Nikon Z 9の最新の噂
当初から、登場するNikon Z 9のセンサーの画素数について矛盾する情報を得ていた。ニコンは我々に「新たに開発された高解像度積層型FXセンサーになるだろう」と述べていただけだった。噂は、3つの異なるセンサーがテストされているというものだ。4500~4600万画素、5000万画素、そして6000万画素だ。私が受け取った最新の情報は、Nikon Z 9は4500万画素センサーを搭載し、それは30コマ/秒まで可能になるようだ(以前の噂では”たった”20コマ/秒だった)。これがNikon Z 9の噂されている仕様のこれまでのまとめだ。
・新しく開発された4500万画素高解像度積層型FXセンサー
・30コマ/秒
・縦グリップ一体型
・Z9はEOS R5の画像、α9IIのオートフォーカス、そしてブラックアウトしないEVFをNikon D6に組み合わせたものと説明されている
・ニコンはNikon D6よりNikon Z 9がよりよくなると認めている
・マルチショットモード
・16-bit RAWのオプション
・8k30p、4k120/60/30p(8k動画撮影対応)
・8k用に設計された新しいEXPEEDイメージプロセッサ
・改良されたAF(被写体探知AF)
・見事なAFトラッキング(D6より優れる)
・アドバンストリアルタイムトラッキング
・XQD/CFExpress TypeB デュアルメモリカードスロット
・ISO 64~25,600、Hi1、Hi2
・改善されたノイズレベルと、特に大幅によくなったダイナミックレンジ
・高解像度でブラックアウトしないEVF。恐らく576万画素かもしくは900万画素、120HzまでのEVFかもしれない(解像度を減らすとリフレッシュレートが増加する)。
・新しいユーザインターフェース(D6のような背面の二つ目の液晶はない)
・新しいバッテリー Nikon EN-EL18x
・ギガビットLAN、USB Type-C、GPS、内蔵トランスミッター
・価格6000~7000ドル
・8月にテストされることが予定されている
・発表は11月、12月と噂されている(正確な発売日はまだわからない)
期待されるNikon Z 9
ミラーレス市場で劣勢に立たされているとみられているニコンですが、最近はレトロスタイルのNikon Z fcや、フルサイズミラーレス用マクロレンズが好調に予約/販売されているようで、復調の兆しを見せています。それでも、メインストリームであるNikon Z 6IIやNikon Z 7IIが思うように売れていないと思われ、ランキングに顔を出すことがあまりありません。
そこで期待が集まっているのがニコンのフラッグシップモデルとなるNikon Z 9です。フラッグシップモデルですから、現在のニコンの技術のすべてが反映されていることになりますので、EOS R5やEOS R3、α1にどれだけ迫れるか、または凌駕する性能を発揮するかに期待が高まっています。
というわけですが、そのNikon Z 9の仕様が少しずつ漏れてきているようですね。ほぼ完全に情報が遮断されているEOS R3とは対照的です。
上記の仕様によれば、8k 30pの動画撮影に対応し、画素数は4500万画素、新しい積層型のセンサーを採用し、また新たなイメージプロセッサを搭載するとしています。また30コマ/秒の連写性能を実現し、ノイズやダイナミックレンジも改善しているとしています。
思えば、動画にしても連写性能にしてもAF性能にしても、被写体追尾性能についても、イメージプロセッサの関与の割合が高く、非常に重要なパーツになっています。性能が高いだけではだめで、連続使用するためには発熱を抑える必要もあります。どうもニコンはこの分野ではキヤノンやソニーに送れていたようで、機能的に不十分な部分もありましたが、いよいよ新しいイメージプロセッサが搭載されるということで、大幅な性能の向上が可能になりそうです。このあたりは期待したいところですね。
正式発表は今年の年末頃になりそうということなので、その頃までには詳細な仕様がわかると思います。
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