X-H2とX-H2Sが揃った富士フイルム
富士フイルムがX-H2とX-H2Sを発表しています。X-H2とX-H2Sはどちらがフラッグシップで、そしてどのように選択すればいいのでしょうか?そんな記事がありましたので紹介したいと思います。
それでは記事をみてみましょう。
FUJIFILM X-H2は、高画素を意味する“HR”を名に付した「X-Trans CMOS 5 HR」センサーを搭載するミラーレスカメラ。“高速フラッグシップ”モデルの「X-H2S」と同じく、第5世代となる新開発センサーだが、X-H2は有効約4,020万画素の“高画素フラッグシップ”に位置づけられる(X-H2Sは有効約2,616万画素)。店頭予想価格(税込)はボディ単体が26万円前後、「XF16-80mmF4 R OIS WR」のレンズキットが33万円前後。
ボディデザインはX-H2Sとすべて同じ。各種ボタンの素材からグリップの形状までを踏襲し、両フラッグシップ機の“使い心地”を統一した(同社はダブルフラッグシップと表現)。そのうえで、ユーザーには“高速”か、もしくは“高画素”かを選択してほしいという。外観上の両機の違いは、前面および背面のロゴ部分のみとなっている。
デジカメWatch
詳細なレビューがありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
記事によれば、X-H2とX-H2Sはどちらてもフラッグシップモデルであるとしています。X-H2は高画素フラッグシップ、X-H2Sは高速フラッグシップという位置づけで”ダブルフラッグシップ”と表現しているようですね。
さらに、どちらのカメラを利用しても使い心地に変化がないよう、ボタンやダイヤル、カメラの形状などは両機種でまったく同じになっているとしています。そして、高速連写ならX-H2Sを、高画素ならX-H2を選択して欲しいとしています。これでX-H2SのSが恐らくspeedのsであるらしいことがわかりました。
異なるAF性能
富士フイルムによれば、それぞれの機種で微妙にAF性能が異なることが示されています。
富士フイルムによれば、X-H2とX-H2Sでは、このようなAF性能の違いがあるとしています(画像タップで拡大します)。
この違いは、X-H2Sが積層型のセンサーを採用していることで、センサーからの読み出し速度がはやく、より被写体を短時間でスキャンすることができるので、動体に強くなっているのだと思います。そして、X-H2のほうは画素数が増え、像面位相差センサーの数も増えていることが、よりポートレートや風景などでより正確なAFが実現できているのだと思いますね。
一般的にはフラッグシップモデルというと、そのメーカの顔となる機種で、おおむね1台だけが設定されていますが、こういうまったく同じ筐体でセンサーが異なるダブルフラッグシップという概念は面白いですね。なかなかいいアイデアだと思いますし、どちらも性格は異なりますが優れた機種なので、どちらかにフラッグシップモデルと名付けることはできなかってのではないのかなと思います。
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コメント
コメント一覧 (3件)
かつて、キヤノンのフラグシップの1Dシリーズで同じことが行われてました。
1Dが高速連写低画素。
1Dsが低速連写高画素。
sこそ逆ですが、全く同じこと。
ですので面白いアイデアでも何でもないと思います。
ただしキヤノンは1DXでこの2つを統合してしまいましたが…
個人的にはX-H2SよりX-H2ですかね。連写速度も十分ですし、価格も比較して安い。Sがついていない点からも、フジとしてもH2の方がより基本とも考えてもいるのでしょうか。どのような売れ行きとなるか? 怒られそうですが、場合によっては片方がE-M1Xの二の舞にならないのかと、あらぬ心配をしてしまいますが。しかしX-T5も4000万画素で出るんですよね。。。。よりお安くてですが、いくらになるんだろう? これまた選択が難しそうに。。。個人的には操作性でH2となりそうですが。でも大きさ重さもどうでしょうかね。
4000万画素も今後、どのような影響を与えるのでしょうか。1.29クロップでも2400万画素で、1.4テレコンでも2000万画素のようですので、これも確かに使いようによっては便利か、と思ってしまいます。しかし画素ピッチは計算上3.0となり、レンズ交換型ではやはり最小部類? iPhoneが画素ピッチ2.4越えと迫ってきていますし。しかしiPhoneはやはり基本1200万画素のようで(新型出ましたが)、比較他種々考えるのは難しそうです。
X-H2Sを使用中ですが、X-H2も予約しました。SONYで言うなら、α9とα7Rの2台持ち的な使い分けができると思います。本格動画は撮らないので動画での悩みは無いのですが、SONYの場合は高感度耐性がα9の方が良いですが、α7Rをα9の画像サイズに縮小すると同等以上になるので、単純に動体はα9という使い方でした。
普段使いではX-H2SもX-H2もどちらを持ち出しても同じというのはありますが、動体撮影はX-H2Sを、風景等画素数欲しい時はX-H2になると思います。野鳥撮影の時は悩ましいですね。停まっている鳥だけならX-H2ですが、飛翔も合わせて撮るならα1かZ9という選択になりますね。
X-H2はフルサイズで9000万画素相当になるので、APS-C最大の望遠効果となり、かつ高感度耐性も素晴らしいですが、その上があってGH6は1億画素相当で高感度耐性も悪くないです。センサーの高感度性能が頭打ちと言われてきましたが、画像処理エンジンの能力も手伝って少し上に伸びた感じですね。