キヤノンのホットシューが緩む問題
キヤノンのホットシューが外れてしまう。そんな問題が発生しているようです。しかも、それだけではなく他にも問題がでてきているようですね。
それでは記事をみてみましょう。
キヤノン R5、R6、R6 Mark IIなどのキヤノンのEOS Rシリーズは優れたミラーレスカメラであり、それぞれの価格帯で最高の製品と競合している。しかし、キヤノンが2018年に初のフルサイズミラーレスカメラのEOS Rを発売して以来、ユーザは常にホットシューが緩むという不満の声を上げている。
(中略)
カメラを修理に出さずに問題を解決する方法として、何千回も再生されている動画が複数あるが、保証対象外だったりキヤノンのCPSプログラムに登録していないと高額な費用がかかる可能性がある。
(中略)
なぜ人々はR5やR6のカメラを分解して緩んだホットシューのネジを締めなければならないのだろうか。キヤノンはホットシューを機能性と性能の面で改善しているが、EOS Rに移行する際に、キヤノンは基本的な設計の変更を行った。キヤノンはネジ止めをカメラ上側からカメラ内部の下側に移動させた。
以前はホットシューが緩んでも、簡単な工具で自分でネジを締めることができた、カメラを壊したり保証対象外にするリスクも最小限にすることができたが、最近のキヤノンのカメラではそれができないようになっている。
(中略)
John Winters氏によって2021年に始められたChange.orgでの嘆願には1500人以上の署名が集まっている。John Winters氏は「キヤノンは少なくともR5、R6のカメラでホットシューのデザインを変更した。非常に短い期間(購入日から18ヶ月以内)でホットシューがとても緩くなり、取り付けたフラッシュが揺れ、ホットシューとの接触が緩み、最終的にはカメラの本体から完全に脱落してしまう」と書いている。そして「私たち写真コミュニティは、この問題についての経験を、ここ数ヶ月共有しており、これは製品の欠陥であり対処すべきだと考えている」と続けた。
(後略)
1年未満で外れてしまう例も
記事によれば、キヤノンのEOS Rシリーズにはホットシューが外れてしまうという問題が発生するという報告がでているようです。しかし、他のメーカのカメラはどうなるか不明ですが、長期間使用するとホットシューが緩くなってしまう問題は特に珍しい問題ではなかったようです。
ホットシューが外れてしまうという問題は結構大変な問題だと思います。しかし、なぜこれまで問題にならなかったのかというと、これまでのカメラはホットシューが緩んだ場合、工具を使って自分で簡単にネジを締めることができたからなのだそうです。
しかし、EOS Rシリーズになり、ホットシューは上側からネジ止めされているのではなく、本体内部の下側からネジ止めする仕組みになり、これにより自分で閉めることができなくなってしまたため、問題が大きくなってしまっているようです。
中には、自分でネジ止めするためにカメラを分解してネジ止めしている人もいるようです。しかし、内部のフラットケーブルを断線させてしまったりと様々なトラブルが発生したという事例もあるようなので決して無理はしないほうがよさそうです。
またキヤノンの対応ですが、わりと対応はまちまちのようで、ショップが無料で問題を解決してくれた人もいれば、保証期間内にもかかわらず450ドル支払ったという人もいるようです。少なくとも保証期間外に緩んだ場合には、約400ドルは確実にかかるらしいので、ホットシューが緩んでしまった人にとっては痛い出費になりそうですね。
さらにキヤノンに関する情報
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(記事元)https://petapixel.com/2023/07/21/canon-has-a-hot-shoe-problem/
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コメント
コメント一覧 (3件)
一眼レフですがキヤノンのホットシュー周りの構造は手持ちの他社比で非常に
良い設計で無理な取り外しをしてもモーメントが大きくなりにくい構造をしています。
それでもホットシュー近くではなく離れた位置を掴んで着脱をすれば無理かもしれません。
純正以外の製品を取り付けることもあるでしょうから無理が掛かる事もあるかもしれません。
ちなみに国内で同様の問題があったユーザーのブログでは見積もり¥31,680〜¥60,060で
実費用は6、050円だったそうです。
尚、ホットシューに取り付けている使用機器は中華製とのこと。
フラッシュは頻繁に脱着するので、撮影時に外れてしまうとフラッシュが使えなくなり致命的になります。幸いまだどのEOSカメラも大丈夫ですが。
ホットシューの緩みはネットで検索しても他のメーカーでは出てこないので、キヤノン特有で一眼レフ時代からある不具合みたいですね。
一眼レフの場合はホットシューの化粧プレートが抜け止めになっていてネジが緩んでもホットシューの脱落までには至らなかったようですが、ミラーレスには抜け止めの配慮がないので、ネジの緩みが生じると最終的にストロボごとホットシューがもげてしまうようです。
一眼レフはネジが緩んでも抜けないフェイルセーフ設計だったのに、なぜ内側からネジ止めする設計に改悪したのか、ちょっと解せません。