フィルム一眼レフカメラ「F6」ご愛用のお客様へ
2020年07月15日 サポート
株式会社ニコン
株式会社ニコンイメージングジャパン平素はニコン製品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。
この度、フィルム一眼レフカメラ 「F6」 の一部の製品につきまして、欧州RoHS指令※で定められた基準値を超えるフタル酸ジブチル(DBP)を含む可能性がある部品が使用されていることが判明しました。これは、弊社の製品環境基準にもとづく調査をしている中でわかったものです。
欧州RoHS指令(2011/65/EU + 2015/863/EU): EU市場に上市された電気・電子機器に、特定有害物質の使用を制限する指令。2019年7月22日以降、電気・電子機器にDBPの使用が制限され、基準値が適用されている。
対象製品につきましては、保証期間に関わらず、お預かりして無償にて部品の交換を実施させていただきます。【発生の概要】
弊社は製品における特定有害物質の使用を制限する欧州RoHS指令を遵守するため、特定有害物質の使用を管理しています。弊社ではサプライヤーから含有化学物質情報の提供を義務付けており、今回の当該部品に関しても規制を遵守していると認識しておりました。
しかし、直近の社内調査において、欧州RoHS指令で2019年7月22日から規制が開始されたフタル酸ジブチル(DBP)が基準値を超過して含まれている可能性があることが判明しました。【対応方針】
当該製品は、社内調査により今回の事象が判明した段階で出荷を停止しました。今回基準値を超過したフタル酸ジブチル(DBP)は、製品内部の部品に含有されているものです。
当該製品は品質・機能・性能において問題はなく、また、通常の使用においては健康への影響もありませんので、継続してご使用いただけますが、ご要望に応じ、部品交換対応をさせていただきます。【再発防止について】
弊社は今回の事態を受け、ニコングループにおける欧州RoHS指令遵守への再教育、検査工程の強化、および、サプライヤーに対する欧州RoHS指令の指導および管理の徹底を図り、再発防止に努めます。【対象製品の確認方法】
本体に記載された7桁の製品番号の内、以下の番号の152台が対象製品となります。
0035842、0035862、0035867、0035868、0035869、0035870、0035871、0035872、0035873、0035909、0035910、0035911、0035912、0035913、0035914、0035915、0035916、0035917、0035918、0035919、0035920、0035921、0035922、0035923、0035924、0035925、0035926、0035927、0035928、0035929、0035930、0035932、0035934、0035941、0035942、0035943、0035944、0035945、0035946、0035947、0035948、0035949、0035950、0035951、0035952、0035953、0035954、0035955、0035956、0035957、0035958、0035959、0035968、0035969、0035970、0035971、0035972、0035973、0035974、0035975、0035976、0035977、0035978、0035979、0035980、0035981、0035983、0035984、0035985、0035986、0035987、0035989、0035990、0035991、0035992、0036010、0036011、0036012、0036013、0036014、0036015、0036016、0036017、0036018、0036019、0036020、0036021、0036022、0036023、0036024、0036025、0036026、0036027、0036028、0036029、0036030、0036031、0036032、0036033、0036034、0036035、0036036、0036037、0036038、0036039、0036041、0036042、0036043、0036045、0036046、0036047、0036048、0036049、0036050、0036051、0036052、0036053、0036056、0036057、0036058、0036062、0036112、0036114、0036116、0036130、0036133、0036134、0036135、0036136、0036137、0036138、0036139、0036140、0036141、0036142、0036147、0036149、0036153、0036154、0036155、0036156、0036157、0036158、0036159、0036160、0036161、0036162、0036165、0036177、0036188、0036189、0036191
対象製品ではない場合は、そのままご使用ください。
製品番号は上記赤枠の7桁の数字です。
【対応について】
対象製品のフィルム一眼レフカメラ「F6」をお持ちの場合は弊社サービス機関にご連絡ください。保証期間に関わらず、お預かりして当該部品の交換を無償にて実施させていただきます。(記事元)https://www.nikon-image.com/support/whatsnew/2020/0715.html
F6の一部製品の基準値を超える物質購入の可能性
ニコンがNikon F6について告知しています。
告知によれば、Nikon F6の一部に基準を超えるフタル酸ジブチルが含まれる可能性のある部品が使われていることが判明したとしています。ちょっと心配になってしまいますが、これが2019年から開始された基準値であること、製品内部に使われている部品であることから考えれば、そのまま試用し続けてもほとんど問題はないのかな?と思います。ですが、要望がある場合には部品を交換してくれるようで一安心ですね。
対象製品は上記のシリアルナンバーのカメラになるようです。
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コメント
コメント一覧 (1件)
欧州RoHS指令が更新される毎に川上企業(素材、部品メーカー)に向かって必ず不使用証明書を
採っておかないとこうなりますね。
欧州RoHS指令は会議が開かれて次の動向が示されてから指令が出されるので監視していれば
見落とさないと思いますがサプライチェーンのどこかで監視が途切れちゃったんですね。