EOS R10レビュー
キヤノンのEOS R10のレビュー記事が掲載されています。どのように評価されているのでしょうか?
それでは、レビュー内容をみてみましょう。
■ いいところ
- コンパクトかつ軽量で持ち運びやすい
- 小さいサイズなのに、優れたボタンやダイヤルレイアウトとハンドリング
- 非常によく機能する被写体検出AF
- jpegとRAWの両方で非常に優れた画質
- マウントアダプタの理由でEFマウントの一眼レフ用レンズもサポートしている
■ よくないところ
- ファインダーが残念なほど小さい
- ボディ内手ぶれ補正がない
- ネイティブAPS-Cレンズのラインナップが非常に限られている
■ 裁定
- カメラの主な欠点は小さいEVFとボディ内手ぶれ補正がないこと
- 最も最大な問題はAPS-C用レンズがないこと
- 広角ズーム、望遠ズーム、コンパクトな大口径レンズすら提供していない
- フルサイズ用レンズも使えるが、実質的に利用できるのはRF 50mm f/1.8、RF 85mm f/2 Macro、RF 100-400mm f/5.6-8ぐらいだろう
- EF、EF-Sレンズを所有している人にはミラーレス以降への魅力的な選択肢だ
- キヤノンレンズを所有していなければ富士フイルムのX-S10が最適だろう
- キヤノンはEF-MレンズをRFとして製造し直せばR10を盛り上げることができる
- R10が現実的な選択肢となるようキヤノンは努力して欲しい
上記はレビューの主な部分を要約して引用したものです。レビューでは詳細な記述や作例もありますので、すべては記事元リンクからご覧ください。
レンズがネックのAPS-Cミラーレス
EOS R10のレビューは、どのレビューでも基本的にかなり高評価で、特に小さなボディで比較的廉価なカメラながらも被写体認識機能などが優れているとして評価されることが多いです。なので、EVFの小ささなど問題はあるようですが、全体的には優れたカメラということができそうです。
しかし、やはりニコンもそうですが、キヤノンも新マウントのAPS-Cミラーレスカメラということで、APS-C用のレンズが非常に限られているということが、どのレビューでも指摘されています。
富士フイルムやソニーに関しては、富士フイルムはそもそもAPS-Cミラーレスからスタートしていてマウントを他のフォーマットと共有していないので、APS-C用のレンズは非常に豊富で、レンズの選択肢が多いのがよければ富士フイルムのカメラを選択するというのは理にかなっていると思います。また、ソニーもこれまではフルサイズ用レンズに注力していましたが、以前はAPS-CのみでしたのでAPS-C用のレンズもある程度豊富で、最近はAPS-C用にも注力しているので、まだレンズのラインナップは多い方です。
ところが、ニコン、キヤノンは今のところ標準ズームや望遠ズームなど基本的なキットレンズとなるレンズぐらいしか発売されていないので、かなり選択肢が低い状況です。
両社のメーカの中ではニコンでは、廉価な単焦点に関してはAPS-Cでもフルサイズでも利用可能な焦点距離を設定した廉価なレンズを発売し、APS-Cのレンズラインナップも増やしていこうというような戦略をとっているようにみえます。
例えば、いまニコンは、以下のようなレンズを発売しています。
- NIKKOR Z 28mm f/2.8 希望小売価格3万5530円
- NIKKOR Z 40mm f/2 希望小売価格3万5530円
同様にもう少し焦点距離が長いレンズを発売していけば、APS-C用にも利用できるラインナップが見かけ上増えていくだろうと思いますね。
しかし、静止画もそうですが動画を撮影したい人向けには、もう少し広角側のレンズのラインナップが欲しいところだと思いますね。これはキヤノンにも言えることだと思います。
もしこれがファミリー層に販売するようなEOS Kiss Mのようなカメラだったら、レンズも標準ズーム、望遠ズーム、標準単焦点、広角ズームぐらいあればよかったのだと思います。しかし、EOS Rのようなカメラを発売した以上、レンズラインナップに期待する人は非常に多いのではないでしょうかね。
キヤノンはAPS-Cミラーレスカメラ用のレンズのラインナップについて、どのように検討しているのでしょうか?気になるところです。
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