EOS R7、EOS R10レビュー
EOS R7とEOS R10のレビュー記事が掲載されています。その記事によれば、EOS R7とEOS R10でキヤノンのAFに対する考え方に変化が見えるとしています。どのようにキヤノンの考え方が変化しているのでしょうか?
その部分を引用してみます。他にも興味深いレビュー内容がありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
両モデルとも、デフォルト(工場出荷時)の設定では、AFモードは「SERVO」とし、「トラッキング」はONとなりました。これは「EOS R3」と同じで、ピントは常時被写体に合わせ、AFエリアから被写体が外れてしまっても画面内に被写体がある限りトラッキングでピントを合わせ続けることを意味します。従来、デフォルトのAFモードは、合焦するとその時点でAFを停止する「ONE SHOT」に設定され、「トラッキング」はEOS R3より前のEOS Rシリーズでは搭載されていませんでしたので、ある意味真逆と述べてよいAFの設定となります。
マイナビニュース
記事によれば、EOS R7、EOS R10ではAFのデフォルト設定がAFモードがSERVOになり、トラッキングがONになっているそうです。従来の機種ではAFモードはONE SHOTだったのだそうです。
このAFモードについて、キヤノンはONE SHOTの場合は静止している被写体を、SERVOの場合は動く被写体を撮影するのに適しているとしています。ONE SHOTではピントが合うと、シャッターボタン半押し状態でAFが固定されます。SERVOではシャッターボタン半押しで被写体にピントを合わせ続けようとします。そのためSERVOは動く被写体向けとされています。
センサーがずっと被写体を捉えることができる
これまで一眼レフは、レンズから入ってくる光をミラーで反射させて光学ファインダーとして利用してきました。そのためイメージセンサーは撮影する瞬間しかセンサーは被写体を捉えることができません。
しかしミラーレスになって常にセンサーが被写体を捉えることができるため、センサーが得た情報をもとに被写体を認識し、常に被写体を追尾するようなことが可能になります。そして、最近はAIによる被写体の識別能力が格段に向上していますので、被写体の追跡にもミスがなくなってきています。
このことはカメラにとってはかなり革命的なことで、キヤノンとしても被写体追尾能力に自信を持つことで標準のAFモードがSERVOに設定されているのだと思いますね。
こうなるとかなり厳しい状況でない限り置きピンは当然ですがAFロックも必要ないということで、これまでの一眼レフとはまったく異なる撮影スタイルが一般的になっていくのだろうと思います。記事にもありますが、動画のように常に撮影していて、そこから静止画を切り取るというようなスタイルになっていくのかもしれませんね。
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コメント
コメント一覧 (2件)
デフォルト設定のAFモードがSERVOというのは、今後のスタンダードでアリかと思っています。置きピンや中央のAF枠で合わせてフレーミングということもミラーレス機になってから不要になりました。また、スマホカメラは半押しというものが無いため、スマホカメラから写真をスタートする人もいるでしょうし、初心者は半押ししてから体が前後してピン甘になるし、年を取ると筋力低下で意識しても同じことが生じます。
また、α1のように、風景撮影においてもAF-SよりもAF-Cの方がAF精度が高いということもあったりで、AF-C固定で良いとは分かっているものの、昔のクセで半押しでピピッと鳴ると、ああピントが合ったのだなという安心感と撮影しているなという気持ちになれるので、撮影を楽しむ上でAF-Sを使っています。
ただし、Panasonic機だけは、AF-CでウォブリングがあるためAF-Sは必要です。
バッテリー消費という観点からは、AF-Cの方が分が悪そうですが。
自分では撮影の時に一眼レフの頃から中央の測距点を使うことは殆どなく
今でも置きピンはよく使いますね。
連写で良いのを選ぶより一枚撮りで決めるというスタイルなので
早く言えばフィルム時代の撮り方が抜けていないのでしょう。
この記事でほんとなのと思うところは EOS R5 以前はトラッキング機能がないと
言っているところですね。
一眼レフでもトラッキングは出来るのに信じられない。
コンパクトデジカメでも被写体を選択すれば勝手に追尾するけどね。