変更内容は、ProGrade Digital(プログレードデジタル)社製のCFexpress Type B COBALT 325GBカードについて、両カメラの仕様表にあった「使用できるCFexpressカード」から記載を削除するというもの。4月28日付で対応が実施されていた。
修正理由について、同社は「下記カード(※ProGrade Digital CFexpress Type B COBALT 325GBカードのこと)とカメラとの組み合わせによっては、『カードエラー』表示が出て使えない場合があることが分かりました」ためと説明しており、カメラとの組み合わせによって、メモリーカード挿入時などに「メモリーカードにアクセスできません。カードを交換してください」とのエラーメッセージが出ることが確認されたため、現状で「使用できるCFexpressカード」に記載しないことになったのだという。
同症状に関して、ProGrade Digitalに確認したところ、同社の検証機では「カードエラー」となる症状は確認できていないとのことだった。本件に関しては、サポートにて対応(support@progradedigital.com)するとのことだ。サポートへの記載は日本語で問題ないとのこと。
また、ニコンでは対象となるProGrade Digital CFexpress Type B COBALT 325GBカードの型番を2種類掲出しているが、プログレードデジタルによれば、日本国内で流通しているモデルは末尾に「JP」がつくもので、末尾に「NA」と記載のあるものはグローバルモデルとのことだった。
(記事を一部引用しています)
(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200511-00000158-impress-ind
Nikon Z 6/Z 7で利用できるCFExpressカードに問題?
ImpressWatchがNikon Z 6/Z 7における使用できるCFExpressカードについて報告しています。
記事によれば、ProGrade DigitalのCFexpress Type B COBALT 325GBカードについて、Nikon Z 6/Z 7で利用できない可能性があるようです。そのため、ニコンのサイトから、それらのカードが使用できるCFExpressカードから削除されてしまったようです。
難しい互換性問題
互換性の問題は結構難しいですよね。原因の切り分けが非常に難しいです。
上記の記事でも、カメラを発売しているニコンは問題があるとしていますが、カードを発売しているProGrade Digital側では症状は確認できなかったとしています。このような問題は、それぞれの利用環境や設定環境によって異なったりしますので、症状が必ずしも簡単に再現できるというわけではありません。ですのでニコンとしては自社での再現性があった以上、推奨するカードとしては記述できませんし、ProGrade Digitalとしては再現性が認められないので遺憾という感じにならざるを得ないと思いますね。
とはいえ、折角購入した価格の高いCFExpressカードが利用できないとなると、購入者としてはがっかりしてしまいます。これがカード側の問題なのか本体側の問題なのかはわからないわけですので、消費者のためには両者が協力してなるべく早く解決できるといいなと思いますね。
そして図らずも新しいテクノロジをカメラに搭載することのデメリットも見えたように思います。ファームウェアやアプリの更新で解決できる問題なら、ある程度の問題があるのは仕方がないと割り切れる側面もありますが、それでは解決できない問題があると製品そのものの回収や修理といったことをしなければならなくなりますので、より慎重な開発や発売が求められるのかな?と感じます。
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コメント
コメント一覧 (1件)
ソニーの動画機を除くとXQDカードを採用したカメラはニコンだけでした。
CFExpressとはアッパーコンパチになると思いますので、現状でCFExpressを採用している
キヤノンとパナソニックに問題がなければニコンのファームウェアに問題がありそうです。
いずれファームウェアのアップデートで解決すると思います。