キヤノンがミラーレスカメラなどを値上げ
キヤノンがミラーレスカメラ、コンデジ、交換レンズなどを値上げすることが明らかになりました。どのような製品が値上げされるのでしょうか?
それではプレスリリースをみてみましょう。
キヤノンマーケティングジャパン株式会社は、一部の製品・消耗品の価格を改定いたします。これまで商品価格の維持に最大限努めてまいりましたが、企業努力による対応のみでは価格を維持することが困難な状況に至っております。
つきましては、今後も高品質な商品及びサービスの提供を継続していくため、下記の通り価格改定を実施いたします。
10月20日 「レンズ交換式カメラ/交換レンズ/コンパクトデジタルカメラ/双眼鏡/CINEMA EOS/業務用ビデオカメラ」を追加しました。 8月24日「電卓/電卓用消耗品」を追加しました。 3月22日「インクジェットプリンター用消耗品」を修正しました。 3月9日「ミラーレスカメラ用交換レンズ/コンパクトデジタルカメラ」を追加しました。 2月21日「コピー用紙」のオープン価格製品に関する価格表記を「値上げ率」に統一しました。価格改定日および対象商品
2022年11月4日(金)より価格改定を行う商品
- レンズ交換式カメラ:19商品
- レンズ交換式カメラ用交換レンズ:42商品
- 双眼鏡:2商品
- コンパクトデジタルカメラ:2商品
- CINEMA EOS:1商品
- 業務用ビデオカメラ:1商品
キヤノンがミラーレスカメラなどを値上げすることが明らかになりました。これまでキヤノンは交換レンズや一部のコンデジの値上げを発表していました。しかし、今回はこれまで発表されていた製品に加え、されにレンズ交換式のカメラが追加され、いよいよカメラ本体も値上げという状況になっています。
レンズ交換式カメラの具体的な価格は以下のようになっています。
今回追加されて製品
今回の価格改定で、既存の交換レンズ、コンデジに加え、レンズ交換式カメラも価格改定に加わることになりました。具体的には以下のように価格改定される商品が増えています。
- レンズ交換式カメラ 0商品 → 19商品
- 交換レンズ 17商品 → 42商品
- コンデジ 1商品 → 2商品
交換レンズはこれまでRFレンズのみの17商品だけだったものが、41商品まで増え、これまで値上げされていなかったレンズ交換式カメラが新たに加わったということになります。その他の価格が改定される商品については、こちらに情報がありますので、詳細はこちらからご覧ください。
円安やエネルギー価格の高騰、食料品の高騰などでかなり厳しい状況になりますが、カメラ関連製品についての値上げも今後も続いていくと思いますね。
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コメント
コメント一覧 (8件)
今回の原因は為替相場で日本だけっぽいですし、まぁ仕方ないよねという感じです。X-T5のとこにも書きましたが、為替相場は一企業が動かせるものではないですし、企業努力でコスト削ると言っても限度がありますし。
例えばR3は、アメリカではでは5999ドル、日本では会員登録の1割引込みで税込673,200円です。1ドル112円レートで、これは2021/11の発売当時とほぼ同じです。
ところが今は1ドルがほぼ151円(また上がってる……)なので、5999ドルは90万円超。日本で1台売れるごとに22万以上損していると言えます。書きながら思いますがとんでもない額ですね……現価格のRPが2台買える計算です。
新価格の780,000円は税抜なので、税をかけて1割引すると772,200円。これでも1ドル129円程度なので到底足りないですが、これ以上上げるのは流石に不味いと思ったか、もうしばらくで少し円高に揺り戻すと踏んだか。
何にせよ、値上げの2週間前に告知したあたり、個人的には良心的な対応に思えます。前日や当日、下手したら事後に告知するところもありますからね……もちろん、自分のお財布にとっては嬉しくないですが。
確かに価格の高い製品は日本国内でCanonの場合は作っているので、輸入部材が高くなるというのはわかるのですが、一方、円安で輸出に関してはほくほくで大儲けというところでしょうから、相殺で値上げはおかしいと消費者は感じてしまいます。単に企業が潤っているだけに感じるのですが。(実際は複雑なのかもしれませんが、そこの説明は企業から欲しいところです)
まあでもCanonの製品が突出して高いというのは否めないですが、それでも買う人がいるので需要と供給のバランスで成り立っているということでしょうか。TDLのように。
RF24-105 F4はR6/R5が発売される前は10万円台でたたき売りだったのが、今や2倍近い値段ですか・・・。円安が理由なら、この先半年であと2回ほど再び値上げがありそうです。
為替レートが影響するのはキヤノンだけに留まらないはずですが、
他メーカーもさらなる値上げがあるのでしょうか?
キヤノンの場合は売れているので強気だったりするのでしょうか。
円安を理由にするなら、円高になったらその分値下げしろって思いますね。
物流費の高騰とか理由をつけて下げなそう。
国際取引がドルでしょうから仕方が無いですね。
食料品など皆値上がりしています。
特にキヤノンは値上がりした部品を買い国内組み立て輸出ですから
その影響をモロに受けます。
ソニー、ニコンのように海外生産ならば影響は低いでしょう。
現地通貨のレートを調べなければ分かりませんが。
輸出企業にとって円安は大打撃ですね。
大損する事はあっても大儲けなどありえません。
変動費はふくれあがる固定費は下げられないし大変でしょう。
今まで高価な半導体等の部品を買わされながらも生産を中止
しなかったことは特筆すべき事ですね。
円高になったらキヤノンからの出荷価格は下がるかも知れませんが
販売価格を決めるのは流通と販売店、ユーザーなので下がるかどうかは
分かりませんね。
>輸出企業にとって円安は大打撃ですね。
流石にこれはロジックとしておかしいかと。
ケルサンさん
おはようございます。
私が考えた事なので間違っているのかも知れません。
構成部品を高価(変動費)で輸入し相対的に人件費(固定費)が
高くなっている国内で製造し輸出した場合には販売価格は輸出先の
為替レートに左右されると思われるので儲けが圧迫されるのでは
ないかと考えた次第です。
私自身、経済に疎い事もあるので誤りならば謝るしか有りません。
Nikon1 V2様
https://global.canon/ja/ir/results/2022/rslt2022q2j.pdf
この辺をご覧いただいて、1ドル138円想定のようですが、
1ドル150円近い現在、次の四半期で減収になるか増収になるかを
ご覧いただければ良いと思います。