キヤノン RFレンズの多くで品薄状態であることが判明 何が原因なのか

キヤノンのRFレンズはどうなっているのか?

キヤノンのフルサイズミラーレス用のレンズが品薄になっています。理由ははっきりしないのですが、キヤノンの多くのレンズが品薄状態になっていて、せっかく本体を手に入れてもレンズが手に入りにくいという状況が続いているようです。

キヤノンは7月2日に以下のようなプレスリリースを発表し、製品の供給が遅れていることをあきらかにしています。

下記の各商品に関しまして、予想を上回るご注文を頂いており、お届けまでにお時間を頂戴しております。
多くのご注文を頂いていることに感謝申し上げると同時に、お待ちいただいているお客様にご迷惑をおかけ致しますことをお詫び申し上げます。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

【該当商品】
・RF100-500mm F4.5-7.1 IS USM
・RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
・RF400mm F2.8 L IS USM
・RF600mm F4 L IS USM
・リング式三脚座 E(B)
・RF14-35mm F4 L IS USM

キヤノンプレスリリース

ですが、実際にはこのレンズだけが品薄になっているわけではないようです。そこで価格.comで各レンズについて販売しているショップの数を調べてみました。そういると以下のようになっていることがわかりました。

・RF35mm F1.8 マクロ IS STM 17/31
・RF50mm F1.2 L USM 18/33
・RF50mm F1.8 STM 30/41
・RF85mm F1.2 L USM DS 12/27
・RF85mm F1.2 L USM 15/28
・RF85mm F2 マクロ IS STM 16/30
・RF600mm F11 IS STM 19/32
・RF800mm F11 IS STM 13/29

・RF15-35mm F2.8 L IS USM 15/23
・RF24-70mm F2.8 L IS USM 9/28
・RF24-105mm F4 L IS USM 9/25
・RF24-105mm F4-7.1 IS STM 23/43
・RF24-240mm F4-6.3 IS USM 5/20
・RF28-70mm F2 L USM 2/20
・RF70-200mm F2.8 L IS USM 18/36
・RF70-200mm F4 L IS USM 25/38
・RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 2/20

価格.com

右端の数値が、「販売しているショップ数/その製品を掲載している全ショップ数」を表しています。まだ発売されていないレンズは含まれていません。

こうみるとわかりますが、多くのレンズで非常に販売ショップが少ないレンズがあることがわかります。通常の場合、販売していないショップが数店舗ある程度ですので、これだけ販売しているショップが少ないというのは、少し異常な状況と言えそうです。それも、ほぼすべてでそのような状態になっているので心配になりますね。

3月までには在庫不足が解消するはずだった?

以前の噂では、製品の供給に関して以下のようなものがありました。

カナダ、ヨーロッパ、アメリカの複数の販売店と話したところ、キヤノンは販売店にカメラとレンズの在庫に関する問題が3月末までに解決するだろうと通知していることが明らかとなった。

キヤノンもそうだったと確信しているが、誰もそのことの詳細については踏み込むことはなかった。中国の新節と工場の検疫による規制を受けているサプライチェーンが、通常のレベルまで改善されたと推測することしかできない。

キヤノン 供給不足3月末で解決か?? 6月以降は新製品ラッシュの可能性も

3月には解消する予定だった在庫問題ですが、残念ながら6月末をすぎて7月になった今も、いまだ継続していると考えることができそうです。

なぜ、このように在庫不足の状況が続いているのでしょうか?キヤノン製品が人気になっているということはもちろん一つの理由だと思いますが、個人的には、やはり半導体不足の影響が各カメラメーカにも及んでいるのではないのかな?と思います。

いま様々な需要から半導体不足が顕著になっています。これは、PS5やXboxの新製品が発売されて爆発的に売れていること、スマホなどのさらなる普及、テレワークで自宅作業用のPCやWebカメラなどが購入されていたり、ビットコインなどのマイニングによる製品需要、携帯電話の5G普及にともなう設備更新などで半導体需要が非常に増加していることが利用だとされています。

そして、今後もしばらくはその状況が続く可能性があると思います。それはWindows11の発表です。年内にWindows11の投入が明らかになっていますが、Windows11は必要なスペックに関する要求が高く、いま現在で半数以上のPCがWin11を利用できない可能性があると言われています。そのため、Win11の発売をきっかけに新PCを購入しようという人も増えるはずです。そのため新しいCPU、SSD、マザーボード、メモリなどを購入する人が増え、それが半導体不足に拍車をかけるという可能性です。

生産能力が足りないのなら生産能力を増やせばいいじゃないと思いますが、半導体を大量に製造できるメーカは限られている上に、新規増設には場合によっては何千億円もの投資が必要になる場合もあったり、仮に工場を新規に建設しても、そのときには需要が収まって投資が無駄になる可能性があることから、各社はそう簡単に生産能力を向上させることは難しいようです。

そのため、各半導体製造メーカは、より価格の高い製品の製造のみを行うようになり、結果的に廉価な半導体が製造されなくなってしまい、そのような半導体を扱うメーカに影響がでているというような連鎖になっていると思われます。

レンズの中にはAFを駆動させるためのチップですとか、手振れ補正用のチップ、本体と通信を行うようなチップなど、様々な電子部品がありますので、それらの供給が少なくなると、生産したくてもレンズが作れなくなってしまうという可能性はあると思います。

このレンズ不足が本当に半導体不足が原因になっているかどうかわかりませんが、レンズの品薄は機会損失につながる可能性があるので、非常に頭の痛い問題ですね。

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「キヤノン RFレンズの多くで品薄状態であることが判明 何が原因なのか」への1件のフィードバック

  1. こうも品薄だと他社に流れる人も出てくるでしょうね。
    サードパーティレンズがあればよかったのにキヤノンは閉め出してるからそれもない。
    EFレンズ使おうにもマウントアダプターも品薄ですからね。
    そうこうしてる内に「別にキヤノンじゃなくてもいいか」となったら大きな損失なわけで、ドンマイとしか言いようがないですね。

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