Nikon Z fcレビュー スタイリッシュなレンズ交換式カメラ

Nikon Z fcレビュー

■ 好きなところ

・クラシックなフィルムカメラのデザイン
・素晴らしい画像品質。少しのノイズの増加で暗部を明るく撮影できる
・クロップなしの優れた4k、1080pの画像品質
・信頼性の高いオートフォーカスシステム
・よく設計された優れたコントロールダイヤル
・静止画と動画設定をカメラの領域に保存できる
・適切な量のビデオキャプチャコントロール
・マイク端子
・便利なUSB充電
・競合機種と比較して軽量

■ 好きでないところ

・ボディ内手振れ補正がない
・自動ホワイトバランス使用時に、まれに青みがかかるので、設定の変更が必要になるかもしれない
・ジョイスティックがないので、AFポイントの選択に時間がかかる
・いくつかの競合機種のような自撮り機能がない
・バッテリー/メモリカードスロットを覆うプラスティックカバーが、やや薄っぺらい感じがする
・ヘッドホン端子がない
・LogまたはHLGビデオ出力への対応がない
・APS-C Zマウントレンズの選択肢が限られている
・アクセスや制御が難しいオートISO機能

■ 向いている人

ダイヤルで直接的に操作でき、動画撮影に適した機能がある、軽量で安価、スタイリッシュなレンズ交換式カメラを探している人。

■ 向いていない人

より実質的な感触の本体、クラス最高のAF性能やネイティブレンズの選択肢が多いレンズを好む人。

DPreview

ニコンのNikon Z fcのレビューが掲載されています。レビューは実際の操作感やサンプル画像など非常に多くの記述がありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。

記事によれば、Z fcはスタイリッシュで動画性能も手堅く非常に優秀なカメラだとしていますね。ただ、操作的にはジョイスティックがないのでAFポイントの選択がしづらいといったことや、自動ホワイトバランス使用時に青みがかかることがまれにあると指摘しています。

またレンズのラインナップについても指摘されていて、ニコンのAPS-C用レンズの少なさが指摘されていますね。このあたりは富士フイルムのXシリーズのほうが非常に多くのレンズがありますので、レンズの充実したラインナップが欲しい人は、どうしてもニコンやキヤノンは選択肢から外れてしまうかもしれません。

気になるISOダイヤル問題

向いていない人に記載されている「より実質的な感触の本体を好む人」というのは、このようなクラシカルなデザインではなく、PSAMメインのダイヤルがあり、その他の様々な機能が設定されたボタンやダイヤルが設定されているカメラ、例えばNikon Z 50のようなカメラのことを指していると思います。

確かにこのクラシカルなデザインは、言い方が悪いですがデザイン重視で他のカメラと違うデザインのカメラが欲しいとか、クラシカルなデザインが可愛いと感じるとか、ほぼマニュアル的に撮影したいので各種の設定ダイヤルがあるカメラが欲しかったという人が好むのだろうと思います。なので、クラシカルなデザインを好まない人には向いてないという、ごく当たり前のことを述べているだけだろうと思いますね。より現代的なデザインのカメラならZ 50などを購入すればいいだけだと思います。

ただ、個人的に気になるのは、やはりISOダイヤルの問題です。他のレビューなどでも指摘されていますが、ISOをオートにするには背面液晶を利用した設定項目から設定を変更する必要があると言われています。なので、ISOを自分で設定したいときには、いちど背面液晶でISOオートを解除して、ISO値をダイヤルで設定するという流れになります。

もし、ISOダイヤルにAUTOの設定項目があり、ダイヤルをAUTOの位置にすれば自動的にISOがAUTOになるように設計すれば、このような煩雑さはなくなると思うのですが、なぜISOダイヤルにAUTOを設定しなかったのでしょうか?

ISO感度は撮影するたびに変更するものではなく、従来のフィルムカメラと同様に、今日はISO100と指定したら、それで撮影し続けるみたいな撮影方法を念頭に置いていたのでしょうかね?まあ、シャッター速度、絞りを自分で設定して完全にマニュアルで撮影したいという人は、自分でISO値も決定するでしょうから、確かに自動設定が必要ないといえば必要ないのかもしれませんが、少しもったいない気もします。

ちなみにNikon Z fcには、「感度自動制御」というものがあり、設定したISOで適正露出が得られないと判断したときに、カメラが自動的にISO値を設定してくれる機能はあります。なので、自分でISO設定してもカメラが適正ではないと判断したら自動でISO値を設定してくれるので、撮影に失敗するということはないのだろうと思います。

しかし、例えば室内にある小さな窓から見える景色だけ適切露出にしたいので、わざと全体的に暗い画像にしたいというようなときには、適正露出ではないと判断され、ISO値が大きく設定されてしまう可能性があるので、これでは解決にはならないのだろうと思います。

撮影スタイルが人によって違うので、このあたりは結構難しいところなのかもしれません。

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「Nikon Z fcレビュー スタイリッシュなレンズ交換式カメラ」への3件のフィードバック

  1. 寝返った男

    ほぼマニュアル的に撮りたいならば、
    中古のフィルムカメラを買って撮りなさい
     と言いたいのですが
    フィルムカメラを知らない世代はそこまでして写真を撮りたい訳でもなさそうですしね。
    10代の頃親父のニコマートを使って悪戦苦闘し根性で撮っていたおじさんさんからするとZfcの様なノスタルジック系デジカメは中途半端感があるんです。
    それとフィルムで悪戦苦闘していたものがデジカメでは簡単に撮れてしまうので デジカメは楽だ という感覚もあります。
    なのでこういうおじさんはノスタルジックなデジカメを発売するならばマニュアルのフィルムカメラを発売してほしいのです。

    1. 路傍のカメラ好き

      カメラで悪戦苦闘したいのではなく、自分が撮りたい写真を撮るためにカメラを買う人も多いんじゃないかなと。フィルムカメラも、シミュレーションではない本物のフィルム写真の味を求めて手にするとか。
      あとは、スマホ世代には特に「気軽さ」が必要でしょう。撮るのが面倒になったらスマホで十分となってしまいそうです。
      フィルム世代からすれば軟弱とか根性なしとかの印象が強いかもですが、撮りたい写真が撮れればカメラ頼りでも気にしない、というのが個人的な感想です。

      今からフィルムカメラを新規発売は残念ですがないでしょうね……デジカメ市場すら縮小の一途を辿る中でフィルムカメラを出す体力はもはやどこにも……

    2. 寝返った男

      暗い話ばかりのニコンに明るい話題が出てきて嬉しいですが、
      路傍のカメラ好きさんのおっしゃる通りフィルムカメラは新たに発売されても売れないのは
      解ってあえての話で、レトロスタイルのデジタルカメラから受ける私の印象です。
      なので古典的な操作感よりも今まで撮れなかった物(事)が撮れる可能性を秘めた最新の性能を持ったボディーが欲しいですね(Zfcでニコンが復活してくれればそれは嬉しい事です)。
      それと私の 悪戦苦闘 の表現が悪かったようですが 失敗→反省→成功の繰り返し(昔カメラ初心者に良くあった ピンぼけ 露出不足etc)という意味です。根性が無いとか若い世代を否定しているわけではありません。

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