RF 200-800mmが誰のレンズなのか?
キヤノンが先日発売したRF200-800mm F6.3-9 IS USMは誰もためのレンズなのか、まだ理解できない人がいるそうです。
RF 200-800mmは誰のためのレンズなのだろうか?Youtubeの動画や、雑誌、掲示板でそのような質問を見ることが多い。私は800mm f/11を売却してまでこれを入手するべきだろうか?それは100-500mmと同じように良いレンズなのだろうか?一部の人々はRF 100-500mm f/4.5-7.1と1.4倍のエクステンダを一緒に手に入れるべきかどうかを検討している。
このレンズの予約注文は記録的な数に達しているので、市場は反応しており、人々はこのレンズが誰のためのレンズであるものなのか理解しているようだが、私たちの中にはまだ理解できていない人もいる。Ordinary FilmmakerはRF 200-800mm f/6.3-9 IS USMが800mm f/11の後継レンズであり、その多くの欠点や短所が解消されているという記事を掲載している。一部の人々はそれを精神的な後継レンズと呼ぶかもしれない。
RF 200-800mmとRF 800mm f/11の主な違い
- 200-800mmは固定絞りの代わりにf/6.3から始まる可変絞り値になっている
- 200-800mmは遅いAFに対処する必要がなくUSMのおかげで高速で応答性の良いAFがある
- 画質は800mm f/11よりも大幅に向上している
- 800mm f/11はエクステンダーと一緒に動作するが、200-800mmは800mmでf/18の絞り値となり、f/22ではない。さらにエクステンダーはズーム全体で機能するが、RF 100-500mmでは300-500mmの範囲でしか機能しない
RF200-800mm F6.3-9 IS USMは誰のためのレンズなのか?という疑問を感じている人がいるようです。RF200-800mm F6.3-9 IS USMは800mm f/11を売却してまで手に入れるべきか、100-500mmレンズと同様に性能の良いレンズなのか、エクステンダーを利用すればいいのではないかと様々な要因があるようですね。
最近は低照度のAF性能が高くなったり、エクステンダーの利用による描写性能の低下の幅が少なくなっていたりして、特定の焦点距離で撮影する方法として様々な方法があります。また開放f値が大きく廉価な超望遠レンズというのも発売されていたりするので、これもまた選択肢を広げる要因となっています。
このことはニコンのレンズでも同じことが言えるようで、先日、発表されたZ 600mm f/6.3 VR Sについて、同様の論議が交わされていました。それが以下の記事になります。
この場合も同様に、180-600mmというズームレンズが代替になるといった意見や、400mmに1.4倍のテレコンをつけて560mm相当で利用したほうがいいという意見もあったりします。
今回のキヤノンのレンズも同様に800mm f/11というレンズを使えばいいという意見や、100-500mmとテレコンを使えばいいといった意見があり様々です。
しかし、これは使う人によってレンズの使い方や被写体が異なるため、単純に話し合ってもまとまることはないのかなと思いますね。なので、様々な特定の焦点距離を実現するのに様々な方法があって、多様性があるということでいいのではないかと思いますね。ただ、売れる売れないの問題はありますが、それはメーカ次第なところもあるのでしょうね。レンズはいろいろ難しいですね。
さらに新型コロナがキヤノンのEF-Mマウントの寿命を短くした可能性について「新型コロナがEF-Mマウントのディスコンを早めた可能性??」にて詳しくお伝え。
画角(水平・垂直・対角線) | 10° ~ 2°35′・7° ~ 1°40′・12° ~ 3°05′ |
レンズ構成 | 11群17枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最小絞り | 32(200mm時)、51(800mm時) |
最短撮影距離 | 0.8m(200mm時)、3.3m(800mm時) |
最大撮影倍率 | 0.25倍(200mm時)、0.2倍(800mm時) |
フィルター径 | 95mm |
最大径×長さ | 約φ102.3mm×314.1mm |
質量 | 約2,050g |
MTF曲線
レンズ構成図
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(記事元)https://www.thecamerainsider.com/2023/11/05/canon-rf-200-800mm-f6-3-9-is-it-meant-for-you/
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コメント
コメント一覧 (4件)
面白い記事ですね。これほど分かりやすいレンズは無いと思いますが…。
800mmF11の遅いAF、RF100-500mmのテレコン装着による制限、これらを上手く克服したレンズだという認識です。f値がやや暗いという指摘もキヤノンのミラーレス機においては、ウィークポイントを上手くカバー出来るカメラが揃っています。
Z 600mmF6.3リリースの時もそうでしたが、普段超望遠使わない人にとってはテレコン使うなり、廉価なレンズを使うなり工夫して使うので事は足りるのでは?という認識なのかもしれませんが、その焦点域をメインに据えている人にとっては、これらは全く別の用途に使うレンズでそれぞれに役割があります。これは広角〜標準域のレンズも同様と思うのですが…
またテレコンを躊躇なく使える人は、このような長玉レンズの意義に疑問に感じるかもしれませんが、大口径の単焦点ではなくズームレンズに対してのテレコンはやはりAF性能に多少の劣化は否めないと思います。テレコンを追加購入ってのも初心者〜ミドル層にはハードルが高いでしょうし。
価格は28万7100円のようです(いつもながらのカメラ店からのメール)。人それぞれなので、必要な人は必要なのでしょう。しかし800mmはm4/3も含めてレンズが増えている(テレコン使わずとも)のに対し、考えてみるとソニーが一番手薄? そうならば今後、対応を考えてくるでしょうか? でもまずは個人的には300mm F2.8の大きさ、重さなのですが、情報が漏れてこないですね。
2倍テレコン使用で1600mmになるので天文愛好家で月の満ち欠け、
及び視直径の観測を続けている方々には鏡筒が小さいこともあって
最適かもしれません。
月の大きさはセンサー上で直径約16mmになるのでフルサイズのカメラに
良さそうです。
地上の景色用には800mm、1600mmとなると天候によって大気の揺らぎが
モロに効いてくるので望遠側は写りが悪いと言われそうですね。
晴れた日に900mmを使ってモニターで拡大すると揺らぎがモロに出ます。
CANONの良い所は、ズームの800mmでF9でもAFが正確で爆速なところです。
他社の望遠端はAFが遅くなるので動体では単焦点レンズの選択になります。