3. 鳥認識 AF 対応ファームウェアの開発発表
「OLYMPUS OM-D E-M1X」のインテリジェント被写体認識 AF に追加する「鳥認識」の開発を進めています。
なお対応ファームウェアの公開は今冬を予定しています。(記事を一部引用しています)
(記事元)https://www.olympus.co.jp/news/2020/contents/nr01702/nr01702_00002.pdf
オリンパスが鳥認識AF対応ファームの開発発表
オリンパスが新ファームの開発内容について発表しています。
発表によれば、オリンパスがOM-D E-M1Xにおいて鳥認識AFを実現する新ファームを開発しているそうです。鳥を認識してフォーカスを合わせてくれるということで、野鳥を撮影してくれる人にとっては朗報となりますね。
E-M1Xは、顔優先AFや瞳優先AFもあるのですが、これとは別にAI機能を応用したインテリジェント被写体認識AFを実装しています。これらは、モータースポーツ、飛行機、鉄道などを認識してフォーカスを合わせてくれる機能がありましたが、今回はそれらに加えて新たに鳥が加わったようですね。
このインテリジェント被写体認識AFですが、単純にモータースポーツ、飛行機といった漠然としたものを対象とするわけではなく、F1などのフォーミュラーカー、MotoGPなどのバイクやそのヘルメット、飛行機では飛行機やヘリコプターのコクピットなどにピンポイントでフォーカスするというかなり便利な機能となっています。
恐らくこれらは、マイクロフォーサーズの利点である望遠レンズの小型化を実現できるという利点を念頭に、望遠レンズで撮影する主な被写体、モータースポーツ、飛行機、鉄道などを撮影しやすいようにということで、対象となっているのでしょうね。
将来はカスタマイズも可能に?
これまではカメラのファームウェアに様々な認識機能を盛り込む形で、新しい被写体の追尾機能を実装してきました。例えば、Nikon Z 6/Z 7でも発売時には瞳認識AFが利用できませんでしたが、その後のファームアップで瞳認識AFが可能になっています。
それはそれでいいことなのですが、人によって自動的にフォーカスを合わせて欲しい被写体というのは異なります。これら全体をファームウェアに納めることは恐らく不可能だと思いますので、将来的にはフォーカスを合わせたい被写体専用のデータモジュールなどのようなものを個別にカメラにインストールして利用するという日が来るのではないのかな?と思いますね。
例えば、犬、ネコ、鳥、ライオン、虎などの追尾用データをネットで公開し、ユーザは追尾したい被写体のデータをダウンロードしてカメラにインストールして利用するといったことが将来的には可能になるのではないのかな?と思います。
さらにiPhoneのFaceIDのように、自分の子供の顔をカメラを通じて登録し、数多くある顔の中から特定の顔を認識して追尾するという機能も標準になるのではないのかな?と思います。
画像認識技術に関しては今後のさらなる発展が見込めますので、そちらの発展でイノベーション的な製品を発売するのもいいのではないのかなとも思いますね。
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