——Zマウントの交換レンズにおいて、ニコンがマウント形状以外に差別化要因としてアピールするのはどういったところですか?
石上 :マウントの形状を活かした高性能に注力しているのが現在のところですが、今後は”マウントの大きさを活かして小型化する”というのをやってみたいですね。沈胴機構もマウント径が大きいからできるというところもあるので、主に長さ方向の小型化をやってみたいですね。
——MF大口径・f/0.95レンズのシリーズ化は?
石上 :社内でもシリーズ化してはどうかという声があり、他にもアイデアはありますので、今後の可能性としてはいろいろと探って行きたいと思います。
(記事を一部引用しています)
(記事元)https://dc.watch.impress.co.jp/docs/interview/1240053.html
Zマウントを活かしたレンズ開発を継続
デジカメWatchがニコンの今後のZマウント用レンズについてのインタビュー記事を掲載しています。
記事によれば、ニコンはZマウント用に開発されたニコンのZマウントを象徴するレンズであるNIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctをシリーズ化していることも検討しているようです。様々な可能性を検討ということのようですが、大口径マウントを活かして他社と差別化したいということもあると思われますね。
そして、マウント形状によって直接的に実現できる可能性以外の差別化として、マウントの形状によって副次的に実現できるレンズの小型化を実現したいという考えもあるようです。
大口径化によってレンズの小型化が可能に?
記事によれば、レンズマウントが大口径煮になることで、光学設計の自由度が増すとともに、メカ設計の自由度も増しているそうです。そのため様々なレンズを駆動される機構についても無理なく設計することができるようです。
Nikon Z 50用の標準ズームと望遠ズームは、焦点距離のわりには沈胴式を採用して小型化していますし、小型化している割りには光学的な性能もかなり良いという評価があるようです。Z 50はAPS-Cセンサーを採用したミラーレスカメラですので、フルサイズ用に設計されたZマウントから考えると、十分にメカ設計の自由度があると考えることができます。そのため優れた沈胴式のレンズを作ることができたと考えることができますね。
薄い単焦点レンズであるパンケーキレンズは一定の人気がありますが、これはとにかく薄くて携帯性が高かったことも人気の理由の一つだと思っています。一眼カメラのレンズとしては、カメラそのもののサイズがあるので、レンズの太さより長さのほうがカメラの利用にとって問題になる可能性があるのでしょうね。ある程度太くてもいいけど、長いと邪魔になると感じる人は多いのではないのかな?と思います。
そう考えると大口径化したマウントによって、沈胴機構を採用してレンズを小型化できるというのは一つのメリットとして確かにあるよね?と思います。マウントの大口径化というのは、そういう場合にはかなりのメリットがあって、大口径マウントを採用したAPS-Cカメラについては特にその恩恵を受けることができそうですね。
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コメント
コメント一覧 (2件)
レンズマウントが大口径煮なることで
×煮
〇に
ご指摘ありがとうございます。
早速訂正させていただきました。
今後とも当サイトをよろしくお願い申し上げます。
このたびはありがとうございました。