シャオミがスマホに液体レンズを採用か?
中国のスマホメーカであるシャオミが、スマホに液体レンズを採用しているかのようなティザー広告を公開しています。具体的には以下のような動画になりますね。
動画をみると、カメラの前玉に液体レンズが採用されているようで、この前玉のレンズを構成する部品が上に稼働するとレンズ面がイメージセンサー側に吸い込まれ、まるで平面のガラス状だったものが、凹レンズのような形状に変化していることがわかります。
されにレンズ形状の変化により、センサーに照射する光が変化するようなイメージもあり、凹レンズ形状に変化すると、光がセンサーの中央に集中しているかのようなイメージになっていることがわかりますね。
技術的には、ラップ状のようなものの中に液体が入っていて、そのラップを上下させるとラップに液体に吸い付いて凹レンズ状になっているように見えます。容器にラップしてレンジでチンすると、ラップがヘコんで凹状になることがありますが、それと同じようなことになっているように見えますね。
従来と異なる液体レンズ?
これまでの液体レンズというと、説明がかなり難しいのでざっくりと記述すると、水溶液と油を入れたもの(レンズ)に、電圧を掛けることでフォーカスを合わせることができたり、焦点距離を変化させることができるという仕組みだった思うのですが、今回は物理的にレンズ全体を稼働させてレンズの曲率を変化させているように見えます。
わかりやすくするために、わざとそういう演出の動画になっているのか、それとも実際にそのような動きをするレンズなのかは、残念ながらわかりません。
ですが、もし液体レンズを採用するということであれば、これまではスマホのような薄い機器では不可能だったズームレンズを内蔵することが可能になるかもしれません。このようなレンズは温度管理が厳しく、大口径は無理と言われていますので、ミラーレスカメラなどへの応用というのは難しいかもしれませんが、確かにスマホだったら実用的になるかもしれません。
必要は発明の母といいますが、制限があるスマホのほうが様々な新技術が生まれる余地が高いということだけは言えそうに思えます。
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コメント
コメント一覧 (2件)
世界初でもなんでもないです。20年前からあった技術をスマホに載っただけ
どのようなスペックなのか、楽しみですね。どれぐらいの大きさのセンサーに使われ、実際の写りもどうなのか。しかし、何か1枚目だけを変化させているように見え、ならば1枚目だけレンズを変えることで普通のレンズでも2焦点化はできるよなあ、では、、、とかと思いましたが(昔、前群交換式もあったから可能か。。。。しかし1枚目とは限らず、また実際はもっと複雑なような。。。ど素人の戯れ言です)。