
カメラのキタムラでZ 9の中古が大量に
カメラのキタムラでNikon Z 9の中古が大量に出品されていることがわかりました。どの程度、販売されているのでしょうか?
それでは販売サイトをみてみましょう。

カメラのキタムラでNikon Z 9が大量に販売されています。上記がNikon Z 9の製品サイトです。ご覧の通り、Nikon Z 9の中古が在庫として大量にあることがわかります。記事執筆時点で、すでに販売済みのものも含めて44台の製品があることがわかります。
これについては、以前に記事にしています。このときは38台か売り出されていました。

もちろん、そのときの製品が今も残っている可能性もあるわけですが、前回記事したときの管理コードを調べると残っていない機種もあるので、それなりに中古として売れているようです。そう考えると、入荷しては売れ、入荷しては売れを繰り返しているような状況にみえます。
これは恐らく、Nikon Z 9を購入した人が、Nikon Z 8の発売で買い換えたことで、Z 9を手放している可能性が高いのではないのかなと思いますね。
同じく中古カメラを取り扱うマップカメラでも同じような状況で、記事執筆時点で販売されているNikon Z 9はすべて「新入荷」のマークがついています。マークがついていないZ 9はないので、恐らく入荷すると時間をおかずに売れてしまっているのだと思いますね。
こうしてみると、ニコンが仮にNikon Z 9の需要が一巡するまでNikon Z 8を発表しなかったとしたら、確かに経済的にはプラスになっているのかもしれませんね。ほぼ同時にZ 8を発売していたら、Z 9を購入せず直接、Z 8を購入した人は多かっただろうと思います。ただ、そのぶんZ 9の新品の需要はかなり下がるはずなので、このあたりのバランスは難しいのかもしれません。
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Z8が入荷して手放したんだろうなぁと察することができるニュースですね
こう見るとZ 9は縦グリ一体型だから売れたのではなく性能/機能が魅力的だから売れたということでしょうか。
もちろん縦グリ一体型だから買った人 (特にプロ) もいるとは思いますが、ほぼ同じ性能/機能なら縦グリなしでその分小さく軽いほうがいいと考える人が多いということでしょうか。
そう考えるとミラーレスにおいてはフラグシップだからといって縦グリ一体型である必要もなく、ただソニーのように小ささに固執する必要もなくZ 8くらいのサイズが一つの解なのかもしれませんね。
確かキタムラやマップカメラは下取りで購入すると買い取り額が上がるようなシステムだったと思います。
中古の Z9 の在庫が一気に増えたということは Z8 の入荷があり、その購入者の中の複数名が下取りに Z9 に出した可能性が高そうです。
この先、中古の Z9 の在庫がダブつくようになったりしたら問題になりそうですが、それも見越して業務用途で Z9 が売れるようにオートキャプチャを Z9 専用機能にしたのでは。
デジタル一眼レフ時代は D5, D6 系の縦グリップ一体型は一定数のニーズはあっても数の出るボディではなく、D850 の方がボリュームゾーンだったと思います。
Z9 は縦グリップ一体型としては珍しく数が出ましたが、本当は Z8 を求めていたユーザーが Z9 を購入したケースも多かったということでしょうね。
ニコンは Z9 のバックオーダーを消化して、さらに会計年度が切り替わるまで Z8 の発表を止めていましたが、
実際バックオーダーが残っているのに Z8 を発表していたら Z9 の予約の大多数はキャンセルされていた可能性が高いですね。
そこを踏みとどまってバックオーダー消化と、ファームアップによる顧客満足度の向上に努めたのは、優先度を間違わずビジネス上正しい判断が出来たといえそう。