DX 12-28mm f/3.5-5.6発表
ニコンがVlog向けのNIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRを正式発表しました。このレンズはパワーズームで、ズームの移動量を均一にできるため動画にぴったりのレンズとなっています。さらにコントロールリングも実装し、フォーカス、絞り値、露出補正、ISO感度も設定できる便利なレンズとなっています。
というわけで、Z 30にぴったりなレンズの発売となりました。しかし、そこで気になるのは、これまで噂になっていたNikon Z 8と、Z 200-600mmレンズの動向です。
このNIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRの公式発表を知った人のなかには、NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRだけしか発表されなかったことに関して驚いた人もいるのではないでしょうか?
筆者もその一人です。というのも、Nikon Z 8やZ 200-600mmレンズの発表が間近なのであれば同時に発表すれば、さらに公式発表のインパクトを高めることができると考えたからです。
もし、今後すぐにZ 8と200-600mmズームレンズが発表されるとして、なぜいまNIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRが発表されたのでしょうか?なぜ同時の発表ではなかったのでしょうか?
その可能性について当サイトのいつもの”妄想”してみたいと思います。
Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRのみが発表された理由
それでは、なぜNIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRだけが先に発表されたのか、その理由や、NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRの正式発表や発売日からわかるだろう、Z 8、200-600mmレンズの発表日について妄想してみたいと思います。
妄想その1 Z 8の発表はかなり後になる
まず最初の可能性はNikon Z 8、Z 200-600mmレンズの公式発表は、いまからかなり後になる可能性です。つまりすぐに発表されるわけではなく、例えば、4月以降、5月、6月、ひょっとしたら8月になる可能性があるという可能性です。
例えば、ほんの数ヶ月、1ヶ月か2ヶ月ぐらいの発売日の差であれば、発売予定日を違う日付として同日に公式発表しても問題ないと思いませんか?しかし、NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRと一緒に発表できなかったことを考えると、実は今からもっと後に発表される可能性が高いのではと想像することができます。
そうすると期待されているZ 8やZ 200-600mmは、今からかなり後に発表される可能性もありそうです。
妄想その2 ティザーの期間を設定したい
注目を集める製品の場合、顧客の欲求を喚起するためにティザー広告が用いられることが多いです。恐らく、ニコンもNikon Z 9とほぼ同等の性能があると言われているNikon Z 8の公式発表の前にティザーを用意するはずです。
そのためNIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRとは同時に開発発表することはできないと考えた可能性があるかもしれません。そのため、NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRを最初に発表しておき、そしてある時にNikon Z 8のティザー広告を掲載→開発発表→正式発表→発売という流れを踏みたかったのかもしれません。
妄想その3 Z 30のためにパワーズームを投入したかった
ニコンは2022年にAPS-Cセンサーの動画撮影用のレンズ交換式ミラーレスであるNikon Z 30を発売しました。しかし、APS-C用のレンズで超広角レンズが発売されていませんでした。Vlogのためには超広角レンズが必要と言われています。
しかし、このようなレンズがなかったことがZ 30の販売数の足かせになっていた側面はあると思います。そのため、まずZ 30のマーケティングの関係上、Nikon Z 8やZ 200-600mmズームの発表と切り離してでも、NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRを先に発表しておきたかったという可能性もあるのかもしれません。
妄想その4 Z 8発表のインパクトを強調したい
前述の妄想と矛盾する内容になりますが、すべての製品を同時発表して、それぞれの製品のインパクトを薄めるよりも、別々に発表することでインパクトを高めたいという可能性があるかもしれません。
例えば、3製品を同時に発表するとニコンから3製品が発表されたということで、メディアにはそれぞれの製品が紹介されることになります。そうすると1製品あたりの注目度は下がる可能性があります。そこで、NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRを先に発表して、メディアで報道してもらえば、後に発表したときにZ 8と200-600mmズームのみが取り上げられることになります。それだけ製品ごとの注目度を高めることができるので、わざと別々に発表している可能性もあるのかなと”妄想”しています。
可能性が高いと思われること
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRは5月19日の発売という予定になっています。ということは、最低でも、本日以降に発表される製品は5月19日以降になる可能性は高いと思います。つまり、Nikon Z 8や200-600mmズームが発売されるのは、少なくとも5月19日以降になる可能性がたかいのではないのかな?と思いますね。
そして、NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRが発表されても、ニコンのレンズロードマップは変更されておらず、1月5日のままです(記事執筆時点)。
通常はレンズ発表とともにレンズロードマップも更新されると思います。しかし、今回が特例かどうか把握していないのでわかりませんが、まだ更新されていません。ひょっとしたら、この後すぐに200-600mmレンズが(開発)発表されるので、更新せずに放置している可能性もあるのではないかなどと、妄想しています。
さて、少なくとも当時発表はなかったことで、少なくとも発表の間隔が開く可能性が高いとは思うのですが、どうなるでしょうか?むしろ、Z 8のティザー広告の発表が近いということの前触れを表しているのでしょうか?
