ニコン Z 40mm f/2 Special Editionを発表
ニコンがNIKKOR Z 40mm f/2(SE)を発表しました。フルサイズ対応の廉価な単焦点レンズで、2023年1月20日に発売予定、予約は12月16日午前10時から、希望小売価格は4万5210円だとしています。
このNIKKOR Z 40mm f/2(SE)ですが、フルサイズ対応の廉価なレンズで、同様のレンズにNIKKOR Z 28mm f/2.8 Special Editionがあります。こちらは、Nikon Z fcに合わせたデザインのスペシャルレンズという位置づけになっているとみられ、現在もZ fcのキットレンズとして発売されています。
このように画像をみるとデザイン的には一致していることがわかりますね。
しかし、NIKKOR Z 40mm f/2(SE)の発売に際して、これまでまったく噂がでていなかったことには驚きました。通常は何かしらのレンズの発表される可能性があるかもしれない程度の噂がでるものですが、今回はまったく噂がなく発売されました。同様に事前の情報流出のなかったNikon D500やNikon D3500の発表があったときと同じぐらいの衝撃です。
なぜ今になってNIKKOR Z 40mm f/2(SE)を発売?
個人的には、なぜいまこの時期になってNIKKOR Z 40mm f/2(SE)が発表されたのか非常に疑問に感じています。確かにNikon Z fcのようなヘリテージデザイン、いわゆるレトロスタイルのカメラにはぴったりのデザインかもしれません。ニコンのNIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)の製品ページにも「Z fcのキットレンズとして・・」という表記があるように、28mm f/2.8 Special EditionはZ fcのデザインに合わせて発売されたことは明白です。
しかし、NIKKOR Z 40mm f/2(SE)が発表されてもZ fcの製品ラインナップには変更がありません。しかも、NIKKOR Z 40mm f/2(SE)の製品ページには、Z fc用のデザインに合わせたレンズという記述もありません。(製品特徴ページにZ fcに似合うデザインという記述がありました。お詫びして訂正いたします。)もし、Z fc用の単焦点レンズとして発売されたのだとしたら、Z fcの発売にあわせてNIKKOR Z 40mm f/2(SE)をキットレンズにした新キットが発表されてもおかしくないのですが、残念ながら発表されていません。
そしてZ fcは売れているとはいっても、すでに初期需要が一巡し、ランキングには下位に沈んでいます。BCNランキングではZ fcは標準ズームキットが33位、Z fc 28mm f/2.8 Special Editionキットが43位となっています。この状況で新しいデザインのレンズを発売する意味があるのでしょうか?
可能性は一つだけあると考えていて、個人的にはNikon Z fの前触れではないかと考えています。もし仮にニコンがフルサイズセンサー版のZ fcの発売を予定しているとしたら、そのキットレンズとして40mm f/2を設定したり、交換レンズとして発売するのは理にかなっています。換算60mmということで、ぎりぎり標準レンズとしても利用できるのではないかと思います。また、28mm f/2.8は換算で42mm f/2.8になるので35mm f/2.8のレンズの代替としても、ぎりぎり利用できるかなと思われます。(Nikon Z fがあるとしたらフルサイズですので換算する必要はありませんでした。お詫びして訂正いたします。)
Nikon Z fの発売の可能性は夢物語でしょうか?そうすると40mm f/2.8 SEの発売の理由はどこにあるのでしょうか?非常に気になりますね。
皆さんはどう思いますか?
Twitterいいねとリツイートのお願い
記事をよんで面白いと思ったら、Twitterでのいいねボタン、リツイートをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (10件)
消費者が今求めているのは Z9 の機能を継承した縦グリップが無くて中級機種の価格帯のボディだというのは
ニコン側も重々承知だと思うので、それでもこのタイミングで Zf を出すのだとしたら
Df に対する D4/D4S センサーのように何か製品として使ってしまわないといけない部材がある、
ということでしょうね。
Z9 向けの積層センサーの登場で今後の応用が難しい Z7 系の非積層の4500万画素センサーでしょうか。
だとすると次の Z7III は 6000 万画素センサー採用なのもほぼ確定と言えそうです。
Zf が出るなら出るで
ボディは黒系なのかシルバー系なのか
F マウントの D レンズを駆動できるモーター内蔵の FTZ は発売されるのか
Expeed は 7/6のデュアル/6シングル のいずれなのか?
デザイン上相性が良いと思われるシグマの I シリーズの Z マウント版の単焦点は発売されるのか、
手振れ補正は内蔵されるのか?
液晶の可動方式はどうなるのか?
といろいろ疑問が湧いてきますね。
海外版のZfcブラックエディションの流れでしょうね。
国内だと円安の関係でブラックエディション本体が売りにくいという噂がありますが…
APS-C機であるZ fcに28mm単でFF換算42mm相当となるので、この40mm単とFF版Z fcが出てレンズキットになったら丁度いいですね。
ニコンはヘリテージデザインをシリーズ化するのかどうか。
そもそもAPS-C機にFF用レンズがキットというのも変ですし、わざわざ [Z fc] という名前にしてるので当然FF機である [Z f] の登場にも期待したいところですね。
28mmf/2.8と40mmf/2のスペシャルエディションは、金属の胴巻きよりも金属マウントで登場して欲しかったところです。
>換算60mmということで、ぎりぎり標準レンズとしても利用できるのではないかと思います。
「フルサイズセンサー版のZ fc」ですから、換算の必要は無いですね。40mmは40mmです。
ご指摘ありがとうございます。
訂正いたしました。わざわざご指摘ありがとうございました。
今後とも当サイトをよろしくお願い申し上げます。
>Z fc用のデザインに合わせたレンズという記述もありません。
ニコンのwebサイトの製品の特長欄に「Z fcにマッチするヘリテージデザイン」の記述が有りますね。
https://www.nikon-image.com/products/nikkor/zmount/nikkor_z_40mm_f2_se/features01.html
ご指摘ありがとうございます。
製品概要ページに記載がなかったため、製品特徴ページを見逃していました。
早速、訂正させていただきました。
今後とも当サイトをよろしくお願い申し上げます。
個人的にはZfcは、BCNランキングでは頑張っているように思えます。しかし、なのでフルサイズでも出したら良いと言えるほど、売れているのかどうかはさっぱりわかりません。ニコンの方は買った人向けアンケート他でも、色々探っているのではないでしょうか(世界で)。フルサイズで出すとすると、Zfc後継はどうなるのか?等、勝手に種々悩んでしまいます。妄想的には、安い方が良いので、開発費もかけずで、Zfcを単にフルサイズにしても良い(しかしZ5程度の価格)のではと思ってしまいます。40mm F2も言うほど高価格向けではないでしょうし(Zfcも外観以外は工夫もないですし)。妄想が進んで、メカシャッターレスとかだったら、うれしいですが。
補足ですが、海外ではこのレンズと同時にZfcBlack Editionが発売されており、そのキットレンズですね。