Nikon Z7の評価は高いようです。
実験室でのテストと実際のテストとほぼ考えられる点で、Nikon Z7は非常に素晴らしく、もしくは有能で、幅広い様々な状況で信じられないほど機能した。フルサイズ一眼レフよりもコンパクトで軽量でありながら、カメラのボディとデザインはこれまでと同様に親しみやすく、いい意味で改善されていた。画質は素晴らしく、新しいハイブリッドオートフォーカスシステムは全般的に高速で正確であり、そしてついにニコンにボディ内手振れ補正がもたらされた。高品質な動画を配信したいユーザに、Z7はそれに加え多くのビデオ撮影者に親切な機能を提供する。しかしながら、さらによりよいビデオの機能を望んでいる人、性能的に少しだけ優れたものが欲しい人には、2400万画素に落とし込んでもいいのなら、たぶんNikon Z6がいいだろう。
これまで発売された新しいZマウントレンズはすばらしく印象的で、特に35mm f/1.5 Sと50mm f/1.8 Sは両者ともとてもシャープなレンズだ。小さな24-70mm f/4 Sズームレンズは、素晴らしい旅行用のレンズで、それはシャープで軽量だが、ソフトウェア補正に多少頼っている(軽量化とサイズの引き換え)。そして発表されたばかりの14-30mm f/4 Sレンズは、風景、建物の撮影にはとても優れたレンズとなるだろう。全体的にみてZマウントは多くの可能性があり、そして将来的にどのようになるか興奮している。
Z7は完璧?もちろんそうではないし、完璧なカメラなど存在しない。最初の新しいシステムのカメラなら尚更だ。まだいくつかの解決したり改良すべき部分があるし、あなたは”他の競合他社はニコンより長くミラーレスカメラを製造しているんでしょ?”と言うことができる。ほとんどの欠点がファームウェアのアップデートで対処されると望んでいる。事実、今年のCESではZ6とZ7の両方のカメラで瞳AFの機能がファームウェアのアップデートで搭載され、そして稼働している。
全体として、撮影できる画像の品質、性能、機能、製造品質、人間工学的なデザイン、サイズを総合的に考えて、Nikon Z7は、我々が2018年のベストプロ用カメラとして表彰した素晴らしいカメラの一つであることは明らかだ。
(記事を一部意訳しています)
Nikon Z7のレビューが掲載されています。
Nikon Zシリーズについて褒められている点について、多くのレビューでは、そのデザインや使い勝手を褒めています。それは既存の一眼レフと違和感なく使用することができるが、ミラーレス用に改善されている部分があるということです。これは、ボディサイズを犠牲にしつつも、使用者が使いやすいようにデザインをしているということだと思われます。
このことは逆に言うとソニーのフルサイズミラーレスに対するアンチテーゼのようになっていて、ソニーは使い勝手に影響するデザインは多少無視しても、サイズの小さいカメラを作ることに主眼を置いているということを念頭に置いての発言だと思われます。
レンズについても概ね好評なようで、マウント径が大きくなったことのメリットがレンズ設計に現れているように思えますね。ソニーもf/1.0のレンズは製造可能だとしていますが、難易度が高いことも認めているので、開発リソースを最小限で多くのレンズをラインナップできるニコンやキヤノンには有利に働く可能性も高いと思われます。
賛否両論あったNikon Zシリーズですが、初めての製品でありながらも先行するソニーに肉薄していて、さらにキヤノンのEOS Rが印象的でなかったこともあって、比較的、評価は高いものであるようですね。今後がどうなるのか楽しみなところです。
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