2019年12月6日に、キヤノンはフルサイズミラーレスカメラ用のボディ内手振れ補正の特許に取り組んでいるということを述べた。そして、キヤノンの次のフラッグシップカメラであるEOS R Mark IIにはボディ内手振れ補正が内蔵されることを確信している。
2019年12月8日に、Canon 5D Mark Vの発表の可能性は非常に少なくなったとも述べた。その代わりにキヤノンは新しいプロフェッショナル向けのフルサイズミラーレスを発表するだろう。最も可能性があるのはEOS R Mark IIで、これまでに公開した噂のスペックについて確認して欲しい。
最新の一連のネット上の情報を元にすると、キヤノンは、EOS Rよりわずかに大きくボディ内手振れ補正があるフルサイズミラーレスカメラのプロトタイプ機に取り組んでいる。それだけでなく、先進的なHEIFフォーマットのノンクロップ4k 60fps、30fps、24fpsがある。それらすべてはキヤノンの次のフルサイズミラーレスの発表でやってくる(もちろんEOS-1 DX IIIのあと)。
(記事を一部意訳しています)
EOS R Mark IIの噂
EOS R Mark IIについての噂です。ここ最近になってEOS R Mark IIの噂が様々なサイトで取り上げられていますね。今のところは、具体的な仕様はわかっていないようですが、とりあえず実地テストはされているらしいというところは一致しているようです。ですが、こちらの噂は一歩踏み込んでいて、EOS R Mark IIにボディ内手振れ補正が搭載されるということが述べられています。ですが、その理由はキヤノンがボディ内手振れ補正の特許を出願していたというものだけのようですので、個人的には根拠に乏しいのかな?とも思いますね。
さらに動画性能に関しても述べられていてノンクロップ4k 60fpsに対応するとしていますね。こちらも根拠の記述はありませんが、情報筋については明かせないと思いますので、仕方がないのかもしれません。
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キヤノンのフルサイズミラーレス新機種情報が錯綜している?
記事元には「フラッグシップモデルであるEOS R Mark II」「キヤノンはプロフェショナル向けのミラーレスとして最も可能性があるのはEOS R Mark II」というような表現がありますが、この表現にはちょっと違和感を感じるのは私だけでしょうか?仮に前機種のEOS Rと同じような製品だとすると、今はフルサイズミラーレスは2機種しかなく、その2機種の中ではフラッグシップであることは確かです。しかし、それでもEOS Rをフラッグシップと呼ぶのは、ちょっとしっくりきません。さらに、EOS Rをプロフェッショナル向けとするのも違うのかな?と思います。
ちなみに、今現在で様々な噂がありますが、発売が噂されているEOS Rシリーズは以下のようになっています。
・Canon EOS RS 2020年2月発表。高解像度版EOS R。7500万画素
・Canon EOS R Mark II 2020年5月以前発表。EOS Rの改良版
・Canon EOR RX 2020年末。スポーツ撮影用。プロ向け。
・APS-C版EOS R EOS Rxより先に発表
この中でプロ向けと思われるのは、高解像度機のCanon EOS RSと、スポーツ撮影のEOS RXが該当するのかな?と思いますし、これらのカメラをフラッグシップというのであればしっくりします。EOS RSとEOS RXというネーミングはどちらも仮称です。なので、ひょっとしたらEOS R Mark IIのことを実はEOS RSや、EOS RXと混同してしまっている可能性もあるのかな?と感じています。EOS RS(仮称)とEOS RX(仮称)の噂がもともとあって、そこに本当の名称でEOS R Mark IIという噂がでてきたら、異なるカメラとして認識してしまう可能性もあるのではないのかな?と思いまし、矛盾も少なくなるように思います。
ですがキヤノンは比較的モデルネームと実際の仕様に一貫性がないことも多く、Mark IIになっていきなり購買層がかわるような大きな変化をすることもあるので、EOS R Mark IIという名称ながらプロユースのカメラとして発売される可能性も捨てきれません。
というわけで可能性の高い噂というものがなかなかない中で、様々な噂が飛び交っているようですが、来年の初めにもEOS RSがまずは発表される可能性があるということで、それがどのような機種になるのか楽しみなところですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)http://thenewcamera.com/canon-eos-r-mark-ii-rumors-the-saga-continuous/
コメント
コメント一覧 (1件)
Canon EOS R Mark II にボディ内手ぶれ補正が搭載されるとしたら
キヤノンの特許を見る限り、他社と差別化したものになりそうです。
特許は手ぶれ補正機構の部分的な要素の特許がいくつか出ていて
それらを合わせると小型、簡単な機構で作れ、またレンズによる
像面の曲がりも補正するというものです。
センサーがシフトすると像の対角でレンズからの距離が片側が近づき
反対側が遠ざかるので像面の曲がりが補正できれば影響が少なくて
済みます。
これはボディ内手ぶれ補正の欠点でニコン50mmf0.95のような
被写界深度の浅いレンズは困ることになるかも知れません。
手ぶれ補正の動作としては特許の参考文献としてパナソニックの方式が
出てくるので協調動作のようです。
文章で書けば簡単ですが、特許文献を見る限り先行他社も出来ていない
ことをやろうとしているようなので開発に手間取りそうです。
なお、上記については気がついている特許を全部合わせるとと言う意味で
すべてが網羅されていない可能性もあります。
またDPCMOSでダイナミックレンジを改善する特許も公開されていますし
これは搭載されるかも知れません。(M6mk2や90Dには既に搭載されているかも
知れません)
ソニーのダイナミックレンジ改善方式と違い画素の欠損が起きない良い方法です。