2023年9月のデジカメ出荷数量発表
CIPAが2023年9月のデジカメ出荷数量を発表しています。出荷数量はどのようになっているのでしょうか?
CIPAが2023年9月のデジカメ出荷数量を発表しています。
上記はレンズ交換式デジタルカメラの出荷数量グラフになります(画像タップで拡大します)。2023年はオレンジ色になっているわけですが、2023年9月はグラフが急上昇し、8月より大幅に増えていることがわかります。また、前年、前々年を上回っており、デジカメの需要がかなり回復してきているように感じますね。本当にデジカメ市場は底を打ったのでしょうか?
ただし、これは日本以外のアジア市場が好調なだけで、日本向けでは残念ながらそれほど出荷数量は増えていません。このあたりちょっとまとめてみましょう。
- レンズ交換式出荷数量前年同月比
- 日本 105.2%
- 中国 138.4%
- 日本、中国以外のアジア 133.8%
- 欧州 99.1%
- アメリカ 107.5%
このように前年同月比(2022年9月との比較)では、日本は5.2%増と微増です。アメリカは7.5%増とこちらも微増という感じでしょうか。欧州では現状維持という状況でやや減っています。
しかし、中国とアジア(日本と中国以外のアジア)は絶好調で30%以上も出荷数量が向上していることがわかります。このことから、日本、アメリカでもやや増えていることは確かですが、全体的に出荷数量を押し上げているのは中国やアジアであるということになりますね。特に中国の購買力はものすごいです。
このアジアと中国でレンズ交換式が爆発的に売れているのは何が理由なのでしょうね?気になります。前から中国やアジアは強かったですが、そのうち彼らの要求を多く取り入れたカメラが開発されていくかもしれませんね。
さらに、いま富士フイルムのチェキブームでアイドルが大ピンチになっていることについて「チェキブームは本物!? フィルム入手困難に そしてアイドルがピンチ・・・」にて詳しくお伝え。
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(記事元)https://www.cipa.jp/j/stats/dc.html
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コメント
コメント一覧 (2件)
計算間違いしていたらごめんなさいですが、1-9月の累計でミラーレスに限ると、米欧州約156万台、アジア(日本、中国、他アジア)約182万台と差をつけていますね。レンズ交換型の分類では、米欧州は一眼レフを買うからより拮抗すると思いますが、新開発されるのはミラーレスなので、すでにメーカーはアジア重視を進めて開発していてもおかしくないですね。だからといってシャッターダイヤル系の操作体系は嫌なのですが、もう少しデザインは色々あってほしいところです。特にソニーとニコンは個人的にはどうにかしてほしい派なのですがデザインを変えそうになく無理そうなので、他メーカーには種々試してほしいです。
「日本、中国以外のアジア」にはインドも入っていると思いますが、
YouTube を見ているとインドのニコンユーザーが増えているのを感じます。