CIPA 2024年9月のデジカメ出荷統計を発表
CIPAが2024年9月のデジカメ出荷統計を発表しています。デジタルカメラの出荷状況はどのようになっているのか、この記事では詳しくお伝えします。
2023年と同等の出荷数
CIPAがデジタルカメラの出荷統計を発表しています。統計によれば、2024年9月の出荷は前年の2023年9月から0.9%減少ということになりましたが、ここ数年で最も多い出荷数となっており、デジタルカメラの出荷が好調であることがわかります。
2024年の出荷数量の予想については、2023年の11月と12月が急激な落ち込みを見せたため、2024年は低調なスタートになるのではないかと予想する企業もありました。しかし実際に年が明けてみると、前々年並みの出荷数量を維持しており、その後も前年並みの出荷数量が続いていて、2024年は比較的好調であることがわかります。このまま2023年のように急激に低下することがなければ、前年を上回る1年間になりそうです。
この2023年の落ち込みは何かしらの問題が発生していた可能性もあるのかもしれませんね。考えられるのは、2023年10月7日から始まったイスラエルとハマスの軍事衝突で、このときに別の武装集団がスエズ運河を通過する商船などが攻撃を受けたため南アフリカの喜望峰経由にルートを変更したため、物流が一時的に混乱した可能性も考えられるのかもしれません。
それではミラーレスカメラの出荷額をみてみます(上記のグラフは出荷数量です)。
地域 | 2024年9月出荷額 | 2023年9月前年比(%) |
全世界 | 63,538,986 | 92.2 |
日本 | 4,918,463 | 101.8 |
中国 | 19,709,303 | 82.8 |
欧州 | 12,956,932 | 87.2 |
米州 | 14,346,295 | 80.4 |
出荷数は前年同月とほぼ変わらないのに対し、出荷額については減っていることがわかりますね。やや安いカメラのほうが売れていたということになるのかもしれません。ただ、このあたりは為替の問題もありますので、実際には単純に前年とは比較ができないのかもしれません。
というわけで、出荷数ベースでは、今年はかなり好調に推移している様子がわかりますね。少なくとも以前のように、毎年毎年、前年を下回るという状況ではなくなりました。
(via)CIPA
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コメント
コメント一覧 (1件)
ミラーレスカメラは9月までの累計で402万台
残り3カ月45万台ペースにペースダウンしても135万台追加で537万台
昨年は482万台だったので昨年超えは確定で、500万台の大台に乗るのも確定的
もし537万台としても前年比11%増
一昨年2022年は407万台
2023年の対前年比は18%増
昨年程の伸びではないが二桁成長はキープ
昨年は対前年比75万台増えたが、537万台と仮定しても55万台増
もしコレを45万台から50万台に増やすと552万台になり対前年比は14%増、70万台増
実際には135〜150万台の間で推移すると予想
レフ機の9月までの累計は70万台
9月は8.4万台
残り3ヶ月合計20万台で年間合計90万台
コレをミラーレスに足すと627〜642万台になる
昨年は600万台だったので、レンズ交換式カメラと見ても4〜7%の成長は見込まれる
来年はミラーレスカメラだけで600万台達成するか見ものかな
来年レフ機は大手2社が最後になると予想
その代わり、ミラーレスカメラを50万台は増やさないとレンズ交換式全体で見ると今年かなり伸ばした反動でマイナスになる可能性も否定し切れない
ミラーレスだけで見れば成長産業だが、レンズ交換式で見ると一旦踊り場になるリスクもある
キヤノンは辞める時はスパッと辞める
生産ライン見直しをしないと稼働率下がるのを嫌がるだろうし
ニコンはキャッシュバック連発して在庫をはけさせたい意図はよく見える
ニコンこそ中期経営計画の最終年度なので、もしかしたら先に出荷停止になる可能性もあるかな
来年一気に半分になる可能性は十分あるし、再来年は1/30になる可能性もある
つまりPENTAXしか出荷しなくなる
PENTAXはせいぜい3万台程度だろうから
どちらにしても、OMDSとパナソニックはMFTの新作出して伸びる可能性もあるし、ソニーがどんなα6400の後継機出すかは注目していきたい