撮影時のハイチーズが廃れた?
・「はい、チーズ」が廃れた原因
そう考えると、うどん粉先生の「撮影を頼まれた時は分かりやすいかけ声を出す場合がある」という証言は、一発勝負感が高まった結果なのかもしれない。通りすがりで頼まれた記念撮影的なのって、パシャパシャ何枚も撮る感じではないし確認も適当だけどミスれないからな。というわけで、「はい、チーズ」のような分かりやすいシャッター合言葉がなくなった原因は撮影の仕方が変わったから……かもしれない。言葉は世につれ、世は言葉につれ。流行を極めた「はい、チーズ」の黄昏に世界の変化を感じた私であった。なお、異論は認める。
-ロケットニュース24より
撮影時の定番の合い言葉「ハイチーズ」に関する記事が掲載されています。記事はかなり面白いので、全文は記事元リンクからご覧ください。
記事によれば、「ハイチーズ」の意味を知っていても、実際に使う場面はあまりないという人が多いようです。
記事を読んでいて、確かに、今ではハイチーズを言う人と言わない人がいるのだろうなと思いました。たぶん、昔からハイチーズを言っていたり、それを聞いて撮影されていた人は、いまも違和感がないのだろうと思います。
「ハイチーズ」が使われることについては、撮影される人がチーズと発音することで、イ行の発音があることで口が横に広がるので良い笑顔に撮影されるですとか、撮影する(レリーズボタンを押す)合図になるからなど、様々な俗説のようなものがあります。確かに、自分も撮影時にハイチーズを言わされたことがありますし(チーズとは言わないけど撮影のタイミングを計る合い言葉として)、ハイチーズと言って撮影したこともあります。
ハイチーズのジェネレーションギャップ
以下は筆者の完全な想像です。
記事にもありますが、以前はフィルムカメラで撮影コマ数には制限があり、何回も撮影をやり直すということは不可能だったので、どうしても一発勝負で撮影を終わらせたいという意識が働いていたと思います。そのため、全員がカメラのほうを向いてもらうように撮影したりとか、まばたきをして欲しくないということで、撮影の合図や、いい顔をしてもらうために「ハイチーズ」を撮影の合図にしていたのではないかと思います。
しかし、いまはデジカメでの撮影になるので、何度でも撮影のやり直しが可能です。学校で撮影する集合写真ならともかく、個人の仲間内での撮影だと、何枚も撮影できる状況だと、わざわざ集合して撮影する必要もないし、たくさん写真を撮影して、それをみんなに配布してしまえば、それそのものが集合写真的なものとして用途を満たしてしまうということなのかもしれないなと思いました。
今でも卒業写真や、記念撮影などで集合写真を撮影する事はもちろんあるので、そのようなときには「ハイチーズ」は撮影で利用されるのだと思いますが、そもそも集合写真的に撮影する必要がなくなってしまえば、撮影の合い言葉というのは必要がないのかもしれません。
なので仲間内の撮影ではわざわざ改めて集合写真を撮影するという必要がなくなり、それにともなってハイチーズも少なくなっていったのかなと思います。一種のジェネレーションギャップ的なものも撮影方法に表れているのかもしれません。
そもそも撮影時にハイチーズといって、実際にチーズと言った人をあまりみたことはあまりないわけですが、いま皆さんのまわりでハイチーズを聞いたことはありますか?
Twitterいいねとリツイートのお願い
記事をよんで面白いと思ったら、Twitterでのいいねボタン、リツイートをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
コメント