D500にディスコンの可能性
Nikon D500が終売になるのではないかと海外で噂になっています。海外の通販サイトもそうなのですが、日本の通販サイトの多くでNikon D500が入手しづらい状況になっていて、ひょっとしたらNikon D500が終売になる可能性が考えられそうです。
ちなみに価格.comの調査によれば、現在、Nikon D500の取り扱いをしているショップは11ショップしかなく、そのなかでも販売しているショップは1店舗だけになっています。ヨドバシカメラやビックカメラなどでは「お取り寄せ」表示になっていて、いちおう取り寄せることは可能そうなので、ニコンやニコンの卸売店が提供している製品リストにNikon D500の名前はまだあるのだろうなとは思いますね。
半導体不足の影響か、一眼レフそのものの事実上の終売か
それでは、他の一眼レフはどのような状況になっているでしょうか。少し調べてみます。
・Nikon D6ボディ 販売ショップ数24/36
・Nikon D850ボディ 販売ショップ数23/38
・Nikon D780ボディ 販売ショップ数38/47
・Nikon D7500 18-140 VRレンズキット 販売ショップ数18/32
このような感じになりました。まだまだ結構販売しているなという印象ですが、D780以外は、ほとんど通販主体の激安系ショップの販売となっていて、ヨドバシ、ビック、ヤマダ、コジマなどの有名ショップの在庫はほとんどないような状況になっています。このことから考えると、一眼レフそのものの供給が滞っている可能性が高いのではないかと思いますね。
ちなみに、それぞれのシリーズで、その製品を販売していない有名ショップをあげてみます。
・Nikon D6 カメラのキタムラ、エディオン、ヤマダ、コジマ
・Nikon D850 マップカメラ、カメラのキタムラ、ビックカメラ、ヤマダ、コジマ、ヨドバシ
・Nikon D780 マップカメラ、カメラのキタムラ、
・Nikon D7500 マップカメラ、カメラのキタムラ、ビックカメラ、ヤマダ、ヨドバシ、コジマ
こうみると全国チェーン系のショップで、結構、「お取り寄せ」状態になっていることがわかります。
このように全体的に在庫不足気味になっていて、そして特に顕著なのがNikon D500だけという可能性も考えられます。実際にニコンのホームページを確認しても、Nikon D500のページには「終売」という表記ありませんので、これが単なる半導体不足に起因している供給不足である可能性もありますが、実際にここまで供給が少なくなっているとすると、このまま終売にしてしまう可能性も考えられそうです。
もう一つの可能性として考えられるのは、Nikon Z 9などの生産や、Nikon Z fcの生産に生産リソースを割り振っている可能性です。いまはミラーレスのほうが需要が高いですので、いまは売れ筋のミラーレスを市場に供給するために、工場の生産リソースをミラーレスに割り振っているのため、このようなに状況になっている可能性もあるのかなと思います。
ニコンでは、すでにホームページから廉価なAPS-C一眼レフがなくなってしまってますので、APS-Cや廉価なフルサイズ一眼は、完全にミラーレスに置き換わるのも時間の問題なのではないかなと思いますね。
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コメント
コメント一覧 (6件)
一眼レフからミラーレスへの転換と半導体不足も相俟ってこのままディスコンになってしまうのも全然あり得ますね。
むしろ “やめどき” だということなのかもしれません。
仮にそうなるとニコンはZマウントでハイエンドAPS-C機を出すのかどうか。
ヨドバシでは「販売を終了しました」と出てますね。
日本向けだけなのかは分かりませんが出荷は終わりのようです。
そもそもFマウントのレンズがディスコンになっているので、ボディが同じ一台売れるならZレンズが売れる Z のボディの方がニコン的には望ましいのではないでしょうか?
実際レフ機全体の供給が十分ではないという事で D500 を選択的にディスコンにしたというよりは、元々供給の少ないレフ機の中では D500 の需要が高かったので市場在庫が消えるのが早かったということでしょうね。
では、なぜ D500 の需要が高かったのか、これは安価なのに対して上位機D5並みのパワーがあったからだと思います。
しかしミラーレスはレフ機と構成が違ってパワーは画像処理エンジンの演算能力に大きく依存するので、単純にセンサーをAPS-Cにクロップしただけではコストを劇的に下げるのは難しく D500 後継の高速 APS-C ミラーレスは出たとしてもそれほど安くならないのではないかと想像しますがどうでしょうか?
ニコン自身、Z9で一眼レフに止めを刺してしまったようなものなので、一眼レフを終売させるいい機会と捉えているのかもしれません。
寂しいけれど、これも時代の流れなのでしょう。
キヤノンのデュアルセンサーでもAFポイントが増えるだけで、ラインセンサーと基本的には同じ。クロスにするにはクッワッドセンサーにするしかなく、R3のように視線入力と協調しAF精度を上げるしかないと思います。つまりD500 D6を当面超えられない。
企業の基本はニーズに応えることかと。方法として、
1 D500 D780 D850 D5 D6の修理を長期間行う体制を整える。
2 Z9と同等のZ8を発売する。(動画の機能は下げる)DXでD500の代用とする。
3 高価になってもD500の後継機を発売する。(AFはD6相当)ミラーレスDX版は電池の持ちが問題
DX用の標準ズームレンズが全て販売終了となった時点で終わったなと思いました。
昨年マニュアルニッコールとDタイプレンズを一掃していよいよDXタイプも終わりですか。
いずれニコンの一眼レフ機も終わるでしょうがそれまでに必要とする機材を確保しておく必要があるようです。もっともアダプターを使用すればレンズはZシリーズで活用できるのでそんなに心配はしておりません。