【出願日】平成30年8月10日(2018.8.10)
実施例
焦点距離 119.97 218.00 360.96
F値 5.50 6.50 7.10
画角 6.50 3.59 2.17
像高 13.66 13.66 13.66
全長 179.62 192.93 233.56
バックフォーカス 15.03 15.03 15.04(当サイトによる解釈です)
APS-Cミラーレス用の特許を出願
キヤノンがAPS-Cミラーレス用の120-360mm f/5.6-7.1と思われるレンズの特許を出願しています。
海外のサイトでは、このレンズの特許について100-400mm f/5.6-7.1と言っていますが、実際には120-360mmという特許になっていますね。
まず、このレンズについては像高が13.66mmですので、間違いなくAPS-Cセンサー用のレンズと思われます。そして、バックフォーカスが15mm前後と短いため、これは明らかにミラーレス用のレンズだと思われますね。つまり、仮にですが100-400mmというレンズだとした場合、35mm換算で150-600mmという超望遠ズームレンズの特許になりそうです。
EF-M用かRF用か?
Nikon ZマウントやソニーEマウントでは起こらないことが、キヤノンでは起こります。問題は、これがEF-Mマウント用レンズなのか、それともRFマウント用レンズなのか?ということですね。もし、RFマウント用だとしたらキヤノンはAPS-Cセンサーを搭載したRFマウントカメラを開発しているという証拠になりますので、その点についてはものすごく興味を持たれるところだろうと思います。
ですが、特許の内容からはどちらのレンズなのか?ということの判断は不可能ですね。海外のサイトでは、たぶんEF-Mマウント用のレンズだとしていますが、EF-MマウントとRFマウントのフランジバックは2mmしか違わないので、どちらのレンズとも言えないし、どちらのレンズとも考えられるということだと思います。
じゃあ、今後、EF-Mマウントのレンズの発売が検討されているのか?というと、そういうことも考えられないように思います。というのも、このレンズの特許は2018年の8月に提出されています。フルサイズミラーレスが発売される前に提出されていた特許で、当時は発売を検討していたのかもしれませんが、1年半が経過した現在ではそうならない可能性の方が高いように思えます。
さらに特許が取得されたからといって、それが必ずしも製品になるとは限らないので、出願された特許をベースにして将来の方向性を想像するのは難しいのかな?と思いますね。
ですので、このレンズはたぶんEF-Mマウント用ですが、もちろんRFマウントにも恐らく応用できるレンズで、EF-Mマウント用のレンズがさらに拡充するということも、APS-CセンサーのRFミラーレスが発売されるとも言えないということ何だろうなと思います。
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コメント
コメント一覧 (1件)
細かいことを書きますが、キャノンの場合1.6×なので、375mmで35m換算600mmになります。ですので場合によっては、125mmー375mmf5.6ー7.1という焦点距離で、換算200mmー600mmであるような気もします。