EOS Kiss M2一部製品がディスコン
EOS Kiss M2の一部製品についてディスコンになっていることが明らかになりました。どのような製品がディスコンになっているのでしょうか?
それではEOS Kiss M2の製品ページをみてみましょう。
カメラのキタムラのオンラインショップによれば、上記のように、EOS Kiss M2の標準ズームキット、ダブルズームレンズキットのホワイトが「完了商品のため購入できません」という表記になっていることがわかります。これは事実上のディスコンで、いま現在、EOS Kiss M2のホワイトは、ダブルズームレンズキットしか購入できないことを意味しています。
なお、ダブルズームレンズキットは、標準ズームと望遠ズームのキットで、ダブルレンズキットは標準(広角)単焦点レンズと望遠ズームレンズのキットとなっています。
これだけみるとカラバリのホワイトだけがディスコンになったのではないか?と思うのですが、調べてみるとそれぞれ標準ズームレンズキットブラックと、ダブルレンズキットブラックもディスコンになっていますので、カラバリに関係なくディスコンになっていることがわかります。
EF-Mマウントの終わりの始まりなのか
キヤノンはこれまでAPS-CミラーレスカメラとしてEF-Mマウントを維持してきました。そして、フルサイズのRFマウントとの区別化のため、EF-MマウントはAPS-C専用のマウントとして残し、RFマウントはフルサイズのみで製品を販売していく可能性もあると考えられていました。
しかし、その後、キヤノンはRFマウントを採用したAPS-Cミラーレス、EOS R7、EOS R10を発売します。こうなるとキヤノンはEF-M、RF-Sという2つのマウントを維持する必要がでてきてしまいます。しかし同じAPS-Cセンサーで複数のマウントを維持するのは経営効率が悪いと考えられています。そのため、いずれかの時点でキヤノンはEF-Mマウントを切り捨てる可能性があるのではないかと考える人は多くいました。
いま、キヤノンがEOS Kiss M2の後継機種の噂もないままEOS Kiss M2をディスコンにしたことで、個人的にはEF-Mマウントはかなり危機的な状況になっている可能性が高いのではないかと考えています。キヤノンにはAPS-C一眼レフのEF-Sマウントもあるわけですが、こちらは他に代替手段がありません。なのでEF-Sマウントはまだ存続する可能性があるとしても、EF-MにはRF-Sという選択肢がでてきてしまったので、かなり弱い立場に立たされていることは間違いないと思います。
しかし、これまでKissという絶大なブランドをキヤノンがあっさり見捨てるとは考えられません。単に新型コロナやサプライチェーンの問題で製品の製造計画が狂い、EOS Kiss M3を発表する前にM2をディコンにせざるを得なかったのか、またはRFマウントでKissブランドを存続させるつもりなのか、いまちょうど分水嶺にあるのかもしれません。
Kiss Mシリーズはどうなるのでしょうか?
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コメント
コメント一覧 (1件)
ダブルレンズキットが販売終了になったのは気づいていたのですが、15-45mmキットも販売終了になっていますね。BCNを見る限り、Kiss M2 はまだ十分に売れていそうですが、確かにEF-Mマウントの終わりの始まりかもしれないですね。EF-Mの18-135mmレンズも納品に5-6ヶ月の店もあったりのようで、何かR10買ってね的な感じもします。
個人的には、Kissはやめてもらって、R50やRebelの方でお願いしたいです。トヨタのビッツもヤリスになりましたし。。。。