なお巷では、本機の発熱による使用時間制限が話題になっているようである。今回は真夏の夕暮れどきに8Kで撮影してみたわけだが、モニター画面の左上に時間が表示されており、8Kの場合最初が15分に設定されている。撮影を停止したところで確認すると、この残量が減っており、ゼロに近づくとヒートアップのアラートが表示されるようになる。ゼロになったところで、撮影できなくなった。
ただ、単純に撮影したぶんだけこのタイマーが減っていくわけでもなく、発熱上問題なければ15分の数字は減らない。逆に発熱上問題があれば、1分撮影しただけで残りが10分になっていたりする。動画の長時間撮影や長時間のスタンバイなどして熱が溜まってくると、タイマーが減るようである。今回の撮影では、8K動画を20分ぐらい撮影したところで、バッテリー残量半分を残して撮影不能になった。
そうなるとどうやってタイマーをリセットするのか、という事になるが、今回はバッテリーを再充電している間にボディが冷えたのか、またタイマーが15分に戻っていた。
映像は素晴らしいが、たった20分しか撮影できないのでは、「8Kは飾り」と言われても仕方がない。現場でボディが冷えるまで何時間も待つわけには行かないので、具体的にどんな利用条件でタイマーが作動するのか、何をどうすればタイマーが元に戻るのか、そうした細かな条件をあきらかにすべきであろう。
(記事を一部引用しています)
(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/2331b29f79cb96fe37317f2d7df0a27dd8f8af71
動画撮影時のAFと手振れ補正は問題なし
Impress WatchがEOS R5のレビューを掲載しています。記事はかなり長いですし、詳細なので、すべては記事元リンクから全文をご覧ください。
記事では主に動画についての性能について記述されています。記事によれば、簡単にキレのいい8k動画が撮影でき、AF性能も8k撮影でまったく問題ないとしています。顔認識も正確で、動く被写体にも正確に追尾してくれるようですね。
また手振れ補正についてもレンズ内補正とボディ内手振れ補正を合わせるとかなり強力だそうです。「レールで撮影しているレベル」ということでかなり強力であることがわかります。さすがに、レンズとボディが強調して補正する手振れ補正システムであるだけのことはありますね。
8kは飾り?
EOS R5は海外で動画撮影時の発熱問題が話題になっていますが、このレビューでもEOS R5の発熱問題について記述されています。
この問題については海外で取り上げられていて、日本ではあまり取り上げられていません。それには理由があって、海外、特にアメリカではカメラによる動画撮影の機能に対して、かなり需要があることを頭の片隅においておく必要があると思います。
最近はリモートワーク、Stay At Homeなどで自宅でのテレビ会議も行ったりするようになり、動画撮影に関する需要が高まっています。普通の安いWebカメラだとキレイに撮影できないので、より高価なWebカメラを購入したいと思うわけですが、そうすると廉価なミラーレスカメラも視野に入ってくるのですよね。そのため、Webカメラ代わりに廉価なミラーレスを購入する人も増えているうで、アメリカでのミラーレス需要の回復というのは比較的はやいようですね。
そしてメーカ側もそのことを理解しているようで、一眼レフ、ミラーレスの動画撮影機能を次々とブラッシュアップしたり、新しい機能を搭載してきています。
ところが、日本ではまだまだレンズ交換式カメラで動画を撮影するという文化が根付いておらず、そのためカメラの動画撮影能力が矮小化されている可能性が高いのかな?と思いますね。海外のサイトで、EOS R5の日本での販売ランキングが上位に入っていることについて、驚きをもって伝えられていたように、海外では動画ありきという人も多いのだと思います。
そして、記事では、どのような利用条件で再び利用できるのかわからないので、現場では何時間も待つわけにはいかないとして、だから8kは飾りと言われても仕方がないと断じています。
動画を撮影したいという人は、この録画時間制限について気にするのは当然です。そして、動画撮影機能について多くを求める、特にアメリカのユーザから、この問題についての指摘が多いのもわかるという感じがします。
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