの溝を同心円状につくり、一枚で蛍石レンズと非球面レンズの特性を同時に実現することに成功。通常、レンズを小型化するためにレンズ同士の配置を狭めると色収差が増大します。しかし、DOレンズを組み込むことで色収差を打消し、高画質と小型化を実現しています。
DOレンズには、2積層型、3積層型、そして新開発の密着2層型の3種類があります。
(参照)https://cweb.canon.jp/eos/lineup/technology/lens/index.html
これにより従来の望遠レンズよりも、大幅に小型、軽量化を実現することができるとされていて、より小さな超望遠レンズが可能になります。キヤノンは今後、このようなレンズを投入してくるのでしょうか?
さらにキヤノンのEOS R5 II、EOS R1のイメージセンサーについて「キヤノンはR5 Mark II、R1でグローバルシャッターを搭載しない?? しないの?できないの?」にて詳しくお伝え。
- カメラのキタムラ売れ筋ランキング Nikon Z30が首位 EOS R5 IIが2位で猛追
- サムヤンのRF-Sレンズは正式認可を受けている!? キヤノンのレンズ戦略に変化か?
- EOS R1は報道スポーツ写真に理想的だが少し専門的になりすぎたかもしれない
- キヤノンが24-130mm f/4、24-80mm f/2.8のレンズ特許を出願
- キヤノン R6 III、積層センサーのR7 II、プロ向けRF-Sレンズ2本計画中か
- キヤノンRF50mm F1.4 L VCMの供給不足を告知 通常より時間がかかる可能性
- キヤノン EOS R1のテクノロジを解説する特設ページ公開 クロスAFの技術ほか
- RF70-200mm F2.8 L IS USM Zに白と黒のカラバリが設定された理由が判明
- キヤノンのRF200-500mmはf/4ではなくf/5.6になるという噂が急浮上
- RF35mm F1.4 L VCMは複雑なレンズで賛否両論になるのは明らか
(記事元)https://www.canonrumors.com/canon-will-bring-an-rf-400mm-f-4-do-is-usm-to-the-lineup-in-2024/
Twitterいいねとリツイートのお願い
記事をよんで面白いと思ったら、Twitterでのいいねボタン、リツイートをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (2件)
うーん、これは非常に喜ばしいニュースですね。
EF400mmF4 DO IS Ⅱは解像感が高く隠れた名レンズでした。DOレンズを使ったレンズは逆光時のコントラスト低下がそこまで顕著ではなく比較的オールラウンダーに使えるため評価しています。
しかしこのレンズも今となっては非常に重く大きいため扱い難いレンズです。軽量化へ部材見直ししたとしても、そっくりそのまま出したのではイマイチ訴求力に欠けそうです。Z400mmF4.5のようにF値をやや落としてもコンパクトかつ軽量に振るなど工夫が必要だと思います。個人的にはある程度の重さを許容しても、もう少し焦点距離を伸ばして600mmF5.6 DOが出てくれるのが嬉しいです。
価格(ドルで考えないとダメか)も含めて、ニコンに対抗してくるような感じで出してくるのでしょうか。個人的には600mm F6.3 等から言って、230mm辺り、1200g台は可能だと思っていますが、キャノンがどこまで小型軽量にこだわっているのかわからずです。もう少し大きく重くても、出るに越したこともないような気もしますが。