ケンコートキナーから400mmの反射望遠レンズを発売
ミラーを使用した反射光学系により、400mmの超望遠ながら、驚くほどコンパクトなサイズと軽さを実現したレンズ。
Tマウント部の内面反射を抑え、より性能を向上しました。
ミラーレンズならではの独特のリングボケが魅力です。一眼レフ用・ミラーレス用の8種のマウントをラインナップ。
希望小売価格:オープン
[2021年12月24日発売]
ケンコートキナーが焦点距離400mmの反射望遠レンズ 、ミラーレンズ 400mm F8 N II Sを発売するそうです。発売日は2021年12月24日で、希望小売価格はオープン価格となっています。しかし、オンラインショップで購入すると2万9800円ということで、かなり廉価なレンズであることがわかりますね。
対応マウントはキヤノンEF、キヤノンM、ソニーE、ニコンF、ニコンZ、富士フイルムX、ペンタックスK、マイクロフォーサーズとなっているそうです。
また大きさはミラーレス用が112mm×74mm、一眼レフ用で82mm×74mm、重量はミラーレス用で545g、一眼レフ用で500gです。かなり小型ですね。
ちなみに、400mmのミラーレンズはミラーレンズ 400mm F8 N IIがすでに発売されていて、今回の機種はその後継機種となります。
面白い反射望遠レンズ
反射望遠レンズは非常に面白い形状をしていて、レンズ内部に鏡を設置して、光を反射させることで焦点距離を稼ぐようなことをしています。具体的には以下のような構造になっています。
製品画像をみるとわかりますが、反射望遠レンズは400mmというレンズでも小型軽量にすることができ、色収差も少なく、安価で製造でき、最短撮影距離も短くできるというメリットがあります。
ならば、すべてのレンズをそうしてしまえばいいじゃないと思うのですが、絞りを反射望遠レンズという仕組み上設置することができないので開放f値が固定となり、シャッター速度とISO値、または偏向フィルターで対応しなければならないのと、ピント合わせが難しいこと、独特のリングボケというものが発生してしまうというデメリットがあります。
特にリングボケを嫌う人が多いと思うのですが、製品ページでは、リングボケが魅力ですという記述があり、前向きに考えれば確かに魅力にもなるのかなと思います。製品ページには撮影サンプルとしてリングボケがでている画像があるのですが、確かに幻想的な感じに撮影されますが、好みはわかれそうです。
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コメント
コメント一覧 (3件)
画像の光学系は反射望遠は反射望遠でも1枚目がメニスカスレンズで裏に副鏡が蒸着されているから、マクストフカセグレンでは? ケンコーのミラーレンズとは別の光学系です。
ご指摘ありがとうございます。
ご指摘を受けケンコートキナーのサイトで掲載されているミラーレンズの構造図に差し替えさせていただきました。
わざわざご指摘ありがとうございました。またご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
今後とも当サイトをよろしくお願い申し上げます。
古いタムロン製を持っていますがAFが欲しい所です。
コンパクトで手持ち撮影が可能なのに超望遠のMFは
三脚がなければ困難なので是非とも出して欲しいですね。
以前ミノルタが出していたので出来ると思います。