Nikon Z 8のリコール数は予想より多い?
海外の掲示板などで、リコール対象となるNikon Z 8の製造番号についての報告が続々とでてきています。どの程度の数がリコールされているのでしょうか?
それでは、該当する製造番号の一覧をみてみましょう。
- 日本 2002xxx 2005xxx 20091xx
- 欧州 6001xxx 6002xxx 6004xxx 6006xxx
- オーストラリア 740xxxx
- アメリカ 3000xxx 3002xxx 3003xxx 3010xxx
- 3004xxxは対象外という報告も
- カナダ 40005xx 40006xx 40008xx
追記:記事公開後に判明した部分を赤字で記述しています
海外のフォーラムなどでは、自分の製造番号が該当だったとする報告が上がっていて、それらを地域別にまとめるとだいたい上記のようなシリアル番号が該当していることがわかりました。ただし、この番号が本当に実際の対象の製造番号であるのか、すべて確認したわけではないことに注意してください。あくまで、報告があったというレベルの話です。
また報告がない製造番号のものが対象ではないということでもありません。ただ報告がでていない可能性があるためで、実際にはもっとより多くの報告があってもおかしくはありません。
まず、これをみると地域ごとに製造番号がまとまって設定されていて、その地域がわかるような形になっていることがわかります。
このことから、恐らく、1xxxxxx、5xxxxxx番台も存在するのではないかなと想像しています。それぞれ中国含む東南アジア、中東、アフリカ、東ヨーロッパなどの可能性があるのかもしれません。
さて、製造番号を隠さずに公開している人はいないので、あくまで想像になるわけですが、もしこれらが連番であると仮定すると、日本では最大4000台、欧州では最大6000台、オーストラリアで最大1000台、アメリカでは最大2000台、カナダでは最大400台の製品がリコールということになるので、世界レベルでみると結構大きな数になる可能性がありそうです。
追記:その後、追加分が判明し、日本では最大7000台、アメリカでは最大1万台が対象になる可能性があるようです。
そして、番号が発見されていない1xxxxxxや5xxxxxxも考慮しなければなりません。
さらに該当しないという人がいないことから、初期ロット分すべてが対象製品になっていることは、ほぼ確定と考えてもよさそうです。
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コメント
コメント一覧 (4件)
全世界で6000台という少なさじゃなかったのはある意味で安心したものの、つまり数万台もがリコール対象というわけで、大変な事態になってしまいましたね……
往復の送料だけでも軽く数千万円、何かのパーツ交換があるでしょうからその部品代に人件費、次ロット以降の部品再調達に検品体制強化……かなりの額になりそうです。
Z9での供給不足を踏まえてかなり作り溜めていたのだと思いますが、それゆえにリコール対象台数が多くなったのは皮肉としか言いようがありません。せめて簡単な修理で直ることを願います。
既に返却が始まっているようです。調整したとのことなので、マウント部の交換ではなく、何か専用器具でもあってそれをはめるだけで治るとか。
日曜日に発送、今日、サービスを発送したとの連絡が来ました。なので木曜日戻り。
思った以上に早かったので、微調整だけみたいですね。
これは、本体のマウントの精度バラツキとレンズのマウントの精度バラツキのはめ合わせ精度のバラツキの問題と考えられます。なので、レンズとのはめ合わせの精度によっては不具合事象が稀に表れるのでしょう。そうすると不具合が発生する個体の製造番号だけを市場から特定することは困難なので、初期ロットの殆どをリコール対象として周知したのでしょう。つまり、現実には流通している個体の殆どは良品であり、修理依頼があった場合、不特定多数のレンズのバラツキも想定して本体のマウント機構の精度を安全側に点検・調整するだけのケースが大半になると思われます。私の個体もリコール対象ですが、現時点では手持ち蓮の複数のレンズで違和感はないため、使いながら様子を見て修理依頼したいと思っています。