CIPA 2022年2月のデジカメ出荷数量を発表
-CIPA
CIPAが2022年2月のデジカメ出荷数量を発表しました。上記はレンズ交換式デジタルカメラの出荷数量になります。コンデジの出荷数量グラフなどもありますので、すべての統計は記事元リンクからご覧ください。
これをみると、残念ながら、前年、前々年よりも出荷数量は少なくなっていて、カメラ市場はまだまだ縮小していることがわかります。しかし、最近は半導体不足の兼ね合いもあり、製品の供給が十分にできない状況でもありますので、このことを考慮しておく必要はあると思います。
ちなみにレンズ固定式カメラ(いわゆるコンデジ)の出荷数量は壊滅的な状況で、前年の60%ほどしか出荷数量がなくかなり落ち込んでしまっています。もちろん、こちらも半導体不足の影響を受けている可能性もあるわけですが、どちらも下げ止まりにならないので心配になります。
耐久消費財となったカメラ製品
これまでカメラは技術的な伸びしろが多かったので、新製品ごとに新しい機能が次々と追加され、新製品が発売されるごとに買い換えるという人も多くいました。しかし、ここ5年ぐらいからでしょうか、特に廉価な製品については、ほとんど機能的には変化がなく(特に静止画で)、そのまま壊れるまで使い続けるという人も多くなっています。
最近は動画目的で買い換える人も多いようですが、例えばいまのEOS Kiss M2を購入した人が、次の後継機種が発売されたからといって買い換える人は少ないように思えますね。それだけ技術的に完成された域に達していると考えることができると思います。
そうなると買い換えサイクルはどんどん長くなりますので、メーカとしてはカメラの販売数が目減りし、さらに苦境になってしまうという状況になってしまいます。
そのためには新しくカメラを買いたくなるような斬新な機能を搭載したカメラを発売する必要があるわけですが、そのような先進的な機能を思いついたり、製品にすることはなかなか難しいのが実情で、どのメーカも苦労していると思います。
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