Vlogger(Video Blogger)向けカメラが売れている。自らのライフスタイルを動画で撮影しYouTubeなどで発信する、いわゆるVlogger。彼らをターゲットにして動画撮影に重きを置いた製品だ。小型で取り回しが良く、クリアな映像と音声の収録ができるのが特徴だ。口火を切ったのはソニーが6月に発売した「VLOGCAM ZV-1」。パナソニックも、8月に同様のコンセプトの「LUMIX G100」を発売した。
いずれのカメラも形状が静止画撮影用のカメラだが、主な用途は4Kを含む動画撮影を念頭に置いている。Vlogでは、動画を自撮りする機会が多い。背面液晶がバリアングルになっており、自撮りしながらでも撮影映像を確認できるのも大きな特徴だ。
(記事を一部引用しています)
(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/a8f64556bb3bd0503ca8ea3887417eb50fe81518
ビデオブロガー向けの商品が好調
BCNがビデオブロガー向けのカメラについて報告しています。画像はソニーのZV-1です。
記事によれば、ビデオブロガー向けの製品が好調なのだそうです。ZV-1は発売直後にデジカメの販売台数で2位、販売金額では1位を獲得したとしています。このところのスマホによるコンパクトデジタルカメラ市場が急激に縮小するなかで、久しぶりのヒット作となっているようですね。いろいろ考えたり市場調査したりした結果、ビデオブロガー向けのコンデジを発売すれば売れる可能性があると考えたのだと思います。
これまでレンズ交換式カメラやコンデジというと一般的には静止画を撮影する道具というイメージでした。ですが、EOS 7D、EOS 5D Mark IIが発売されたあたりから、一眼レフで動画を撮影するということが映像制作者に浸透していくことになります。
レンズ交換式カメラを利用すると、カメラが小型軽量であること、動画撮影の業務用カメラのような大がかりな設備や機材を用意しなくても、フルハイビジョンの画像が撮影できるということで、撮影時間を大幅に短縮できるようになり、この時期ぐらいから映像制作者が続々と一眼カメラを動画撮影に利用していくようになっていくのだそうです。
日本でも次第に高まる動画撮影需要
子供が将来なりたい職業のランキングでは、最近はYoutuberが上位にランクインするようになっています。そして、自分で動画を配信する人はかなり増えてきていますよね。
これまではWebカメラや、GoProなどのアクションカム、一般的なビデオカメラなどが利用されていましたが、最近では高画質化と、画角を買えることができるということで、差別化として一眼レフやミラーレスをカメラとして利用することが一般化しつつあります。
このような中で、動画撮影に適した一眼レフやミラーレスとレンズを揃えると、それなりにお金がかかりますが、ZV-1ではバリアングル液晶、標準ズームがあり小型軽量、しかも価格は比較的安価ということで動画撮影を目的とした人の入門機や、すでにミラーレスなどで撮影環境を整えている人のサブ機目的としての需要があったのだと思いますね。
記事でも今後のデジカメの差別化として、動画撮影市場に活路を見いだしているのだろうとしています。そこにいち早く目を付けた、ソニーとパナソニックはさすがという感じですが、ニコンやキヤノンはどう対応するのか気になりますね。
[template id=”4241″]
コメント