コロナ渦がカメラ市場を直撃
一方販売台数の縮小が最も大きかったのがデジタルビデオカメラで47.2%、次いでデジカメの49.9%。交換レンズが55.5%と続いた。いずれもカメラ関連市場で、半減の水準になった。もともとスマートフォン(スマホ)の台頭などで市場縮小の動きが止まらない状況だったところに、コロナ禍が直撃した。旅行ができず、外出もままならない状況の中、入学式や運動会といったイベントも軒並み中止やオンライン化に追い込まれ、カメラの出番が激減したためだ。
-BCN
コロナ渦で売れた製品、売れなくなった製品についてBCNが報告しています。記事では、コロナが蔓延する前の19年1月~5月と、21年1月~5月の販売台数を比較しています。詳細な解説などもありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
販売台数を調査した結果、やはり巣ごもり需要やテレワーク需要が高かったのでしょぅね。有機ELテレビや液晶ディスプレイ、無線LAN機器、ノートPCなどが売れたそうです。
テレビに関しては、今までテレビがなかったけど自宅でネット配信動画をみたいですとか、子供が一日中ゲームをしてテレビが見られないので新しく購入したとか、そんな人が結構多かったようですね。
無線LANやSSD、ヘッドセット、ノートPCなどはそのままテレワーク関連だと思われます。
カメラは贅沢品?
上記で引用していますが、売れなくなった商品のベストスリーは、ビデオカメラ、デジカメ、交換レンズだそうです。約半減という状況になってしまっています。やはりカメラは、旅行、子供の何かしらのイベントなどがあって売れるということが、これで鮮明になりました。コロナ渦で旅行も自粛、運動会など子供のイベントも次々と自粛されている状況ではカメラを購入しない人が増加するのも理解できます。
また最近はカメラの進化もある程度進み、少し古い前のカメラでも一般の人には十分にキレイな画像が撮影できますので、わざわざ新しいカメラに購入しようという人も少なくなっているようです。買い換え理由としてカメラが壊れたからという人が年々増えているのも理解できるところです。
そして、写真を撮影したいという人も、今はスマホがありますので、わざわざ撮影を目的としてカメラを購入する必要もなくなっています。むしろ、スマホカメラでもある程度十分だから、高価なカメラにお金を使う必要がないと考えている人も多いと思います。
可処分所得が少なくってきている現状では、贅沢なものを購入できなくなってきていて、生活していくのにどうしても必要というわけではないカメラにとっては厳しい状況が続きそうですね。
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コメント
コメント一覧 (1件)
まあそうなりますよね。
そもそもスマホの前もガラケーやコンデジでその前も写ルンですが一般の人が使うカメラだったわけで一種の一眼ブームが終わりそこにコロナ禍でダメージが大きくなったという感じでしょう。
コロナが収束に向かえば少しは回復すると思いますが10年くらい前の販売数に戻ることはもうないでしょうね。
そうなると店仕舞するメーカーが出てきてもおかしくなくどうなるか心配ですね。