X-T5の噂に関する考察
X-H2とX-T5の噂があって、富士フイルムの新製品について、様々な考察がされているようです。今回は、その中から面白かった記事を引用してみます。
どのようなことを考察しているのでしょうか?それではみてみます。
前回のXサミットで、富士フイルムは4000万画素のAPS-Cカメラに取り組んでいることを認めた。そして、次のXサミットは9月だ。従って、キヤノンからトップの座を奪う、まったく新しい高解像度のAPS-Cミラーレスが予想されるが、以前として、EOS R7の発売からは目新しいままだ。
私たちが知らないことは、そのカメラが何と呼ばれるのかということだ。それは(今のところ可能性が高い)X-H2または、X-H2Rと呼ばれるかもしれない。
現在のところ述べることは難しい。なぜなら、他のメーカとは異なり、富士フイルムは高速の”S”または高解像度の”R”バージョンのカメラを作っていないからだ。GFX 50Rと50Sはカメラのデザインに関してのもので、性能に関するものではないので、これはカウントに加えない。
X-T5はあるのだろうか?
しかし、いま、FujiRumorsがX-T5が登場すると考える非常に強い理由を示唆したことで、すべて台無しになってしまった。そして、これは状況を本当に複雑にすることになる。
結局のところ、我々は富士フイルムが2つの強力なシリーズ、X-HシリーズとX-Tシリーズがあることを知っている。我々はまた、それらが二つの新しいセンサーを搭載することも知っていて、それはX-H2Sの積層型の2600万画素と、新しい4000万画素センサーを利用することが計画されている。
従って、X-T5にはX-H2Sの積層型センサーが搭載されることになるのだろうか?それは4000万画素のX-H2Rになり、年内にX-T5は発表されることはないのだろうか?または9月のXサミットでは4000万画素のX-T5を発表し、X-H2の発表はないということになるのだろうか?
X-H2SまではX-T4が富士フイルムのフラッグシップモデルであることを思い出して欲しい。X-H2SがいまはX-T4の役割を果たしているが、X-T4シリーズは、低価格ながら依然として強力なプロフェッショナル向けのカメラだ。
これらのことは混乱を招く恐れがあるので、我々が得られるカメラの可能性をここに示しておく
1) 富士フイルムは4000万画素のX-H2R(または単にX-H2)を発売し、X-T5の噂は間違っている
2) 富士フイルムは4000万画素のX-H2R(または単にX-H2)と、積層型センサーの2600万画素のX-T5を発売する
3) 富士フイルムは4000万画素カメラを発売するが、それはX-T5ではないいまのところ、我々は1)と3)だと考えているが、それは誰にもわからない。
DigitalCameraWorld
記事だけ読んでいるとなんのことやら、さっぱりわからないということになるかもしれないので、ちょっとまとめてみます。
X-T5とX-H2は同じ噂の可能性?
まず、FujiRumorsという富士フイルムのカメラに関する噂を取り扱っているサイトがあるのですが、この記事で問題視しているのは、こちらの記事になります。これはX-T5には積層型センサーではなく、4000万画素のセンサーが搭載されるかもしれないという噂になっています。
さて、さらに複雑な話になるかもしれませんが、まず、富士フイルムが開発しているセンサーについてまとめてみます。現在、富士フイルムは2種類の最新型のセンサーを開発し、これを今後のカメラに利用するとしています。そのセンサーの種類が以下のようになります。
・2600万画素 X-Trans CMOS 5 HS 積層裏面照射型センサー
・4000万画素 X-Trans CMOS 5 HR
さらに富士フイルムはX-H2とX-T5という新しいカメラを発売しようとしているという噂があります。従って、センサー2種類、カメラ2種類で、合計4種類のカメラの可能性があるのでは?と考えたわけですね。その組み合わせは以下の通りになります。
1)高解像度版 X-T5 4000万画素センサー搭載
2)高連写版 X-T5 積層型2600万画素センサー搭載
3)高解像度版 X-H2(またはX-H2R) 4000万画素センサー搭載
4)高連写版 X-H2S 積層型2600万画素センサー搭載 ← 実際に発表済み
このうち実際に発表されているのは、4)のX-H2Sです。そして、この記事の筆者がいいたいことは、高解像度版X-H2と高解像度版X-T5は、ほぼ同じようなカメラとなると思うので別々に発売する意味があるのか?ということを言いたいのだと思います。
もし、4000万画素のX-H2が発売されたら4000万画素のX-T5を発売する意味がないので、X-T5は高連写版の2600万画素センサーで発売されるはずだと考え、もし高解像度版の4000万画素のX-T5が発売されたら、高解像度版のX-H2を発売する意味に乏しいので、これまでX-H2としてでていた噂は実はX-T5のものではないか?と考えているようです。
このあたりは実際にカメラの詳細な噂がでてきていないので、どうなるかは完全に想像するしかないという感じだと思いますね。
そして実際に発表されているのはX-H2Sという”S”付きのカメラです。そう考えると、Sがないバージョン(またはRがつくバージョン)があると考えるのが妥当で、ならX-H2Rは4000万画素になると考えるのが普通だと思います。確かにそうなるとX-T5が同じ4000万画素センサーで発売されることに違和感があるかもしれません。なかなか判断に難しいところですね。
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コメント
コメント一覧 (2件)
X-H2もX-T5も4000万画素の [X-TRANS CMOS 5 HR] と [X-Processor 5] が搭載され、ボディデザインで差別化されるのでは?
もしくはX-T40は発売されずX-T5がT4とT二桁機の統合機のようなポジションになるとか?
上からH2S>>>H2>>Pro4>>T5>>>S20>>E5というラインナップになる?
H2S以外の全機種が4000万画素の [5 HR] と [X-Processor 5] になってもこれなら差別化できるような気もします。
既存富士ユーザーのX-H2Sへの反応、モードダイヤルやバリアングルに相当な違和感があったり、連写もビデオも要らなかったりと、スチルに特化してくれというものがかなり多いです。
ただ、そういうユーザーは元々減ってる一眼ユーザーの中でもさらに少数(シェアから推測)ですから、体力のあるうちにマス市場にも乗り出す必要があると思います。
Hはモードダイヤル&バリアングル、Tはアナログダイヤル&3軸チルトと差別化すれば、センサーが同じでも何ら不思議はないかと。そもそも富士って同じ世代のセンサーは同一ですからね。
ラインナップの住み分けが曖昧になっていた(らしい)ので、むしろいい傾向なのかも?
それはそれとして、別の理由で今回同一センサーが乗ることに懐疑的ではあります。
積層26MPは高価ですし、APS-Cの40MPは高感度耐性などでピーキーすぎる気がして。
なのでHSでもHRでもない、無印X-Trans CMOS 5が26MPくらいで出るんじゃないかと予想してます。X-T5には40MPのX-T5Rが用意されるかも?とも。