キヤノンのサードパーティー製レンズは2025年までは期待できない
キヤノンがサードパーティーメーカにRFマウントレンズの作ることを止めるように要請しているという問題が話題になっていますが、その後さらに少しの情報が入ってきているようです。
それでは、どのような情報なのかみてみましょう。
私はこの話題について、完全に地理的に異なる場所にいる品質の高い二人の情報筋と話をしたが、彼らは似たようなことを述べていた。
大きな問題は、近い将来にわたりキヤノンには、彼らのRFマウントの電子部品やオートフォーカスのような特許をサードパーティーメーカに利用させるつもりはないということだ。
これにはいくつか理由があると聞いている。
- キヤノンはRFラインナップが成熟していると考えておらず、彼らのラインナップを充実させたいと考えている。キヤノンは未だ、多くの非LレンズとLレンズの両方に取り組んでいる。
- キヤノンは”さらに安価”な選択肢として、キヤノンの一連のアダプターを利用してRFマウントでうまく動作する、いまある100本でも1億本もあるEFレンズによってすでにカバーされていると考えている。
- キヤノンはRFマウントの微調整や改善を行っていない
情報筋の一人は、最も速くても2024年末までサードパーティー製レンズは期待できないと述べていて、すべてのメーカにRFレンズを作る機会を与えられることはないと述べている。
さて、噂によればキヤノンはここしばらくはRFマウントレンズに関連する特許を、サードパーティーメーカに利用させるつもりはないとしています。ただし、「近い将来」ということで一定の期間が経過した場合には、一部のメーカに特許の使用を認める可能性も示唆されていています。しかしそれは速くとも25年にならないと発売されないよう考えられているようです。
このことは、たぶん25年(24年末)までにはRFレンズがほぼ揃うので、それまでは他社にRFマウントレンズを作らせるつもりはないということになると思います。これがキヤノンの本心だとしたら、マウントアダプタや、マニュアルフォーカスレンズについて黙認している(少なくとも製造を止めるような要請はしていないらしい)ことにも、なんとなく納得できるように思えます。
ライセンス契約でわかれるキヤノンとニコン
現在のところ、ニコンのレンズではコシナのAPO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical、タムロンでは70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDを、ニコンとのライセンス契約のもとで発売されています。なのでニコンは何社かとライセンス契約の上でサードパーティー製のレンズを認めているということになります。
たぶん、ホームページに「※本製品は、株式会社ニコンとのライセンス契約の下で、開発・製造されています。」という記載があるのは契約上、表記しなければならないことになっているのではないかと思いますね。逆に言うと認めていないメーカには発売を許さない可能性はあるのかもしれません。
一方で、この噂が正しければ25年まではキヤノンはサードパーティー製レンズを認めない方針ですので、両社で戦略が分かれたような状態になっていると考えられそうです。
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コメント
コメント一覧 (2件)
24年末になったら『RFマウントのレンズは十分に揃ったと思っている。サードパーティーのレンズを必要としていない』とか言いそうですね。
前半のキヤノンは特許をサードパーティーメーカに利用させるつもりはないと言う所と
最後の最も速くても2024年末までサードパーティー製レンズは期待できないは矛盾しますね。
”すべてのメーカにRFレンズを作る機会を与えられることはない”
は特許の使用権はすべてのメーカーに与えませんと言う事でしょう。
本質はEFマウントと同じで独自に開発すれば自由におやりなさいその代わりお手伝いも
サポートも一切しませんと読み取れます。
今までの少ない情報から24年の後半以降タムロンかシグマが独自開発で製品化するとも
読めます。
開発は進めているという情報は以前出てきたはずです。
情報公開と行ってもEマウントは機能制限を設けているようですし純正の安心感はありますね。
ちなみに自分自身もEFマウントのタムロンとシグマ、マイクロフォーサーズのシグマユーザー
でもあります。