実施例
・焦点距離 10.30~97.00mm
・f値 4.09~5.81mm
・画角 40.20~4.76度
・像高 8.19mm
・全長 100.29944~139.59967mm
・バックフォーカス 13.94944~33.06800mm(当ブログの解釈です)
どのようなレンズなのか?
ニコンが1インチセンサー用のレンズの特許を出願しています。特許の内容によれば、像高は8.19mmとのことです。これはいわば円で言うと半径のようなものですので、半径の2倍が直径になるような感じで実際の対角線の長さは二倍になります。で、1インチセンサーの像高は16.2mmですので、8.19×2=約16.4mmということで、このレンズは確実に1インチセンサー用のレンズであることがわかります。
では、どのようなレンズなのかというと、焦点距離とf値から、恐らく10-100mm f/4-5.6という超高倍率ズームの特許だと思われますね。あと、バックフォーカスは最短で14mmですので、Nikon 1のフランジバック17mmよりちょっと短いですが、なんとかなるのかな?という感じですね。
ですが、この特許は過去の特許の分割された特許のようです。
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テクニカルな理由による特許の分割
この特許は実は2017年に出願された特許のようで、その特許の一部を切り取って再提出された特許のようです。この特許の分割というのは説明が難しいのですが、例えば他人に特許の使用を認めるとき複数の特許の要件が入っていると両方の特許を認めることになってしまうので、特許の使用を認める部分だけ抜き出すために分割するですとか、判断に難しい特許が含まれている場合、特許申請に長い時間がかかってしまうので、より特許の取得をはやくするために分割するとか、そういう目的があるそうです。
それはそれで理解できるわけですが、いまどうしてこのようなレンズの特許を申請していて、それはどのようなカメラになるのでしょうか?
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1インチネオイチかミラーレスか
可能性は二つだと思います。1インチセンサーのネオイチかNikon 1用の交換レンズだと思われますね。全長が長いので、いくら沈胴式のレンズだとしても1インチコンデジには利用できないと思います。
ではネオイチかNikon 1のどちらかというと、いまさらNikon 1の復活は考えられませんので、やはり1インチセンサーの超高倍率ズームを搭載したネオイチということになるんでしょうか?特許の審査申請もしていることから、必要があって特許を取得していると思われますので、少なくとも1インチセンサーの何かしらのレンズに使用されることは間違いないと思われます。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
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