他の新しいニコンのレンズの発売でみられたように、Z 20mm f/1.8 Sレンズは、本当に高い販売価格からスタートした。Z 24mmならもっと安い価格で手に入れられるし、一方でZ 35mmのような他のレンズも約半分の価格で入手できる。ZマウントアダプタでFマウントの20mmレンズを利用しようと検討することもでき、そのようなレンズはZマウント用レンズより数百ポンド安く手に入れることができる。時間が経過して上手くいけば、20mmレンズの価格が下落して手頃な選択肢になるかもしれない。ただし、さらに広角が必要な場合は、少々余分の出費を検討すると幸せになるだろう。
まとめると、もし広角プライムレンズを探しているのなら、これはZシステム用のネイティブレンズとして手に入れることができる最も広角なレンズだ。14-30mm f/4はより汎用的(そしてより広角)であるかもしれないが、もし低輝度での撮影を多くする、またはより大口径がもたらす柔軟性を望むのならば、プライムレンズのほうがより適しているかもしれない。
この優れた画質を生むレンズは、他のZシリーズレンズと同様に非常にシャープで、素晴らしく魅力的なボケを発揮する。もしあなたが20mmレンズの画角が必要ならば、Z 20mm f/1.8 Sを強くオススメする。現在、全体的な評価を少し下げているのは価格だけだ。
(記事を一部引用して意訳しています)
Z 20mm f/1.8 Sレビュー
PhotographyBlogがZ 20mm f/1.8 Sのレビューを掲載しています。レビューはサンプルを含めかなり長文なので全文は記事元リンクからご覧ください。
記事によれば、Z 20mm f/1.8 Sは他のZシリーズのレンズ同様にシャープであるとしています。引用外の記事では、Z 20mm f/1.8 Sは開放から良好なシャープネスで、f/2.8までシャープネスは向上していき、最もシャープな結果を得られるのはf/4~f/8の間になるそうです。絞るとシャープネスが向上するのは一般的ですが、開放からも結構なシャープネスがあるというところがポイントかもしれませんね。
また使い勝手に関してもAFの音は他のS-Lineのレンズと同様に非常に静かで、音を立てずに撮影したい場合にも便利に利用できるようですね。そのため動画の撮影にも適しているようです。
ネックは価格だけ
記事では何度も価格に関して記述されていますが、総合的にはこのレンズはとても素晴らしいレンズだが、ネックとなるのはその価格だけということが言われていますね。それでは、いま日本での価格はどうなっているでしょうか?
価格.comで最安値を調べると以下のようになっていました。
・NIKKOR Z 20mm f/1.8 S 12万5485円
・NIKKOR Z 24mm f/1.8 S 10万8980円
・NIKKOR Z 35mm f/1.8 S 8万6074円
・AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED 8万3000円
これをみると確かにZ 20mm f/1.8は際だって高価であることがわかりますね。記事にある約半額というのは大げさですが、Z 35mmやAF-S 20mmはZ 20mmの三分の二ぐらいの価格で購入できる計算になります。
交換レンズって、キットレンズや人気のある定番レンズ以外は、これまで発売されてからあまり値動きがなくほぼ一定という印象がありました。ですが、Zマウントレンズは発売されてからしばらく値下がりし続け、あるとき急に値上がりし、その後はほぼ一定の価格を維持するというレンズが多いように感じています。
例えば、Z 35mmは一時的に初値より2万円も値下がりした時期がありました。そのことを考えると、初値が約13万円もしばらく時間が経過するとZ 35mmなみに値下がりしたとして11万円、さらに値下がりするとひょっとして10万円を割り込む価格になる可能性もあるので値下がりには期待してしまいますね。
(記事元)https://www.photographyblog.com/reviews/nikon_z_20mm_f1_8_s_review
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コメント
コメント一覧 (1件)
数が出ないのなら、価格を上げて1購入者から得られる利益を最大化するしか無いでしょうね。
要するに製品の価格が高くなるのは必然かと思います。
ただ、サラリーマンのお父さんが何とか無理して買える値段からもかけ離れてしまうと、急速なカメラ離れも懸念されるところです。
メーカーのマーケッティング部では、この辺りの想定価格をどれくらいに置いているのでしょうか。
Nikonもキヤノンもミラーレス化に伴い強気の価格設定をしているようでなりません。
少なくとも、私の近くにいる20歳台の若者でカメラを趣味にしている者は居ないですね。