いよいよ正式発表されましたね。
キヤノンは2018年9月、新マウント「RFマウント」を採用したフルサイズセンサ搭載ミラーレスカメラ「EOS R」を発表した。今回のEOS RPは、EOS Rシステムの高画質はそのまままに、小型・軽量と手ごろな価格でEOS Rシステムのさらなるすそ野拡大を狙った戦略製品だ。
EOS KissシリーズやEOS Mシリーズからのステップアップや35mmのフルサイズに興味はあるが、価格で躊躇している層を狙ったもの。EOS RFと併売する。
EOS RPは本体のみで約440g(バッテリ、メモリカードを含むCIPA基準では約485g)。EOS Rと比べても約140g軽く、EOS 6D Mark IIと比較すると約245gも軽い。APS-CサイズのEOS Kiss X9iと比較しても約45g軽量だ。
有効画素数約2620万画素(EOS Rは3030万画素)のフルサイズCMOSセンサと画像処理エンジン「DIGIC 8」を搭載。常用ISO感度は100~40000を実現している。センサには、各画素が撮像と位相差AFを兼ねる「デュアルピクセルCMOS AF」と、RFレンズの駆動制御を最適化したことで、最速0.05秒の高速AFを実現したという。また、EOS RPでは初の動いている被写体も瞳に合わせて追尾する「瞳AF」を搭載した。連写は、毎秒約5コマ、サーボAFで約4コマ(EOS Rは約8.0コマ、サーボAF時で毎秒約5.0コマ)となる。
その他の仕様は、UHS-II対応SDカードスロット×1、0.39インチ236万ドットEVF(EOS Rは0.5インチ369万ドット)、シャッター耐久回数10万回(EOS Rは20万回)、3.0インチ104万ドット(EOS Rは210万ドット)のバリアングル液晶、4K/24fps動画撮影(クロップあり、EOS Rは4K/30fps、Canon Log対応)、撮影可能枚数はEVFが210枚、液晶が250枚(EOS RはEVFで350枚、液晶で370枚)となる。
(記事を一部引用しています)
キヤノンがEOS Rのエントリークラス機であるEOS RPを発表しました。ボディ本体は16万500円となっており、かなりの低価格であることがわかりますね。
価格についてですがEOS Rの初値が23万0849円で、今は19万円ぐらいまで値下がりしています。約4万円ぐらい値下がりしているわけですが、この値下がり率が同様に適用されるとすると、数ヶ月後、今年の夏ぐらいには13万5000円ぐらいまで値下がりする可能性がありますので、かなりの戦略的な価格となっていることがわかりますね。
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キヤノンとしては、安い製品を投入することで、フルサイズミラーレスを購入したいけど価格が高くて手が出ないという人に対してや、APS-Cミラーレスや一眼レフを購入しようとしているに対して、もう少しお金を支払えばフルサイズが手に入るかもしれないと考える人に対して、魅力的な製品を投入していこうという考えなのだと思います。
現状では、機能的にはソニーのほうが上である部分が多いですので、ソニーのシェアが大きくなるばかりです。それに対してとりあえず価格で対抗しシェアをソニーに奪われることを防ごうということを考えているのでしょうね。
この価格である程度の商品を発売されてしまうと困るにはソニーやニコンだと思います。機能的に優位なソニーは、エントリークラスの機能で十分だというユーザの取り込みができなくなりますし、シェアを奪われればカメラにはマウントによる縛りがあるため他社に乗り換えることが難しいため、なかなか新たなユーザを獲得することが難しくなります。
まだまだフルサイズ市場全体に製品が行き渡っていない状況で、できるだけ安価な製品を投入して、とにかくシェアを奪うことが大事だと考えていることがわかりますね。
さすが、マーケティングのキヤノンですが、ソニー、ニコンはどうするのか気になるところですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
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