Nikon Z DX 50-250mm F4.5-6.3 VRレビュー
・ニコンZ DX 50-250mm F4.5-6.3 VRは、コンパクトで非常に軽量
・価格からは想像できないほど優れた性能
・手振れ補正機能が効果的
・光学的には同様のズームレンズのなかでも非常に優れた性能
・中央部はすべての焦点距離で開放からシャープ
・周辺部は中央部ほどではないが、安い価格と多様性を考えれば仕方がない
・色収差や歪みはJPEG、RAWとも良好に抑制され、ボケ味は美しい
・フレアは目立たないが開放での周辺減光が大きいのが唯一の不満点
・他の同様のキットレンズよりも明らかに優れた望遠ズーム
ニコンのNikon Z DX 50-250mm F4.5-6.3 VRのレビュー記事が掲載されています。このレンズはいわゆるキットレンズというレンズで、カメラ本体と同梱で販売されているレンズです。一緒に買うので、それぞれ単体で購入するよりも安いです。Nikon Z DX 50-250mm F4.5-6.3 VRは、現在ではNikon Z 50のキットレンズで、Nikon Z fcにはこのレンズを同梱したキットの設定はありません。
レビューをみるとわかりますが、光学的には非常に優れたレンズのようで、他のメーカで設定されている同様のズームレンズと比較しても、かなり優れているとしています。中央部は開放からシャープで、周辺部はキットレンズであることを考えると及第点といったレベルのようですね。
キットレンズについての考え方
カメラメーカのキットレンズについての考え方は様々だろうと思います。初めて購入する人は標準ズームや望遠ズームがセットなっているレンズキットを購入する人が多いと思います。
メーカによってはこのキットレンズについて、とにかくユーザに購入してもらいたいので、価格が安く性能的にもあまり優れたものではないレンズをキットレンズとして発売したいと考える場合もあるでしょうし、逆に優秀なレンズをキットレンズにして、良いレンズがキットレンズなので多少高くても購入してくれるだろうと考えているメーカもあると思います。
以前は違ったと記憶しているのですが、最近のニコンはレンズキットの価格が多少高くなってもいいレンズをキットレンズにしている傾向があるようです。Nikon Z 6/Z 7にはf/4通しのS-Lineの標準ズームをキットレンズとしていますし、今回のNikon Z 50のキットレンズであるNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRとNikon Z DX 50-250mm F4.5-6.3 VRも比較的評価が高いレンズです。その代わり他社と比較してキットレンズ単体の価格も高めで、レンズキットの価格も若干高くなっています。
特にAPS-Cミラーレスでは、標準ズーム、望遠ズームに加え、交換レンズを買い足すとしても1本か2本ぐらいしか購入しない人がほとんどだと思いますので、キットレンズが多少高くなっても優秀なレンズをキットにしてくれるというほうが嬉しいのではないのかなと思います。
しかし、それには優秀なキットレンズが同梱されているのでレンズキットが他社より高い価格になってしまっているということを周知しないと単純に価格で比較されてしまう可能性があるので、そのあたりを理解してもらうことも重要ではないのかなと思いますね。
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コメント
コメント一覧 (1件)
AF-S DX NIKKOR 55-200mm f/4-5.6G ED VR IIも解像力の結構良いレンズでした。
Z 18-140mmの望遠端よりもこのZ DX 50-250mm F4.5-6.3 VRの140mmの方がシャープです。動体AFも遅くはなく、Z50やZfcで撮るような被写体であれば十分納得いくのではないでしょうか。