この噂は非常の堅実な情報筋からのものだ。私がこれを知っているのは、彼が当サイトに投稿していなかった2019年のレンズロードマップをシェアしていたからで、それは彼が匿名の最初の情報筋だったからだ。彼の2019年のレンズロードマップは正しかった(それには、例えば新しい70-350mmレンズも含まれる)。だから、このロードマップは現実的なものであると私は確信している。
・ソニーは2020年に6本以上のレンズの発売を計画している
・それらの一つはAPS-Cになるだろう
・ほとんどのレンズはプライム望遠レンズと望遠ズームになるだろう(しんしいくつかのレンズは70-200mm Gのように現行の置き換えになる)ソニーがいくつかのレンズを更新し、スポーツや野生動物を撮影することができる新しいズームレンズをを発売することは理にかなっている。
(記事を一部意訳しています)
ソニーが年内に6本のレンズを発売?
ソニーが年内にも6本のレンズを発売する可能性があるようです。そのほとんどが望遠レンズになるようですね。ソニーはプロフェッショナル向けのサービスを展開しており、オリンピックなどでもブースを構えるなどプロフェッショナルカメラマンへのサポートを強めています。そうなるとスポーツ撮影向きの望遠レンズを多数投入する必要があるということで、今は望遠レンズへ注力している可能性があるようですね。
これまでソニーは望遠レンズのラインナップに乏しいと言われていました。逆に広角~中望遠あたりのズームレンズや便利ズームについては、ソニーは非Gレンズ、Gレンズ、GMレンズ、ツァイスと様々なレンズが入り乱れてちょっとしたカオス状態になっています。ですが、いよいよ望遠レンズに注力するということで、本格的にラインナップが揃う可能性が高くなってきていますね。フルサイズミラーレスも売れていますし、まさに無敵の状態と言えそうです。ちなみにソニーによればAPS-Cを含め60本のレンズラインナップを2020年内に目指しているようです。
当サイトでコメント頂いた方によれば、ニコンからレンズ設計の技術者が退職し、ソニーに転職。その結果、レンズ設計の難しい望遠レンズもソニーは作れるようになったという噂があるようですが、実際はどうなのでしょうね。このあたり気になるところです。逆に考えるとニコンにとっては痛手と言えそうなお話です。
マウント仕様の公開が首を絞めることになるか
そんなソニーに一つの不安要素があるとしたら、そのマウント仕様を公開していることでしょうか?当初、ソニーはニコン、キヤノンよりシェアが低い状況でしたので、レンズラインナップを拡充すべくサードパーティーを積極的に取り入れようとしました。そのためEマウントに関する仕様を公開し、他社のレンズ参入を歓迎する戦略を取っていました。発売当初は、まだまだシェアが少ない状況でしたので仕方のない状況だったのかもしれません。
同様の戦略を取るメーカもあることにはあります。例えばオリンパス主導のマイクロフォーサーズも基本的には参画すれば製品を発売することができるわけでオープンアーキテクチャと言えることができますし、トヨタもハイブリッド関連技術の特許を公開して市場を大きくしようとしています。これは閉じた技術になってしまうと、市場が成長することを妨げる可能性があるからですね。例えば日本でしか利用されなかったiモードやフェリカなどの技術があります。
ですが、そのおかげでタムロン、シグマから破格値とも思われる価格で大口径ズームレンズが発売されるなどしており、市場を確保した今、マウント仕様を公開したことで、逆に利ざやの大きいレンズ発売による利益をそがれてしまっているような状況が生まれてしまっています。本体だけ売れていればいいというのならいいのですが、レンズは利益率が高くどうしてもそこの利益も確保したいと思うのは企業としては当然ですので、非常に残念な結果になりつつある状況と言えるかもしれません。
逆にキヤノン、ニコンはレンズ仕様は非公開ですので技術の壁が参入障壁を高くしているため、一定の期間は安心していられる時間はありそうですし、互換性の問題からネイティブレンズを購入したいと思う人を増やす効果があると思います。さらにニコンに関してはフランジバックが最も短いため、マウントアダプタさえ開発できれば、どんな他社のレンズも装着して利用できるかもしれないという可能性を秘めています。
レンズラインナップは重要ですが、仕様を公開したことがどのように影響してくるのか心配なところではありますね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
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