43RumorsがOM-D E-M1 Mark IIIに関する噂を掲載しています。
二つの情報筋がOM-D E-M1 Mark IIIが2月中旬に発表されるだろうことを確認した。最初の情報筋からはOM-D E-M1 Mark IIIは、E-M1Xから縦グリップを取り除いたようなものになると言われた。二つ目の情報筋は、さらにいくつかの詳細を披露した。
・一つ以上のジョイスティックがある
・OM-D E-M1 Mark IIと同じバッテリー
・新しい描画プロセッサ
・手持ちでハイレゾ撮影が可能(記事を一部引用しています)
(記事元)https://www.43rumors.com/ft5-first-olympus-e-m1iii-specs-info-its-an-e-m1x-without-the-built-in-grip/
オリンパスがE-M1 Mark IIIを来月にも発表の可能性
オリンパスのE-M1 Mark IIIに関する噂があるようです。記事によれば、OM-D E-M1 Mark IIIは来月2月の中旬頃に発表されるだろうとしています。これはまさに日本で2月下旬に開催される、日本最大のカメラ展示会であるCP+に併せて発表されるものだということが言えそうです。CP+で展示したり、発表したりするためにCP+の開催前に発表することはよくあることです。CP+では様々な人々が訪れますし、カメラ雑誌などのメディアも訪れます。そうするとカメラ雑誌に新製品の記事が掲載されたりしますので、格好の宣伝の場となるわけですね。そんなわけで、多くのカメラメーカがCP+に併せて新製品を発表することが多いので、注目できる季節になっています。
記事によれば、OM-D E-M1 Mark IIIはE-M1Xの縦グリップを無くした物のようなものになるようです。OM-Dシリーズは、これまでE-M1がプロモデルということでしたが、さらに縦グリップを内蔵したE-M1Xが発売され、そちらもプロモデルで操作性を重視したようなモデルとして販売されています。
OM-D E-M1 Mark IIIとOM-D E-M1Xの違いには様々ありますが、主な違いとしてOM-D E-M1XのほうがAI技術による被写体の検出性能が向上し、ハイレゾショットが可能になり、GPS、方角、温度計、気圧などの各種フィールドセンサーを搭載していることが特徴で、その他様々な機能がブラッシュアップされているようです。
OM-D E-M1 Mark IIIは、基本的にはOM-D E-M1Xの機能を踏襲したようなものになるとみられているようで、より上位の機種から機能が順繰りに下に降りていくというような流れをくんでいるようですね。E-M5 Mark IIIについても、ほぼE-M1 Mark IIに近い性能になっていて、E-M1からE-M5に順繰りに機能が降りていっている様子がわかります。それと同じようなことが言える可能性が高いと言えそうですよね。
カメラ製造の流行は流用と機能統合?
かつてカメラは機種ごとにカスタムオーダーメイドみたいな感じで、それぞれ専用設計されていたように思います。ですが、カメラ市場が縮小したことによって、なるべく開発期間を短く設計するようなことをしているように見えますよね。
今の時代では、カメラの設計に関しては、できるだけ他のカメラの機能や部品を流用できるようにして、新たに何かを設計したり部品を作る場合には、できるだけ他のカメラで流用できるように設計しているように思えます。例えば、今回のオリンパスのカメラについても上位機種の機能を順繰りに下位機種に落とし込むことで、上位機能の新機能を開発するだけで下位機種に関しては特に開発をしなくても新製品が作れるようになっているように見えます。これは事実上の上位機種の値引き販売になるわけですが、モデル名を変更し過去の同一モデルの機能と比較すると性能は向上しているので、そのようなネガティブな見方にはならず新製品により機能が向上したと解釈されます。
ニコンでは、どうやら中身はミラーレスとして一眼レフを開発しているとみられ、D780の主要機能はNikon Z 6の中身と同じというような流用をすることで、事実上、ミラーレスの開発で一眼レフを作ってしまうという”節約”をしているように見えますよね。
このように、市場が縮小していくなかで、それぞれ各メーカは新機種を発売するにおいて、どれだけコストをかけずに開発するかに主眼が置かれているように見えます。このやり方は決して悪いことばかりではありませんし、ユーザにとってのメリットもあると思いますが、そこまで経営環境が厳しくなっているのかな?と改めて思いますね。
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