焦点工房 ソニーレンズをニコンで使用するアダプタを発売
株式会社焦点工房は、TECHART(テックアート)の電子マウントアダプター TZE-02(ソニーEマウントレンズ → ニコンZマウント変換)を2021年9月17日(金)に発売いたします。
TECHART TZE-02はソニーEマウントレンズをニコンZシリーズのミラーレスカメラに取り付けるために開発された、オートフォーカス可能な電子アダプターです。前モデル(TZE-01)を改良することで動作を安定させるとともに、MFレンズ装着時でも撮影することが可能になりました。付属のUSB DOCKを使用し、USBケーブルを介してPCに接続することで、ファームウェアのアップデートが可能です。
TZE-02(ソニーEマウントレンズ → ニコンZマウント変換)
メーカー希望小売価格
¥ 33,000 (税込)[ 税抜:¥ 30,000 ][対応カメラ]
・ニコン Z 7II、Z 6II、Z 7、Z 6、Z 5 など(Zマウントのフルサイズミラーレスカメラ)
※ニコン Z fc、ニコン Z 50(APS-CのZマウントカメラ)には、物理的干渉により装着できません。[特徴]
・ソニーEマウントレンズの電子コントロール、AF撮影が可能(APS-Cフォーマットのレンズにも装着可能)
・レンズ内の手ブレ補正機構
・ボディ内手ブレ補正機構に対応
・撮影した画像の焦点距離、露出などの情報はExifデータとして記録
・「顔検出」「瞳AF」に対応
・USB DOCK付属、PC端末とのUSB接続で、ファームウェアのアップデートが可能
焦点工房が、ソニーのEマウントレンズをニコンのミラーレスカメラZシリーズで使うアダプタを発売するそうです。焦点工房は、マウントアダプタや海外の廉価な交換レンズを総合的に取り扱うメーカとして有名です。今回のマウント変換アダプタのメーカはTECHART製だそうです。
プレスリリースによれば、このマウントアダプタはレンズの電子コントロールやAF撮影が可能で、レンズ内手振れ補正、ボディ内手振れ補正に対応し、顔認識、瞳認識AFも利用可能だとしています。
またUSB接続でマウント変換アダプタのファームウェアも更新できるそうです。既存の多くのレンズで動作検証は済んでいると思いますが、新しいレンズでは何かしらの問題が発生する可能性もありますので、ファームを更新できるというのはありがたい機能ですね。
Nikon Z 50とNikon Z fcでは利用不可能
ですが、一つだけ注意点があり、Nikon ZシリーズのAPS-Cミラーレスには物理的に干渉してしまうので、取り付けることができないのだそうです。
なぜ取り付けできないのでしょうか?ちょっと検証してみます。下記がNikon Z 50の画像です。
この画像のZマウントと、マウント変換アダプタを比較してみるとマウント変換アダプタの金属部分の面積が、Zマウントのよりもかなり大きいことがわかります。なので、恐らくマウント変換アダプタの外径がZマウントからはみ出す形になってしまうのだと思いますね。
そこで改めてNikon Z 50のマウント部をみてみると、マウントのすぐ近くにレンズ取り外し用のボタンがあったり、真上には軍艦部がせり出すような形になっているので、恐らくそのあたりがアダプタに干渉して取り付けることができないののではないのかな?と思います。
Nikon Z 50ユーザにとってはがっかりかもしれませんが、同等の機能のマウント変換アダプタがMegadapから発売されています。
こちらはAPS-Cミラーレスでも利用可能とされていて、宣伝文句にもNikon Z 50とNikon Z fcでも唯一利用できるマウント変換アダプタであるとしています。機能的にもほぼ同じようですので、こちらのマウント変換アダプタを検討してみるのもいいかもしれません。
このMegadapの製品も焦点工房が販売代理店(輸入代理店?)をしているのですが、いま現在では焦点工房ではMegadap製のEマウント→Zマウント変換アダプタは発売されていません。なので海外からの直輸入や焦点工房以外からのショップで購入する必要があります。
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コメント
コメント一覧 (1件)
電子補正が当たり前になってきた昨今、マウントコンバーターを
使う楽しみが半減しますね。
ボディと異なるマウントのレンズプロファイルが摘要出来れば
良いですが。