数週間以内に発表という噂があるだけに、どのような形でいつ発表になるのか気になりますね。
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コメント
コメント一覧 (8件)
近いだろうとは思っていましたが、唐突なPZレンズ発表には驚きました。
100-400の受注が再開しましたし、レンズについては明るい話題が続きますね。
理由としては妄想3かな?と思います。
Vlog用としてPZレンズは必需品ですからね。
もっと早く、できればCP+のタイミングで出したかったのが本音だと思います。
Z8とZ200(180?)-600は…どうなんでしょうか?
影(スペック)も形(形状)もあやふやなこの2つは無事に日の目を見れればそれで充分な気すらしてきています(笑)
Z8は懐疑的な感じなので存在しないかも知れませんね。
多くの方がZ8は開発されていて発表されると言っていますが
実はZ8は幻だったなんて事もあるかもしれません。
時期的に次のパリオリンピック開催があと一年と少しなので
Z9mkⅡの開発を急ぐ必要がありそうです。
当方はNRの言うことをある程度信用する以外ないわけで、かつニコンにも事情があるのでしょうが、本当にどうなっている?とは感じてしまいますね。まあ勝手なことを言っているだけで(買えないでしょうし)、Z7後継機が6000万画素越えであろうとも、メカシャッターレスのリトルZ9であるZ8の方が、仕様でどのように攻めてくるかは興味あり(高画素はすでに言うほどの訴求力はないと考えている)でしかないわけで。。。
妄想3が主で妄想4も含む、くらいかなと想像します。Vlog機には広角寄りのPZレンズがほぼ必須ですし、むしろZ30と同時発表・キットレンズ化するべきだったレンズでしょう。……Z30とのキットは発表されていないようですが。
Z8や200-600と分けたとするなら、注目度を高める意味では合ってる気がしますが……Z8が幻覚だとは考えたくないものですね。
CanonX50さんが仰るZ9IIはまだ出ない気がします。フラッグシップ機を2年そこそこで旧式にするとは流石に……プロからの反発が凄そうで、せっかくの名機の晩節を早期到来させた上で汚すことになりそうで。まだファームアップの余地は結構あるような?
キヤノンは間違いなくR1を出しますが、”初のRFフラッグシップ”ですからR3に構う必要はないでしょう。ソニーもAIチップなど載せたα1IIを出してきそうですが、こちらは五輪周期ならジャストタイミングですね。
路傍のカメラ好きさん
おはようございます。
ニコンの場合、以前はフラグシップ機は4年毎、マイナーなアップグレード機は
発売2年後でしたので発売されそうな気もするのですが如何でしょう?
メカシャッターレスにしたことでハードの制約は少なくなった事からファームアップ
のみで対応する可能性も考えられますが面白味に欠けますね。
まぁ買わない外野なので好き勝手な事は言いますが。
Z200-600mmの方はロードマップにも載ってますし、最近有力なリーカーからの噂もありましたから近いうちに出ると予想します。
Z8は出る前提の議論になってますが、ほとんどが不確かな情報筋ですし、個人的には懐疑的な見方です。現在分かっているスペックもZ9の完全な下位互換ですし、差別化できる点も少ないですから、新たにラインナップする必要性を感じません。
どちらかといえば、D500の後継にあたるAPS-Cのミラーレス旗艦機かあるいは、別の人の意見にもありますが、五輪も控えてますし、まだ大手他社の旗艦機からは見劣りするAF性能をさらに進化させたZ9の後継が必要かと思われます。
近いうちにEOS R5クラスの製品が出るのは、間違いないでしょう。
あともう1機種、隠し玉があるのではと思っています。
過去にも、D5と一緒にD500が出ましたが、D750やZ fcも突然登場しました。
Z 6Ⅲか、APS-Cのミドル・ハイエンドか、Z fか。
今はZ fはないと思いますが、何かもう1機種、隠されているのでは。
開発費の少ないニコンが利益の最大化が期待できるミニZ9を出さない理由は無いと思います。
Z6/7のIII型ではないサプライズフルサイズ機が秋に登場とのことなので、少なくともそれまでには出るでしょう。