様々な機能がファームアップで追加されるようです。
瞳AFは、ニコンZ 7/Z 6の機能追加ファームウェアで予告されている機能のひとつ。5月に提供予定であることも今回明らかになった。
また、4月発売の交換レンズ「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」および「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」、開発中の「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」といったニッコールZレンズの体験コーナーを用意。NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctは、カットモデルや大伸ばしの作品展示も実施するとしている。
なお、ブース内で試せるZ 7/Z 6およびニッコールZレンズの撮影データは持ち帰り不可としている。
■「Z 7」「Z 6」開発中のファームウェアの詳細(引用)□静止画の「瞳AF」に対応(5月公開予定)
ポートレート撮影に便利な「瞳AF」に対応。止まっている人物撮影に便利なAF-S時だけでなく、AF-C時でも動作するので、ポージングを変える人物を撮影する時にも効果的です。また、複数の目を検出しピントを合わせたい目を選ぶこともできるので、複数人物がいる場合に撮影意図に応じてどの瞳にピントを合わせるかを変えることも可能です。
□AF・AE性能の向上(5月公開予定)
高速連続撮影(拡張)時にはAFだけでなく、AEも追従します。さらに、低輝度AF性能を向上し、静止画でも動画でも暗いシーンでより早くピント合わせができます。
□「RAW動画出力」に対応
カメラから4K UHD、フルHDのRAWデータストリーム出力に対応。出力されたRAWデータストリームは、外部レコーダーで対応しているRAWフォーマットにて記録することができます。12 bitの豊富な階調を活かし、柔軟なカラーグレーディングを実現します。
(記事を一部引用しています)
キヤノンやソニーのフルサイズミラーレスに搭載されている瞳AFですが、残念ながらニコンのAFは顔認識AFで瞳認識AFまでは搭載されていませんでした。なので、かなり完成度の高いNikon Zシリーズの欠点の一つとして指摘する人が多かった機能ですね。
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ですがニコンによれば、5月のファームアップによりNikon Zシリーズも本格的に瞳AFに対応できるようになるようです。ポートレートなどを撮影する人にとっては瞳AFが実装されることで、フォーカスを合わせる苦労から解放され、構図に専念できるということで魅力的な機能になりますね。また、最近ではあらゆるところに証明写真機があり、街の撮影スタジオで写真をとる人も少なくなっていると思いますが、街の撮影スタジオ屋さんなどでも瞳AFの機能は便利に利用できそうですよね。
さらに、Nikon Zのシリーズは低輝度時のAF性能がキヤノンのEOS Rなどと比べて性能がスペック上低くそのあたりも残念な点とされていましたが、このファームアップによって、そのあたりも多少は改善されるようです。どの程度まで改善されるのかはわかりませんが、大幅に改善されると嬉しいですね。
このようにファームアップで様々な機能が改善できるというのは少し驚きました。このことから考えると、恐らく様々なオートフォーカスに関する機能のパラメータを変更できるだけでなく、本格的にプログラムそのものを変更できるように設計されているのかもしれません。
このように後から様々な機能向上があるのは嬉しいですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190215-00000094-impress-ind
コメント
コメント一覧 (1件)
基本的に、各社共通の部品をも多く使うようになった現在のカメラ作製現場では、それらの部品をどうソフト的に制御するのかについてのソフト開発力が試されるんでしょうか?
以前、Nikonの方が、ファームウエアの開発はとても複雑だっておっしゃってましたね。