カメラ関連メーカにも地震の影響が
日刊工業新聞が福島沖地震での企業動向について記事にしています。
ルネサスエレクトロニクスは14日朝から主力の那珂工場(茨城県ひたちなか市)の操業を念のために停止し、クリーンルーム内の安全と装置・製品の被害状況を確認している。すでに停電は復旧し、用役設備の稼働も再開しているという。
ソニーの仙台テクノロジーセンター(宮城県多賀城市)は、詳細を確認中だが設備面・人的面の被害は出ていない。15日以降の対応についても確認中としている。
ニコンはグループ会社の宮城ニコンプレシジョン(宮城県蔵王町)で設備などへの被害は出ていない。サプライチェーン(供給網)などの状況確認を進めているが、15日以降は通常通り操業する予定。仙台ニコン(宮城県名取市)なども設備・建屋に大きな被害はなく、人的被害も生じていない。
オリンパスの主力事業である消化器系内視鏡を開発・製造する会津オリンパス(福島県会津若松市)は、会津工場と北会津工場が点検の結果、生産設備や建物に異常はなかった。15日から通常通り稼働する。
まず最初に、昨日深夜の福島沖地震において被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。東日本大震災から今年の3月で10年という一つの節目を迎えるなかで発生した今回の地震は、あらためて自然災害の恐ろしさを思いださせるとともに、災害への対策を忘れてはいけないのだなと強く思いました。
さて、その今回の地震ですが、カメラに関連するメーカにも少なからず影響があったようです。この記事にある工場や施設がすべてカメラに関連する製品に関わっているわけではありませんが、記事によれば、ルネサスの工場が被害状況を確認していたり、ニコンのグループ会社などでも状況確認を進めていたりしていて、少なからず影響がでているようです。ですが、記事をみると大きな問題はなさそうで、通常通りに操業できる可能性が高いと思われますね。
大きな震災、災害を体験した日本のメーカ
日本では、ここ10年間で様々な震災に遭遇しています。例えば東日本大震災、熊本地震などがありました。特に熊本地震は、地震が少ないと言われていた九州で起きた大地震だけに、より多くの企業が地震のリスク低減のために工場を稼働させていたりしたこともあり、大きな影響があったと言われています。
地震だけでなく最近は超巨大台風や、線状降水帯による豪雨なども発生していて、鉄道や道路網が寸断されたり、鉄塔が倒壊して長期間停電するなど、企業が活動を停止せざるを得ない状況が様々発生していますね。
企業としては事業計測計画を立案して、様々なリスクに対応しようとしているようで、かつてよりは十分災害に強くなっているようですが、今後も同じような災害が多発的に発生する可能性があるので心配になりますね。とりあえず今回の問題が大きな影響にならないことを祈りたいと思います。
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