タムロン “可能ならEマウント用全製品をZマウントで開発したい”

Tamron 28-75mm f/2.8

タムロンへのインタビュー

タムロンへのインタビュー記事が掲載されています。とても内容的に面白かったので紹介したいと思います。どのようなレビューになっているのでしょうか?

それでは記事をみてみましょう。なおアイキャッチ画像はタムロンレンズのイメージ画像です。

  • 単焦点よりズームを多く発売しているが?
    • 90mmマクロをはじめ単焦点の要望も多く検討している
    • マクロは他社も発売しており魅力的なレンズにするために考えている
  • 24-70mmといった伝統的な焦点距離のほうが需要があるのでは?
    • 小サイズ、軽量にするために28-75mmを発売した
    • 24-70mmでは他社と同じサイズになってしまうかもしれない
  • 人々は伝統的なレンズになれている。新製品の可能性をどう判断しているのか?
    • 販売実績は伝統的な焦点距離を超えたところに市場があると示している
    • ニーズを考え、理念に沿った製品にすれば単焦点の開発リスクは低下する
  • Zマウントレンズの開発について?
    • Eマウントと同じ光学設計を利用でき開発期間を短縮できた
    • カメラとの通信は異なるためZ用の新ソフトやレンズ回路を開発した
  • Zマウントレンズにいつから取り組み始めたのか?
    • それはお答えできない
  • Zマウントに対する戦略は?
    • 今年もZマウントのラインナップを拡充する
    • ユニークなレンズが多いので、多くの選択肢を提供できる
    • できればEマウント全製品をZマウント用に開発したい
  • Xマウントの次のステップは?
    • 11-20mm F2.8 Di III-A RXDを発売した
    • Xマウント用レンズはどれも予想以上に売れている
    • 次のステップは新しいAPS-Cレンズの計画だ
  • Zマウント用のAPS-Cレンズについて?
    • Zマウント用APS-Cレンズはあまり売れていないようだ
    • 十分な需要があるか確認する必要がある
  • タムロンが見る技術的なトレンドは?
    • 動画に対応した設計とすることが重要だ
    • もちろん小型軽量へのこだわりも変わっていない
  • ベトナムに第2工場を建設する経営的な背景は?
    • 中長期的な計画を念頭に置いたもので写真部門に限ったことではない
    • 地政学的リスク、サプライチェーンの面も考慮した
  • いまでも一眼レフ用レンズを製造しているのか?
    • 非常に強い需要があるので驚いている
    • しかし一眼レフ市場が縮小しているため新レンズを開発するかはわからない
  • 35-150mm f/2-2.8でハイエンド市場に参入したが?
    • 情熱的な写真家は増え、ハイエンドレンズの需要は高まると考えている
    • 新しいハイエンドレンズも検討している

期待できそうなZマウントレンズ

上記は記事の内容をかなり要約してまとめた物になります。詳細は本記事下部の記事元リンクから全文をご覧ください。

さて、記事によればタムロンは今後は単焦点レンズについても検討していくとしています。また、大口径なハイエンドのレンズについても、今後は需要が増えていくだろうということで、市場に投入していく可能性もあるようです。しかも、現在もハイエンドレンズを検討しているということで新レンズも期待できそうですね。

特に気になったのはZマウントレンズに関してです。インタビューによれば、現在、タムロンが発売しているEマウント用レンズについて、すべてZマウント用レンズとして発売したいという記述があることがわかります。そうなるとニコンが許せばということになるのかもしれませんが、いっきにZマウント用レンズも拡充する可能性もでてくることになるので、非常に気になる発言ですね。

しかし、このレンズはフルサイズのみになりそうです。Zマウント用のAPS-Cレンズについては、まだニコンのAPS-C用レンズはあまり売れていないようなのでタムロンとしても慎重に検討していくということになっているようです。

ただし、ニコンが発売しているAPS-C用のレンズはほぼキットレンズですし数も少ないので、これだけで需要を判断するのも難しいのかなという感じもしますね。

この他、Xマウント用レンズはかなり好調のようなので、Xマウントに関しては多くのAPS-Cレンズが期待できるのかもしれません。

(記事元)https://phototrend.fr/2023/03/interview-tamron-cpplus-2023/

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「タムロン “可能ならEマウント用全製品をZマウントで開発したい”」への3件のフィードバック

  1. インタビューによって、タムロンのZマウント版について今までよりは少し前向きにも思えるようになった気もしますし、タムロンとニコンの関係は良好そうにも思えます(なので全部出したいとも言える?)。ですが、現状を見る限りはニコンのコントロール下にあるとみるのが普通のようでもあり、それを打破するには、やはり実際にレンズを出してもらわないといけないような気がします。それにしても、RFマウントは完全スルーなのは不気味です。
    個人的には、90mmマクロについて触れているのが大きな収穫です。やっと、出てくるのでしょうか? 妄想的には現在のマクロレンズは大きくなったので、小さくしてほしいですが、、、、沈胴式とか????

  2. タムロンがZマウントにドシドシ出してくれたらソニー機が合わないと感じているユーザーがニコンに興味を示してくれるかもしれませんね。
    ただ今のニコンはやはりボディの更新が待たれている状況で、ミドル / ハイアマユーザーは買うボディがないと感じているように思います。
    Z 9ほどではなくていい、しかし今Z 7II / 6II辺りを買うのは食指が動かないという人は多いのではないでしょうか。
    Z 8の噂も昨年からで未だに具体的な姿や性能もイマイチ見えてきませんし、タムロンとしてもレンズを出したくてもそのレンズの購買層の数が見込めないと出せないでしょうね。

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