キヤノンがいよいよRFマウントを解放か
キヤノンがRFマウントを他社に解放するという噂がでてきているようです。なぜRFマウントを他社に解放する必要があるのでしょうか?
それでは記事をみてみましょう。
ある情報筋が、いくつかのとても興味深いことに、どうやらキヤノンが公式に彼らが拒んでいるマウントをサードパティーレンズメーカに公開し、それは今年の年末に行われるだろうとのべた。そしてこの情報は一つの情報筋からだけのもので、現在はまだ他の情報筋からの確認は取れておらず、100%の確率でこのことが実現するかはわからない。
しかし、私はこの可能性はとても高く、そしてこれが意味するところはキヤノンはついにソニーに追いつこうとしているということだ。
ソニーはとても長い間Eマウントとともにあり、Eマウントのシステムにはとても興味深いレンズが多数ある。キヤノンのRFマウントではオートフォーカスを利用したい場合、現在はキヤノンのネイティブレンズを使用するしかないが、これは変わりつつある。これはキヤノンに有利に働き、シグマや中国のメーカがキヤノンのRFカメラで完全な電子制御ができるレンズを開発されるようになる。これはまたソニーに大きなプレッシャーを掛けることにもなるだろう。
ソニーにも弱点がある。それはファームウェア戦略だ。彼らはカメラの更新に非常に保守的な方法を採用している。これは、彼らが必ず必要なバグ修正を行うことを意味しているが、すでに所有しているカメラに新機能を追加することはほとんどない。その結果、安価なZVカメラやFX30には、ソニーα1や、α7S IIIにはない機能があることもある。これらのカメラのコストを考えると、これはかなり驚くべきことだ。
私も同様に、キヤノンを代表とする競合他社が自身の弱点をなくすことで、中間層の最大のプレイヤーであるソニーもファームウェアの更新に一貫性を持つようになることを期待している。
下記の動画で、キヤノンがRFマウントを解放するのではないか?という主張が述べられています。
この動画によれば、ある情報筋がキヤノンがRFマウントを他のレンズメーカにも公開する可能性があることを検討しているらしいと述べているそうです。
例外はありますが、これまでキヤノンはほとんどのレンズメーカにRFマウントのオートフォーカス用レンズの発売を認めることがなく(例外もあり、一部のメーカからオートフォーカスレンズが発売されていたり、マニュアルフォーカスレンズや、他のレンズを使用するコンバーターについては問題がないようです)、むしろオートフォーカスレンズを発売しようとするメーカに発売しないように働きかけていたのではないかと言われていました。
このあたりについては下記の記事を読んでいただくとわかりやすいと思います。
タムロン、シグマがRFレンズをいよいよ発売?
しかし、この記事によれば、これまでの方針を改めてキヤノンがRFマウントを他のメーカにも公開し、互換レンズの発売を許容するかもしれない可能性があるようです。
その理由としては、記事によれば、キヤノンが本気でソニーに追いつくために、RFマウントを互換メーカにも解放してレンズのラインナップを拡充したほうがプラスになると考えている可能性があるようです。一方で、当たり前ですが、ほぼキヤノンのRFマウント用レンズが一通り揃ったので、隙間を埋めてもらおうという考えもあるのだろうと思いますね。
確かにキヤノンのレンズ戦略については意見が分かれるところで、もっと廉価なレンズを発売してもいいのではないかという意見も多くありました。高価なレンズをキヤノンが独占し、その隙間を埋めるレンズのみサードパーティ製メーカにも許容するということであれば、キヤノンにもメリットがありそうです。
そして、この決定はソニーに圧力を掛けることになるだろうとしています。確かにレンズラインナップに現在のところ秀でているソニーにとっては、マイナス要素になる可能性は高くなると思います。キヤノンがRFマウントを解放するとしたら、いよいよソニーとの全面対決に入るということを意味しているのかもしれません。
さて、この噂は本当なのでしょうか?年内にシグマ、タムロン、中国メーカなどからRFマウント用のオートフォーカスレンズが発売されることがあるのでしょうか?
さらに、キヤノンはRFマウントレンズのラインナップの設定を失敗したのではないかという話について「RFレンズのラインナップは失敗?? 高価で重たいかピントが合わない」にて詳しくお伝え。
キヤノンの最新情報はこちらのまとめリンクから
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コメント
コメント一覧 (5件)
ついに解放するのでしょうか。
タムロンはわかりませんがシグマは積極的にRFに出すようになるような気がしますね。
そうなるとシェア争いが激化しそうですね。
かなり妄想の入った動画ですね。
キヤノンは互換レンズを作るのはかまいませんよ、但し特許を侵害しない事と
お手伝いもしませんよが公式の見解だったはずです。
ただ問題はキヤノンのRFレンズのプロトコルが高度すぎてレンズメーカー
が互換レンズを作る事ができないというものでした。
キヤノンは妨害などしていないはずです。
結論はレンズメーカーの技術供与の要望に関してどうするのかですね。
キヤノンとしては勝手に作ってくれ但しお手伝いも妨害もしないよと
思っているでしょう。
最近の世界シェアではキヤノンが半分近くを占めているのでソニーに
追いつくなど考えてもいないように思えます。
興味深い流れですね。
シグマの立場だとマウント口径から L, RF, Z マウントに最適化して E を除外した小型レンズを出してくることもありそうですね。
ソニーのカメラは使ったことが無いので知りませんでしたがファームウェアの更新という弱点があるんですね。
面白い情報が聞けました。
CanonX50さんも仰っていますが、まず「公式に妨害している」が間違いですよね。VILTROXなどの件はリバースエンジニアリングによる特許侵害が理由で、これを「妨害」と呼ぶのはおかしな話でしょう。まぁここはサード待望派とそれ以外とで事象への認識違いがあるのかも。
で、サード参入はCRが散々言っては外してきた話ですが、SARの情報筋なら割と信頼は置けるかもしれませんね。一定の条件とライセンス料によって許可を出すことはあり得る、というより実際に行っていますし。
まぁ、参入したとて私は既存ラインナップに欲しいレンズは無いですが……ミラーレス版18-400mmが欲しいのですが、マクロや画質を優先したのか18-300mmにしちゃったんですよね、タムロン。