ソニーα1の出荷遅延はスエズ運河の座礁事故が原因?
ヨーロッパでソニーα1の出荷遅延が起こっている可能性があるようです。
記事では、「ソニーα1の出荷が遅れていることについて一言で説明」として、実際に座礁したコンテナ船の後ろのコンテナ船から撮影したと思われる画像を掲載し、ソニーのα1はここにあるという矢印が記述されています。
まあ、実際にこのコンテナに搭載されているわけではないのでしょうが、つまりはコンテナ船がスエズ運河を通ることができないので、ソニーの製品も届かないということを説明しているのだと思います。確かに簡潔でわかりやすい説明ですね。
実際にその可能性があるのか調べてみたのですが、ソニーのホームページにも、EUのソニーのページにもそのような記述はありませんでした。ただし、ヨーロッパのネット通販サイトをみると確かにα1は在庫なし状態になっていることは事実のようです。
世界の物流に影響 製品価格に転嫁の可能性も
現在、スエズ運河を通行することができないので、各社の貨物船は南アフリカの喜望峰経由でヨーロッパまで運ばれているようです。通常、スエズ運河を通過せず南アフリカ経由だと10日間ほど余計に日数がかかるそうなのですが、貨物船は1日で1000万円ほどの運用費がかかるのであわせて1億円も余計ほどお金がかかる計算になるようです。
しかし、スエズ運河の通行料金を勘案する必要があるので、およそ3000万円から4000万円ぐらいが一般的な通行料金になるようなので、差し引き6000~7000万円ほど余計に費用がかかる計算になります。そうなると今はスエズ運河が通れないということで、そのぶん輸送コストが上昇し、そのぶん製品にそのコストが上乗せされる可能性もあるため、かなり深刻な問題になる可能性もあるということのようです。
エジプトでは28日と29日が満潮の時期になるため、ひょっとしたらこのときに潮の流れの変化と満潮ということもあり、船が動かせる可能性が高まるとしていますが、いまのところ障害が取り除かれたというニュースはありません。
そのため、もし満潮の時期で動かすことが不可能ということになると、コンテナを一つ一つ下ろして、水を抜くというような作業をしなければならないらしく、かなり長期間に通行不能になる可能性もあるようです。
運河内にある船は引き返すことが不可能ですので、もしα1がそれらの船のコンテナに乗っていたとすると、現地に到着するまでかなり長期間かかる可能性も考えられるかもしれません。
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