キヤノン RF100mm F2.8 MACRO、RF400mm F2.8、RF600mm F4を正式発表
キヤノンがこれまで噂されていたRF100mm F2.8 MACRO、RF400mm F2.8、RF600mm F4のレンズを正式発表しました。EOS R3とともに同時に発表しています。
各レンズの特徴は以下のようになっています。
RF100mm F2.8 MACRO
・最大撮影倍率1.4倍
・最短撮影距離0.26m
・球面収差を任意に変化させることができる
・ボディ内手振れ補正との協調補正が可能
・発売日2021年7月下旬
RF400mm F2.8、RF600mm F4
・特殊コーティングによるフレア、ゴーストの低減
・30コマ/秒のAF/AE追従高速連写に対応
・発売日2021年7月下旬
これをみると、どうやら望遠レンズのほうはボディ内手振れ補正との協調補正は不可能なようですね。レンズはヨーとピッチを担当し、それ以外の方向の手振れはボディ内手振れ補正が担当するというようになっているようです。マクロのほうはレンズとボディの協調補正が可能なようで、より強力な補正が可能となっているようです。マクロは接写しますので、より手振れに敏感になりますので、手持ち撮影時の手振れ補正が強力になるのは嬉しいかもしれません。
どちらも7月下旬に発表ということですね。ちなみに価格はいくらになるのか?ということですが、これは軒下デジカメ情報局が情報をリークしています。
https://twitter.com/nokishita_c/status/1382186812974632961というわけで、この情報がただしければ、ですが、以下のような価格になるようです。
・RF100mm F2.8 MACRO 18万1500円
・RF400mm F2.8 166万5000円
・RF600mm F4 181万円
マクロにはSAコントロールリングを搭載
新しい機能として、マクロレンズにはSAコントロールリングが搭載されているようです。これはどのような機能があるのでしょうか?
「SAコントロールリング」によるユーザーの好みに合わせた自由なボケ描写
球面収差を変化させることができる「SAコントロールリング※4」を採用しています。リングを回転するだけで、ユーザーの好みに合わせて、フォーカス位置の輪郭を柔らかくしたり、フォーカス位置の前後のボケを変化させることができるため、多彩な写真表現を手軽に楽しめます。
このリングを回転させることで、ユーザが自在に球面収差を変化させることができるのだそうです。それでは、球面収差というのは、どのような収差なのでしょうか?ニコンのサイトに説明がありますので、一部を引用してみます。
同じ光軸上の一点から出た光線でも、レンズに入射するときの光軸からの距離によって、結像する距離がずれてきます。このために起こる収差が球面収差です。図でP’にスクリーンを置いたとすると、Pの像は点にはならず、広がりを持つボケた円になってしまいます。球面収差はレンズの口径を絞ると減少します。
このようにSAリングを回転することで、ピントがあたっている部分の輪郭を柔らかくしたり、ピントがあたっている部分の前後にある被写体のボケを変化させることができるということのようですね。なかなか面白い機能ですね。
最近のキヤノンのレンズはなかなか面白いレンズが多く発売されていて、このマクロもその一つとなりそうです。今後のレンズにも期待ですね。
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コメント
コメント一覧 (2件)
EOS R システムは買う予定はありませんが RFレンズ には様々な付加価値をつけ
面白い機能をもったものが出てきますね。
表現の幅が広がりますし使うのが楽しそうです。
本当にキャノンは攻めていますね(同じことばっかり言っていますが。。)。ただ100mmマクロは古い人間からするとデカいです。繰り出し式でなくなって、しょうがない面はあるのでしょうが、全長が15cm。調べてみるとMフォーサーズのマクロ45mm、60mmはかわいくて良いですね。OMDSはマクロをもっと宣伝してもよいのでは(しているかもしれませんが)。60mmは35mm換算で倍率2倍で、5万円を切ってますね。本当に購入検討要な気がしてきました。。。